活動報告・レポート
2014年2月6日(木)
寒い朝
寒い朝

とても寒い朝を迎えました。凍えるような寒さ、冷蔵庫の中にいるような寒さです。それでも街に飛び出して、元気良く一日を過ごすことができたことに感謝しています。

就職の話です。経済環境が厳しい中、仕事があることは幸せなことだと思います。新卒で仕事がない人もいますから、就職できたことは本人の実力もありますが周囲の人からの支援の賜物です。

折角、就職できたのですから、思い切り仕事一筋に生きて欲しいと思います。仕事一筋と言うと楽しくないように思いますが、人が成長できるのは仕事があり、一所懸命に働くからです。若い時は本気で仕事に打ち込む期間が必要です。その期間が竹で言うところの節になります。節があるからしなやかに、そして強くなれます。人生は単調なようで、真っ直ぐに伸びることはありません。節があるから上に伸びることができるのです。そんな人生の節とは苦労すること、努力することに尽きます。仕事が全てではありませんが、人が成長できるのは新しいことに挑戦すること、メンターに巡り合うこと、仕事を覚えることなど、これまでと違う環境に身を置いて、そこで頑張れることが必要です。

自分が今ここにいる環境の中で頑張れることが成長のために必要なことで、今の環境に不満がある人は、どんな環境の下でも不満を感じることになりますから、そこからの成長はありません。人が成長するには不満ではなくて感謝の気持ちを持つことです。

自分ひとりで仕事ができることはありませんし、周囲の皆さんの助けがなければそこから先に進むことは困難です。一人で歩くには人生は長すぎますし、みんなで歩いていると楽しいから人生は短すぎます。

就職することは人生の第一歩です。人生の第一歩を踏み出すためには就職することは大事なことです。新卒で就職すると、一番下からのスタートですから鍛えられますし、社会人としての基礎を叩き込まれることになります。それが人生を生きるための土台になるのです。

今年の春を迎える前に人生のスタートラインに立っている卒業予定の学生がいます。仕事を覚えるために、就職する会社に事前に見習いに行っていますが、その期間は宝物だと思います。職場の先輩は優しく接してくれますし、早く一人前になるように育てようとしてくれています。4月からスタートする学生と比べて恵まれた環境にあると思います。

鍛えてくれる期間はチャンスです。社会人として経験を重ねると教えてもらうことや指導してもらう機会はなくなります。教えてらえることがどれだけ幸せなことか、経験を重ねると分かってきます。今を大切に。それが社会人になる前の学生に贈る言葉です。

平成26年の春を直前にして、社会人としての一歩を踏み出そうとしている皆さんを応援しています。寒い朝の次には暖かい午後が訪れます。

文化

お隣の国の文化について議論しました。5000年の歴史がある国ですが、新しい国が誕生して、そして滅んできた歴史があります。一つの国が存続してきた訳ではないので、王朝が変る度に文化は変わります。王朝が変わるとそれまでの権力は滅亡していますから、民は大変な人生を迎えることになります。そんなことを教えてもらいました。生きるということは大変なことですが、日本国でいるとひとつの国できていますから、興亡の悲哀に遭遇した経験はありません。中国の歴史を教えてもらうと、それがどれだけ幸せなことか分かりました。

滅ぼされる、支配される側の人生は、後に物語になるほど耐えていくことになりますし、耐えて勝つまでは一人の人生では短すぎるのです。子ども、その子どもの後になって、やっと春が訪れるかも知れないのです。春のない人生は考えられませんが、中国ではそんなことは珍しくもないことを知りました。大陸の興亡の歴史を知ると、日本という国家が長い歴史を生き抜いていることに感謝したくなります。この歴史をこの次の世代にもつなげていくことの重要性を改めて思いました。