本日午前11時から一般質問に立たせてもらいました。本会議で議場に立たせてもらえることは嬉しいことであり、いつも新鮮な気持ちに帰らせてくれます。昨日も、午後12時頃まで質問原稿を修正しました。それは浅井建設グループ会長から聞いた都市づくりの考え方や意見を取り入れたからです。都市づくりには長い年月に晒されても衰えない熱意が必要ですし、屈しない強い心、そして継続した資金調達力、つまり信用が必要となります。 ふじと台という都市が形成されている現場がここにあり、和歌山市中心市街地の再生を目指すヒントがたくさんあります。
誰が計画の実施主体か分からないことや莫大な資金調達をどうするのかなど、具体的に進めるために必要なことが不明確な状態で都市計画が進むことはありません。せめて和歌山県や和歌山市が都市計画を支持する意思表示をすることで、県内外に信用の供与をしてることを発信する必要があると思います。事業者が見えないし、和歌山県や和歌山市も支持しているかどうか分からない都市計画であるなら、報告書作成で役割を終えることになります。そうならないためにも事業主体となれる人を呼び込める体制を整えたいと思っています。
都市計画を含めて、今回は二点について一般質問を行い、この問題に関して議論を深めました。改めて以下に質問項目を記し、議事がまとまり次第、ホームページアップすることにします。
- 都市空間の再構築戦略について
(1)和歌山市の都市再生の推進、実現に向けての来年度新政策の取り組みと、和歌山市が策定した「まちなか再生計画」との関連について
(2)JR和歌山駅前の再開発に係る支援制度と南海和歌山市駅前の活性化に向けた取り組みについて
(3)和歌山南スマートインターチェンジ付近の都市計画の見直しについて - 海洋再生可能エネルギーについて
(1)和歌山県における海流発電の可能性について
(2)今後の課題と実用化までのタイムスケジュールについて
以上です。都市再生を実現させるためには、具体的な計画と具体的な行動が必須条件です。具体的行動なくして、何も実現することはできません。何もしなければ現在の人には気づかれないかも知れませんが、50年後の人に笑われることになります。後世の人に、あの時代の和歌山県当局や議員はよく議論を交わし、それを実現するために具体的な行動していたと評価してもらえるような活動をしたいと改めて思っています。
一般質問を終えると、議会定例会において大きな役割を終えたような気持ちになります。勿論、気を緩めるという意味ではなく、引き続き審議に時間を費やすのですが、自分が現場に赴き調査してきたことを伝え、議論ができたことで達成感はあります。
傍聴に来ていただいた皆さん、そしインターネット中継で見てくれた皆さん、議会終了後に早速、電話やメールをしてくれた皆さんに深く感謝しています。
最後に、インターネット中継を見てくれたふたりの方の意見を紹介します。
「議会中継を見ました。とても良かったですよ。片桐さんの質問、数字を挙げたり、ご自身の見聞きしたことを具体的でユーモアを交えたお話で、とても良く分かりました」。
「海洋発電という発電システムがあるとこを初めて知りました。和歌山県の海洋資源を活かせるものだと思うので期待しています。わが国に活用していなかった資源であり、和歌山県にとっても産業化が図れる機会となります。これまでにない取り組みは大きな実行力が必要だと思いますが、是非ともやり遂げて欲しいと思います」。
インターネットで最初から最後まで見てくれたこと、そして中継を終えた直後に意見をいただいたことに深く感謝しています。
フロリダ州から和歌山市までお客さんが来てくれました。平成27年度は和歌山県とフロリダ州がパートナーシップの締結をしてから20周年を迎えることになります。もっと交流機会を増やしたいと思いますし、中でもフロリダ州との人の交流は和歌山県にとって大事なことになると思っています。観光交流や産業振興などの面でフロリダ州と友好関係を高めることは和歌山県にとって大きなプラスです。
平成27年度には和歌山県とフロリダ州の友好提携20周年を迎えます。これからの活発な交流、特に経済交流を含めて意見交換を行いました。今日の懇談の機会を次のステップにつなげたいと考えています。