活動報告・レポート
2014年2月25日(火)
通告内容打ち合わせ
通告内容打ち合わせ

一般質問の通告に関して調整をしました。今日現在、通告を考えているのは、都市空間の再構築戦略についてと、入札制度についての二項目です。質問内容はこれから仕上げていく予定です。ただ、これからのすり合わせの中で変更することがあります。

都市計画は市町村の役割ですが、和歌山県が調査していくことが新政策で掲げられています。市町村の都市計画との関係や見直しにおいての役割分担、そして協調度合いなど確認したいと考えています。

また和歌山県の入札制度は知事の肝煎りの改革であり生命線とも言えるものです。談合や不正のない制度として運用することや、疑惑のもたれないようなしくみを維持することなどについて議論を交わしたいと考えています。

併せて、通告内容に関して関係する皆さんとの話し合いや調査も行いました。

工事単価

材料費の高騰が続いていることを資料に基づいて教えてくれました。昨年の夏頃から鉄骨やコンクリートなどの材料費が高騰していることから、土木や建設現場を請け負っている事業者の経費が増え続けています。またトラックが手配できないことや、トラックの単価が高騰していることから現場作業が大変な状況になっていることも話してくれました。

この他にも燃料費も高くなっているので、昨年の早い段階で仕事を請け負っている仕事の単価が厳しくなっています。

今後の見通しとして2020年の東京オリンピックの年まで材料費や技術者の人件費などは上昇すると業界では予測しているので、今年以降の地方都市の仕事は材料を揃えることや機器の調達が厳しいことから、納期の問題にも影響がありそうです。

ただ入札に関しては依然として価格の下げ状況の局面にあり、仕事はあっても請負金額はそれほど上昇していないことから、経営環境は改善していないため人件費に反映できていないことも話してくれました。

東京一極集中が進展し、地方都市の仕事が進み難くなることやコストが合わない事態も予測しているようです。工事単価の高い東京に人も機材も行ってしまうと、地方都市の仕事環境は厳しくなります。

地方都市における土木や建設工事についての課題として認識しておきます。

防災対策

子どもの防災製品について協議を行いました。地震が発生した時に、体操服入れのバッグを被ると頭巾になり頭を守れるという製品です。バッグの底には硬い素材を敷いているので頭を保護できるというものです。今回、メーカーの協力を得て二箇所の市に寄贈することになりました。

どちらも当該市を通じて公立保育園に配布することにしています。東日本大震災で津波被害を受けた市は感謝してくれていて、市の徽章を印字した後に配布することにしています。自社製品を災害防止につなげて欲しいと願って寄贈をしてくれるメーカーに感謝していますし、打ち合わせに来てくれた社長に感謝しています。

中国のエネルギー事情

巨大な人口を抱え、現在も経済成長を遂げている中国のエネルギー事情について話を伺いました。人口増加に伴うエネルギー需要は増え続けています。経済成長、人が文化的な生活をするためにはエネルギーの供給が伴う必要があります。エネルギーなくして国の発展も経済成長もあり得ません。ですから経済成長とエネルギー需要は相関関係にあります。

経済成長を遂げているのにエネルギー需要は伸びないことや、エネルギー需要が伸びているのに経済は発展していないということはあり得ないのです。

経済成長を望むのであれば、それに呼応するエネルギーの確保は絶対です。中国は経済成長と人口増加によるエネルギー需要は増大していることから、大都市を中心として大気汚染が政府レベルの大きな問題になっています。中国のエネルギー源は化石燃料が中心ですから、どうしても大気汚染や環境への影響を及ぼしています。

そこで化石燃料の中でもクリーンな資源や代替エネルギーへの転換を進めようとしています。そこで問題があります。資源の確保ができたとしても、それを活用するための技術を持ち合わせていないのです。その技術力をどう確保するかが課題となっているのです。

技術の確保や人材の育成について協議を行いました。