活動報告・レポート
2014年2月24日(月)
早朝ミーティング
早朝ミーティング

早朝から曽我弘さんと懇談する時間を取っていただきました。東京から和歌山市に入り、今日戻ることから時間の確保が難しかったのですが、宿泊しているホテルで朝食を取りながら懇談の時間をとっていただきました。曽我さんは新日鐵に勤めていましたが、その後、シリコンバレーで起業した経験を持っています。シリコンバレーで興した会社をアップル社に売却して、現在は東京に戻っています。現在は起業を目指す人に対しての指導や指導を行っています。

世界の市場で日本というブランド力は低下しているそうです。中でもアジアの国では、韓国製品や中国製品が市場を席巻していることから日本製品の出る幕がないようです。それらの国での評価は、「日本の製品は二流」という意識があると聞きました。それはこれらの国の人々は日本製品を使用していないからです。使用していない理由は市場に出ていないからなので、日本製品は店頭に並ばない二流品と思っているということです。世界の市場は日本を除いても回っているという現実を見なければならないようです。

日本は自分の技術は世界一だと思っていますが、もはやそうではありません。埋もれた技術は持っているかも知れませんが、買ってもらえる技術でなければ価値はありません。開発途上国の人にとって必要以上の機能は不必要で、最低限の機能があり価格が安い方を望んでいるのです。そんなマーケティングができていないことから日本製品は市場に並ばないようです。

また起業家がベンチャーキャピタルから投資を受けられる確率は100社に1社だと伺いました。投資家の審査は厳しいので、優れたアイデアがあっても簡単に投資してくれません。どうやって市場に売り出すのかという出口を持っていなければ投資対象にはならないのです。ベンチャーキャピタルを訪問すると、「何故、あなたに投資しないのか」という問題点の指摘を受けます。それにめげたらそれまでです。問題点の指摘があれば、そこを修正してまたベンチャーキャピタルに持ち込むという、断られることに対する抵抗力を持つ人であるべきです。断られた理由を修正し訪問を続けること。100社訪問する時には、これまで指摘された問題点は修正されているので、認められる可能性が出てくるのです。

投資を受けられるのが100社に1社の確率であれば、100社訪問することで確率を高めることができるのです。めげない力が起業するために必要なのです。

日本では「10社訪問しました」という起業を目指す人がいますが、起業はそんな甘い世界ではないのです。

シリコンバレーから見た日本について学ぶことができました。貴重な時間を頂戴したことに感謝しています。

雅楽演奏会

来月開演される雅楽について打ち合わせを行いました。和歌山雅楽会が創設してから60周年の年になることから、盛大に演奏会を実施することを目指しています。主催者の一人と話をさせてもらいましたが、子どもの時に雅楽を始めて60年が経過しているということでした。「まさか60年も雅楽演奏をすることになるとは思ってもしませんでした」と笑いながら話してくれましたが、人の運命とは分からないものです。

連れて行かれて習い始めた雅楽で和歌山県文化奨励賞を受けて、60周年の記念演奏会も開催できるのですから、ご縁の不思議さに感心するばかりです。

来月の演奏会のご盛会をお祈りしています。

2030わかやま構想報告会
2030わかやま構想報告会

和歌山市役所で「2030わかやま構想報告会」が開催されたので参加しました。午後7時から9時までの報告会は、2030年の和歌山市の中心地のあり方を議論したものの様子が描かれたものを報告してくれました。16年後の将来の和歌山市の理想が描かれている報告書をいただきました。和歌山市はコンパクトシティを目指すために非拡散宣言をすることからまちづくりを始めることを話してくれました。コンパクトなまちを目指すにはJR和歌山駅から和歌山市役所に向かって伸びる、けやき通りという幹線をしっかりとしたものに再生することが不可欠だというものです。

繋ぐ力、動く力、商う力、そして学ぶ力を四本柱として和歌山市中心市街地の再生を目指す提言でした。

その他
  • 和歌山市に拠点を置く飲食店と協議を行いました。和歌山県産品の普及拡大を図る方策について話し合ったものです。少しでもお役に立てる方法を提案し、検討してもらうことにしています。
  • 和歌山県内の某市スポーツ指導員から、当該市の小学生に対する春休みの社会学習についての協議を行いました。社会見学を3月に実施する方向で検討します。
  • 県議会一般質問に関する情報収集と調査を行っています。資料の整理は間もなく終えるので質問項目作りに着手します。