活動報告・レポート
2014年2月26日(水)
情報把握
情報把握

情報は低いところに集まる、そんな話を交わしました。自分が戦い場所にいると情報は集まりません、低い場所に立つと情報は集まってきます。情報は人が運んでくれるので、プライドを高くしていると人は集まらないので情報も入手できないということです。また偉そうにしていたり、相手から来るべきだと思っていても人は集まりません。自分から人の中に入り込むことで情報を得られるのです。

また打ち合わせの場所に、少し早い目に行くことで得られる情報もあるということです。カフェに行くのであれば、少し早く行くとお店の人と話ができることもあります。人が交流する場所に情報は集まっていますから、貴重な情報を得られることがあります。取るに足らない噂話もありますが、直接本人から得られる情報もあります。情報は人伝いに聞くと、主観がありフィルターに掛けられていることが大半なので正しいものではありません。直接本人に確かめることが最も信頼ができるものです。

ある案件についての話をしたのですが、人伝いに聞いていた内容と微妙に違っていました。人は自分に都合の悪いことは言わないで、都合の良いことだけを言う習性があります。自分が正しくて相手が悪いという話があれば、相手側の意見を聞いてその案件についての判断をする必要があります。多くの場合100対0で正しいということはなく、99対1、場合によっては1対99の時もあります。聞いた話と全く逆であったという事例も少なくありません。例えば、「自分が正しいのに相手が主張を聞いてもらえなかった」という話があったとします。途中経過を含め結論付けまで聞いた時は、「なるほど」と思ったとします。情報を集めたり現場を確認したり、相手の立場に近い人からの当時の話を聞くと、そうではないこともあるのです。途中経過で不都合なことは隠していることがあります。

知りえた情報を基にそのことを本人に確認すると、「忘れていました」だとか「それほど大事なことではないと思っていました」などの回答があります。ところがその部分が核心であることもあります。その核心の部分があるのとないのとでは、結論が全く逆になることもあるのです。

人は自分を正当化するものであると認識しておくことで、客観的に話を聞くことができます。

打ち合わせ

一般質問の打ち合わせを行いました。今回は、都市再開発と入札制度に関する質問の主旨と構成について議論しました。和歌山市にとって中心市街地の再開発は重要な課題です。コンパクトシティを目指すとすれば、郊外に広がらないように人が集まるような施設が必要です。限られた面積なので大型商業施設の誘致は難しいところですが、建物のリノベーションを図り再生につながるような取り組みにしたいと考えています。

ところで計画を実現させるために最も必要なことは資金調達です。アイデアや計画などは比較的まとめやすいものですが、それを実現させるためには資金が必要となります。しかしそう簡単に資金は調達できません。金融機関や投資家などが投資する限りは、利潤を求めます。まちづくりに理解のある人であっても、返してもらわなくて良いからと提供してくれることはありません。まちづくりの主旨を理解してくれても、出資となれば別物です。投資家と慈善家は違いますから、投資した分をどう回収するのか、空論ではなくて具体的な数字で説明することが必要です。

まちづくりは資料作成して完成が見えるような簡単なものではなくて、資金提供者の存在が不可欠です。近年、衰退している和歌山市中心市街地内に立地したビルや施設は全て民間の物件です。行政の支援があるものの、建設に関しての投資は主体となる民間が出資しています。出資する人がいるので行政は支援できるのであって、事業主体なくして行政の支援はあり得ません。行政が計画を策定するのだから、行政がまちづくりの主体となるべきだという話にはならないのです。まちづくりは出資者を見つけること、出資者を説得することが難しいことなのです。

また入札制度に関しても質問の主旨を整理しています。明日も引き続いて打ち合わせを行い来週の一般質問に向かいます。