活動報告・レポート
2014年4月2日(水)
ライオンズクラブ勉強会
都市再生

和歌山市中心市街地の再生について意見交換を行いました。具体的な計画に基づいて定住と交流を目指す取り組みです。和歌山駅前の再開発という和歌山市中心市街地再生の取り組みは大きな課題で、民間事業者の取り組みを地方自治体が支援する形で進めるべきです。活性化につなげられる民間事業者の事業計画をスムーズに進展できるような調整、法解釈、国に求める支援方法などを担ってくれる地方自治体であって欲しいと思います。順調に推移することを期待して後方支援をしているところです。

大きな事業計画になると計画から着工、竣工まで数年を要しますから、今の話し合いが現実のものになるのはまだ先のことです。それでも今、話し合っている計画が数年後になると結果として現れてくれます。いま何もしなければ、数年後に現実になることはありません。そう思うと現実に存在している風景は、数年前、数十年前に事業計画を立て事業化を図ってくれた人達がいたからここにあるのです。都市は過去からの延長線上にあります。今の話し合いが将来の果実となるようにしっかりと取り組みたいと考えています。

ライオンズクラブ勉強会
ライオンズクラブ勉強会

社会貢献しているライオンズクラブの歴史を知り、活動の意義について学ぶ機会をいただきました。講師はYさんで、約1時間、しっかりと要点を整理して講義してくれました。

100年も続いてきた歴史を知ることで誇りを持つことができますし、この誇りを現役の私達が受け取って、次の世代につなげる必要性を感じます。何事も同じことですが、途切れてしまうと歴史は遮断され語り継がれなくなります。そして続いているものは時代や環境の変化に応じて組織体を変化させていることを知りました。時代が変わっても不変でいることは衰退であり消滅です。会社の寿命は50年とも言われますし、事実わが国で100年も続いている会社は多くはありません。現在存在している会社が50年後、100年後も存続しているかどうかは分かりません。一流企業の経営者がインタビューに応じて話していた記事があります。「一流であっても100年後にはなくなっているかも知れない。現在存在している会社の多くは100年後には消えてなくなっているだろう」というものでした。アップルであってもマイクロソフトであっても、100年後も輝いていると断言できる人はいないと思います。

そんな厳しい社会環境の中、平成26年度に設立から100周年を向かえるのがライオンズクラブです。厳しい社会を100年間生き抜いてきた組織なのです。その生き抜いてきた理由は、社会の環境変化に適応してきたからだと伝えてくれました。過去のライオンズクラブのリーダー達は伝統を守りながらも変化に対応してきたのです。それはライオンズクラブ国際協会の規約が一年毎に見直しされていることから分かります。講義では、事例を挙げて10年前の規約と現在の規約を比較してくれました。同じように思っていても内容は変わっていることを知りました。

規約のスタイルや冊子の厚さは変わらないように思いますが、環境変化応じて内容を変えてきた歴史があります。これが100年続いてきた秘密であり、これからも変化を恐れない姿勢を示すものです。

慣れ親しんだものを変えることはリーダーの勇気と会員の賛同が必要です。強いリーダーシップと協調性がライオンズクラブを支え、これからも変化し続けています。

そして和歌山市で活動しているライオンズクラブもその歴史と誇りを持って活動しています。クラブ例会で報告させてもらいましたが、今月はアースデーとして地球を守り地域に貢献するための植樹イベントと、子どものための防災用品の寄贈を計画中です。

また和歌山ゴールドライオンズクラブの新年度の役員体制も決定しました。また新しい歴史の一頁を刻むことになります。

その他
  • ひまわりバンクプロジェクトについて検討していること。東北被災地と協働した計画を話し合っています。被災地で育ったひまわりを和歌山県でも咲かせたいと考えています。
  • ユニバーサルの考え方に基づいた県外からのお客さんをお迎えすることについて話し合いました。紀の国わかやま国体や紀の国わかやま大会ではユニバーサルトラベルやユニバーサルデザインの考え方と受け入れは不可欠です。進捗状況は分からないので途中経過を確認したいと考えています。