いよいよ伊勢神宮の視察に出掛けました。月曜日でしたが、とても車と人がいっぱいで、少し離れた駐車場に車を置いて伊勢神宮まで歩きました。遷宮を終えたはかりの内宮は、まだ素材の木が新しい鳥居と神殿があり、新鮮な気持ちがしました。風雪に耐えてきた鳥居や神殿も良いのですが、これから歴史を刻もうとする鳥居や神殿はまっさらで気持ちが良いのです。人は過ぎ去った歴史も素敵に思いますが、これから始まる未来にも大いに期待するものです。むしろ期待の方が振り返りよりも素敵な気持ちになれると思います。
まっさらな内宮の前に立つと、これからの20年がどんな形で訪れるのか、神様と対話できるような感覚がありました。
遷宮後の内宮を見ると、伊勢神宮は特別な場所であるという感覚がありました。信仰心の強い人であれば一年に何度も参拝していると思いますが、私が伊勢神宮を訪れるのは数年に一度です。これでは頻度が少ないと思っていますし、外宮から内宮という順路を辿らなければならないと思っています。
森と共に共存している神宮を有する日本国は、世界の中でも特別な国であるという感覚になります。かつては文明に必要なエネルギーは森林でした。森林がある場所が栄え、森林を食いつぶしてしまうと、その場所から文明が途絶えるという歴史を繰り返してきました。西洋やそれ以前の文明の地が衰退してしまったのはそのためです。
しかし日本は森林が残っています。今ではエネルギー源は森林ではなく化石燃料に変わっていますから、森林がなくなる恐れは遠退いています。日本には全国的に森林が残り、各地に神宮があることは森林に神が宿るという信仰を生み出していると思います。
エネルギーの観点から見ると、日本の文明は西欧やかつての文明国よりも遅かったことから、エネルギーとして森林を伐採する期間が短かったこともあります。そのため現在も森林が残り、自然信仰も続いていると思います。本当に奇跡のような美しい国だと思います。伊勢神宮が、新しい生命を吹き込まれて蘇えったことは嬉しいことです。
これからも日本人を呼び込む力の源になってくれると思います。誇り高き日本人であることを感じた参拝となりました。
大相撲春場所を終えた翌日、尾上親方と幕内力士の里山関が和歌山市に来てくれました。本日、尾上部屋和歌山後援会を発足させたためです。親方や大相撲の力士には華があります。尾上部屋の後援会が和歌山市に誕生したことを嬉しく思いますし、発足式典に招待してくれたことにも感謝しています。
そして式典で挨拶の機会をいただきました。主旨は以下の通りです。
こんばんは。話題の多かった大相撲春場所が昨日終わりました。新横綱の誕生や遠藤関への期待などで盛り上がりましたが、その中、和歌山市まで尾上親方と里山関が本場所の翌日に来てくれたことは嬉しいことです。
さて本日、伊勢神宮に参拝して帰ってきました。伊勢では伊勢場所という幟が立ち並んでいました。本場所に続いて地方巡業として大相撲が伊勢市に訪れることだと思いますが、幟が並ぶ光景は地域に明るさをもたらし、華やかな雰囲気にしてくれます。そんな伊勢市を羨ましいと思っていましたが、和歌山市に尾上親方と里山関が来てくれたことで、和歌山市がとても華やかになっています。そしてここに尾上部屋和歌山後援会が発足したことを心から歓迎したいと思います。
もとより、和歌山県は相撲が活発です。国体での優勝を目指して相撲も力を入れていますし、本日は日本大学つながりで尾上親方が和歌山市に来てくれたと思いますが、日大ともご縁のある地域が和歌山市です。是非とも、和歌山市から尾上部屋を応援し支えたいと思います。そして里山関には来場所は今場所と逆の成績を残し、幕内に返り咲いてくれることを期待しています。今場所千秋楽の取り組みでの気迫は来場所につながるものだと今から楽しみにしています。
尾上部屋の発展と里山関の活躍、そして皆様のご健勝を心からお祈りしています。
和歌山市を拠点として活動しているプロサッカーチームのアルテリーヴォ和歌山を応援する会に出席しました。和歌山県からJリーグを目指して試合を続けているチームがあることは嬉しいことですし、きっとJリーグに届くと信じています。サポーターの応援がチームの力になります。
昨日の浦和レッズの無観客試合の映像を見ましたが、サポーターのない試合は盛り上がりも迫力も欠けます。やはりサポーターや観客がいることでプロスポーツは地域のものになりますし盛り上がりを見せてくれます。和歌山市を拠点に活動しているプロサッカーチームを応援して地域振興を図りたいものです。選手の皆さん、サポーターの皆さんの力に期待しています。