活動報告・レポート
2014年2月17日(月)
就職機会
就職機会

今日も朝の冷え込みが厳しいスタートとなりました。打ち合わせがあったため少し早く自宅を出発して懇談を行いました。

最初の懇談は就職に関してのことでした。和歌山県にとって雇用機会を増やすことは大きな課題であり、どれだけ行政が働き掛けたとしても企業側の事情がある限り、対応できるものではありません。業績が回復し、そこから上向いて初めて雇用機会につながるのです。残念ながら、和歌山県内の企業で雇用を増やそうとしているところは少ないと思います。そんな中、新規雇用を検討している企業があり役員の方と懇談しました。

仕事内容、条件などを聞かせていただき、必要とする人材と会ってもらうことになりました。企業が求めている新規採用の人材は即戦力でなくても良いので、素直で長く勤める心構えがあること、そして謙虚さとコミュニケーション能力を持っていることです。新規採用される立場からすると、最初はその企業で一番知識もなく経験もない存在です。自己主張をするのは仕事を覚え、経験を積んでからの話になります。企業が人材を獲得しても直ぐに利益を生み出してくれるとは思っていません。最初は教育や研修機会を設け、一人前に育って貰おうとしますか。教育という人件費を相当支出することになれます。企業は3年、5年かけて一人前に育てようとしてくれているのです。

しかしその期間であっても企業は給与を支給してくれますし、福利厚生も考えてくれています。企業は相当の経費を人件費として見ているので、採用される立場の人は謙虚さが必要です。

自分を必要としてくれる企業に就職できたら、これ以上のことはないと思う気持ちを持って面接に挑戦して欲しいのです。見習いの人に対しても企業は給与を支給するのですから、出発地点において一番下の段階からスタートしているという気持ちで就職活動をする人に女神は微笑みます。

そして女神が微笑んでくれる機会は、そう何度も訪れるものではありません。もしかしたらたった一度のチャンスかも知れないので、この機会をぜひ自分で掴んで欲しいと願っています。

ユニバーサルツアー

障がい者や高齢者の皆さんで旅行に行きたいと思っている人は多いと思います。関西では京都と神戸、そして伊勢でユニバーサルツアーのしくみができています。行政機関がユニバーサルツアーへの意識が高く、誰でも観光に来てもらえる体制づくりをしています。府県や市町村が直接実務に関ることは制約条件がありますが、ユニバーサルツアーの先進地では、その必要とされる仕事の民間委託をしています。

残念なことに和歌山県はユニバーサルツアーの空白県となっています。平成27年度の紀の国わかやま国体や熊野古道の世界文化遺産登録10周年に向けて、県外から多くのお客さんが来てくれるので、ユニバーサルツアーの体制を整えておきたいと思います。

「和歌山県では行政の皆さんの意識も受け入れ体制の確立も遅れています」という指摘がありました。その意識は低いように感じています。ユニバーサルツアーにも対応できるように働き掛けます。

懇親会

夕方から懇親会に参加しました。和歌山県の元気の一翼を担ってくれている経営者の皆さんとの懇談で、この業界の課題も教えてもらいました。売り上げは立てることができていますが、利益が思うように上がらないことだそうです。経営する側にとって売り上げも利益も企業活動において大切な要素です。金融機関からの資金繰りをするためにはどちらも大切な要素になっています。

和歌山県の経済再生に向けた企業活動を思考することを話し合って懇親会を終えました。