活動報告・レポート
2014年2月21日(金)
県議会
県議会
県議会

県議会定例会が開催されました。開会後、常任委員会において平成25年度の補正予算の審査に移りました。福祉環境委員会で補正に関する議論を行った後に採決を行い、全ての補正予算案は可決されました。年度末の補正予算は、入札の結果、予算以内に収まった金額を減額する予算執行残がほとんどです。

特殊なものとしてインフルエンザ対策費の予算が残りました。これはインフルエンザが猛威を振るった場合に備えて平成25年6月に予算化していたのですが、想定以下だったことから予算残として扱いました。補正予算で問題になるものはなかったことから、審議を終え採決まで至りました。

昼食

議会の合間に昼食を取りました。お昼時間を過ぎていたことから、お店の経営者が店内に来て同席してくれました。そこで話を交わしたのですが、期待してくれていること感じ、とても幸せな昼食の時間となりました。

「他の議員の活動は知りませんが、片桐さんの活動を見ていると本当に大変な仕事であると思います。私達のために動いてくれることが傍から見ていて分かります」という切り出しで会話が始まりました。

昼食の30分程度をご一緒させてもらい、とても勇気付けられる話ができました。若い人たちの雇用の問題、いじめの問題、県内産業の振興の話などを行いました。雇用に関しては、この経営者の二人の子どもは大阪市内で就職していることから、「和歌山市内で雇用を生み出して欲しいと切に思います」と話してくれました。

子どもが県外で就職してしまうと、そこで住むことになります。そして結婚、出産と続くことになりますから、家庭を持ち、家を持つとするとその場所で暮らすことになります。そのため将来とも和歌山市に戻ってくることはなくなります。

もし和歌山市内で就職をしていたら、市内で家庭を持ち、子どもが生まれた場合、二人が三人、四人になります。この経営者のように二人の子どもが県外に就職してしまうと、その当時は二名減少、もしそれぞれが結婚して四人家族になったとしたら、将来、和歌山市内で八人家族が誕生していたものが、ゼロになっていることになります。若い二名の人口流失は、将来その何倍もの人口が減少することになります。

どうしても若い人が働ける就労場所の確保が必要です。先ず働く場所を作ること、そして地元雇用につなげることが政治の大きな役割です。

就職フェア

和歌山県経営者協会が主催する就職フェアが開催されました。ブースを出展した企業は80社を超え、雇用したいと考えている企業は昨年よりも増えています。主に今年の春に卒業する学生の採用を検討している企業が参加していたのは嬉しいことです。一人でも多くの生徒が、今年の春の就職が叶うと嬉しいことです。担任の先生に付き添われた高校生が会場に来ていました。先生と話をしたところ、「生徒の進路を作ってあげたい」という思いが伝わってきました。

雇用の確保は県政の大きな課題です。企業と生徒が出会えるこのような機会があることは嬉しいことです。この機会を大いに活用してもらい、就職を希望する皆さんが就職して欲しいと願っています。

書道展
書道展

和歌山市内で開催されている書道展に行ってきました。山西先生の作品の展示会場に行くと、丁度、先生が会場にいたので作品を拝見しながら話を伺いました。

一つの作品を仕上げるには、最低2,000枚から3,000枚は書く必要があります。100枚程度はウォーミングアップなのでその段階のものは出展作品にはならないそうです。

書き始めて1,000枚を越える頃から作品候補になり得るものが出てきます。書道も気の入っている時の作品は、気の乗らない時の作品と比べると、仕上がりは全然違うそうです。

書き続けることで作品の世界観が広がり、どんどん良い作品になっていきます。プロの世界では1枚書いて終了、100枚書いて終了というものはありません。1,000枚書いてようやく作品候補が誕生するという感覚です。

ですから一つの作品を仕上げるためには、ここに存在していない数千枚の作品がある訳です。本日の作品展には8作品が飾られていましたが、その影には2万枚近くの作品があります。その凄さを感じることができると、展示会の作品の見方が変わります。人に見てもらうものに簡単なものはないことが分かるのです。時間と努力、創造が混ざり合って一つの作品が誕生しています。

祝賀会
祝賀会

和歌山県立医科大学の上野雅巳教授の就任パーティが開催されたので出席させていただきました。260名を超える参加者がある盛大なお祝いの会でした。上野教授の信頼の厚さ、活動の広さが分かるものです。和歌山県が必要としている地域医療を担う拠点の核となっているのが上野先生ですから、教授就任を機会として益々の活躍を期待しています。

協議事項
  • 和歌山市内の都市計画道路の進捗とスケジュールについて話し合いました。現在、和歌山市では都市計画道路の見直しを図ろうしている段階であり、関係箇所と話し合ったものです。計画の見直しの際には、特に皆さんの意見を聞くことが大切になります。
  • 雇用の問題について協議しました。就労を希望している人がいても、その希望が叶うかどうかは分かりません。一人が就職するに際しては多く人が支援しているのです。みんなの思いが若い人を社会に送り出すことになります。就職のお手伝いをしていると、そんな人の力を感じています。
  • 道路環境が変化したことによる生活道路への影響について協議を行いました。広い道路が完成し供用開始すると、それまで静かだった生活道路が抜け道になり、飛躍的に交通量が増えることがあります。安全対策や静かな生活ができる環境を整えることも必要となります。道路事情が変わった道路の改善に関して話し合いました。