人に必要なものはコミュニケーション能力です。これは日本だけの法則ではなくて世界共通の法則です。コミュニケーションが図れる人は人脈を広げることができますし、情報を取ることができます。ビジネスも日常生活においてもコミュニケーション能力はとても大切で、自分が積極的に相手に言葉を伝えることをしたいものです。
人が一人では生きていけないのは、一人でいると情報が入らないからです。情報が入らなければ社会との接点がないということなので、人と関る社会生活が成り立たないのです。自分中心の人を誰も相手にしてくれません。自分の主張ばかりする人を相手にする暇な人はいません。
中々自分の思い通りにならないのが社会ですから、現状が自分の思う通りのものでないと動かないのは単なる我侭です。自分の思う環境が整っている場面はあり得ないことですし、誰もあなたの思う通りの場面を作ってくれることはありません。条件が整ってからでないと行動しないようでは、自己実現はできません。条件を整えたければ、条件が整っていない場面において自分で環境を変えるべきです。行動しないで自分の思うことだけを述べていても誰も話を聞いてくれないのです。きっと「そんなことを話している暇があれば自分でやってみたら」と告げられるだけです。
社会で立つ位置がない人であればなお更、自分で自分が活躍できる場面を作り出すことが必要です。特別な能力がある人は別として、社会はあなたの登場する場面を整えてくれるほど甘くはないのです。
仮に自分から特別な場面を作りたいと思うなら、日常のコミュニケーションを自分から取る行動を起こすことです。自分から挨拶をすること。みんなでやるべきことがあれば自分から動くこと。人に親切にしてもらった場合は「ありがとう」と感謝の言葉を伝えること。こうした自分から率先した言動をすることで他人とのコミュニケーションが成り立って行きます。
人に親切にしない人、自分から挨拶をしない人、人任せて自分から行動しない人がいるとすれば、そんな人とコミュニケーションを取りたいと思う人は少ないのです。
挨拶をする、感謝の気持ちを持つ、自分が間違った場合は謝れること。これらの言動が、社会で生きていくために必要な最低限のコミュニケーション能力です。簡単なことばかりですから毎日の生活の中で実践することです。もし実践しないでいれば、近く確実な未来が訪れます。友人が去り、周囲からは人が離れていくこという場面です。出会ったら自分から挨拶をすること、廊下ですれ違う時は自分から話しかけること、そんな些細なことがとても大事なのです。
人は難しい顔をしている人よりも、笑顔でいる人のところに集まってきます。人は楽しい話題を持っている人のところに集まってきます。人は話を聞いてくれる人とのところに集まります。明るく、コミュニケーションが取れ、親切な人のところに人は集まるので、たくさんの情報や仕事が集まるのです。人の行き交うところに情報が集まり、仕事もやってきます。人の集まらないところに情報は入ってきませんから仕事にもなりません。
社会におけるコミュニケーションの大切さを学ぶ時間となりました。
ところで人と話をしている時、大切な話になった時はメモを取るべきです。その時は覚えていても、次の行動に移った瞬間に、どんな良い話があったとしても忘れてしまいます。メモを取る人は能力の高い人だと思いますし約束を忘れないで守る人です。メモを取らないで仕事ができる人はいませんし、話の内容を忘れずにいる人もいません。メモを取っているかいないかで、その人を見ることができます。メモを取らない人に何度同じことを言っても身に付きません。