活動報告・レポート
2014年4月30日(水)
紀淡海峡大橋
紀淡海峡大橋

和歌山県の産品を作り出してくれている和菓子製造元があります。和歌山市に由来のある製品を作っているので県外に行く時にお土産として利用しています。お店を訪問した時、ご主人さんと懇談する時間がありました。

最初は景気に関しての話が始まりました。経済指標は改善されていますが、和歌山市内の実感としては、消費が増えるまでには至っていないようです。大企業が少ないことから給与が増えている会社が少ないため、景気回復に至るまでには公共事業の効果が浸透することが必要です。紀の国わかやま国体開催に向けて公共事業が進められていますから、効果が出てくるまでもう少しの時間が必要だと思います。このように和歌山県は大きな目標に向かっているので、公共事業と気持ちの中で景気回復への期待があり現実のモノになると感じています。

続いて公共事業の中の道路に関しての話へと発展しました。京奈和自動車道と第二阪和国道は平成27年度に開通する見込みとなっています。工事は順調に推移していることから、平成27年度の紀の国わかやま国体開催に間に合うことになっています。また和歌山県内の高速道路は、平成27年度には現在の南紀田辺インターチェンジからすさみインターチェンジまで開通する見込みとなっています。将来の紀伊半島一周高速道路に向かって事業化が進んでいます。

そして紀淡海峡大橋です。現在関西圏と四国圏が一緒になって事業化を希望する声を国に対し上げているところです。紀淡海峡大橋と四国新幹線を併せて国に要望をしています。「実現の可能性はあるのですか」という質問がありましたが、それに対しては「可能性はないことはないです」という答えになります。平成26年4月の時点で実現するとは言い切れないけれども、実現しないとも言えません。実現させる方向に向かって関西と四国で盛り上げていこうとしているので、具体的事業の構想を持って国に働き掛けているところです。ですから実現の可能性はないことはないという段階です。

紀淡海峡大橋が完成して第二国土軸が完成すれば、和歌山県の物流と観光で飛躍的な伸びが期待でき経済効果が生まれます。新しい産業や施設が誕生することから雇用も生まれ、県土発展につながる事業です。紀淡海峡大橋単独ではなく四国新幹線の実現と併せて要望をしているので、今よりも可能性を高められるように働き掛けたいと考えています。

そしてプレミア和歌山への期待を聞かせてもらいました。かつての和歌山県の特産品は認定された商品が多過ぎたため、県としてどの商品を優れた産品として県外に売り込むのか不明確でした。そこで県特産品をリセットして、新たに厳選した商品を選定し直しました。それがプレミア和歌山ですから、和歌山県として全国に売り出そうと力を入れています。特に首都圏での商談会や展示会で情報を発信しているので、和歌山県ブランドとして全国の市場に入り込みたいと考えています。需要を創造していく政策が県の役割で、それが実現できたらそれに見合った供給体制を整えられるので雇用にもつながります。プレミア和歌山の商品に期待しています。

お見舞い

手術を終えて入院中のOさんを訪ねました。今月21日に手術を終えたばかりですが、その翌日から歩くことを勧められているようです。その理由は一日寝ていると筋力が3パーセント落ちるからです。つまり三日ベッドで寝ていると9パーセントも筋力が落ちることになるので歩くことに疲れを感じてしまうことになるのです。歩くことをしんどいと思うと回復は遅くなりますから、手術の翌日からリハビリに入っているのです。

体力的には大変ですが、早く日常生活に復帰するために必要な措置です。今日も点滴を受けているのですが横にならずに座って迎えてくれました。体力的に辛そうに思いますが、この方が良いのです。5月中旬まで入院をする予定で、回復した後に現在就任している公職に戻って欲しいと思います。入院中は会長不在となりますが、その間を任された役員皆さんが役員会議や行事を運営しています。しっかとした組織を築いている会長の凄さを感じながら病室を後にしました。早い回復を心からお祈りしています。