和歌山バイオサイエンス連絡協議会の平成25年度会計監査を行いました。5月に総会を開催する予定なので、総会に先立って会計監査を行いました。書類と会計帳票を確認した結果、全て適正に処理されていると認め会計監査を終えました。
平成26年度の活動にも期待しています。
和歌山県内の再生可能エネルギーの現状について意見交換を行いました。現在、年度末の申し込みが殺到している状況です。この施策の問題は、申し込みをしたのに着手しない事業者がいることです。申し込みをしたけれど電力会社に支払う負担金の支払いをしないで事業を進めないことや、申請だけして権利譲渡を検討している人がいることが問題です。地球環境保全やエネルギーの多様化の目的から逸脱した事業はいただけません。
一方、既に事業に着手している事業者もいますから、目的に沿った事業展開をして欲しいところです。
来月に事業を開始する老犬ホームの準備状況を聞かせてもらいました。年老いた犬を預かる施設の準備が進められています。全国ではあるものの、和歌山市では初めての事業になると思います。年老いたペットが何かの事情で一緒に暮らせない場合、老犬ホームが役に立ってくれます。和歌山市に登場する新しい事業を楽しみに期待しています。
午後7時30分から9時30分まで県議会報告会を開催しました。今回は平成26年2月定例会での一般質問について説明しました。平成26年度の当初予算案は先月の県議会報告会で説明しているため、自分の一般質問について絞り込んで説明しました。
今日、取り上げた項目は、都市空間の再構築戦略について、海洋再生エネルギーの取り組みについての二項目です。
和歌山市の中心市街地の再開発に向けた取り組みについて話をしました。恣意的に中心市街地に居住や交流を求めるものではありませんが、インフラ整備の整っているふたつの鉄道の駅を中心とした地域に居住と交流機会を持つ戦略は正しい方向を向いていると考えています。高齢社会においては利便性の高い地域に暮らすことは快適な生活につながります。歩いて移動できる距離の範囲にスーパーや病院、駅などがあることは快適性を高めてくれます。自動車の運転ができなくなった場合、公共交通機関の利便性が高い場所に住むことは利に叶っています。
町が従来の区域よりも外に膨らむと、維持する行政コストが嵩みます。道路建設や下水道、水道の敷設などの初期投資と共に将来の維持コストも見積もる必要があります。税収か減少していくのに対して、インフラ維持費用が増加することは市を今の状態で維持できないことになります。駅周辺に居住することを強要するものではありませんが、今まで和歌山市において駅前で生活するという選択肢に欠けていました。ターミナル駅までは自動車や自転車などで移動して、そこから鉄道を利用するという生活スタイルが一般的で、居住場所からターミナル駅まで徒歩数分という住環境は乏しい現実がありました。
中心市街地に居住空間を創造するということは、今までになかった生活スタイルの提案ができることになります。和歌山市で生活にするに際しての選択肢が増える施策は歓迎すべきものです。そのため、中心市街地再生に向けた取り組みを推進する立場を取りたいと考えています。
また和歌山南スマートインターチェンジの都市計画の見直しについては、現在、市街化調整区域になっている地域を市街化区域に変更することで活性化を図ることが必要だと考えています。しかし市街化区域の総量が決っているため、新たにこのスマートインターチェンジ付近の用途地域変更をすることは困難です。基本は、他の市街化区域を市街化調整区域に用途地域変更を行い、その減少した分をこの地域に充てる必要があるからです。
和歌山南スマートインターチェンジ開通予定は平成30年度なので、それまで時間を掛けて引き続き課題として検討したいと考えています。
もうひとつのテーマは、和歌山県における海洋再生可能エネルギーの取り組みです。串本沖で計画を申請しているところですが、この計画が進展すれば海洋エネルギーを利用できるエネルギーに変換できるので、和歌山県のエネルギー創出につながります。地域の経済効果や雇用創出にもつながるので是非とも取り組みたい課題です。10年先のエネルギー創出の可能性を持っているのが海流発電とメタンハイドレードです。和歌山県にエネルギー産業を創出することができれば、将来の経済効果も雇用創出も明るいものになります。
以上のような説明を行いました。皆さんから「楽しく学べています」、「楽しくて役立つ内容なので毎回楽しみにしています」などの意見を聞かせてもらいました。次回につながる大きな動機付けになります。
報告会終了後に質問と要望として津波対策、主要道路の信号の取り扱いについてがありました。次回に向けて対応する予定です。