活動報告・レポート
2014年1月29日(水)
ご縁
ご縁

ご縁というものは不思議なものであり、また大切にすべきものです。今朝の出来事から、そう思わざるを得ません。人には巡り合わせというものがあり、出会う人には絶妙のタイミングで必ず出会います。

ある会社では今春1名の採用を予定しています。その1名の募集に対して卒業、資格要件などの条件があり、それに該当する19歳の人がいたので会社に提出するための経歴を持参してもらいました。19歳の人が来てくれた時、丁度、玄関先にその会社の所長の訪問があったのです。全く予期していない偶然です。

所長は採用とは別件で訪問してくれたのですが、この場で履歴書を持参した男子と会うことになったのです。当初、この男子から履歴書を預かり、所長に持参して試験と面接をしてもらうつもりだったのですが、今日、出会いがあったので面談してもらうことにしました。突然だったので社会経験の少ない男子は戸惑ったと思いますが、改めて試験場で会うよりも打ち解けられる状態で会う方が緊張は少なくて済みます。

それから約1時間、正式な面接ではありませんが、所長が会社概要の説明や社会人としての心構えなどの話をしてくれました。所長の話は社会人として役立つ教訓が散りばめられていました。少し触れてみます。

  • 人徳とは人との出会いによって培われるものです。人との出会いが多ければ多いほど、人徳は身に付いていきます。人徳のある人とは、人との出会いを大切にしている人であり、その後の付き合いをきっちりとしている人を言います。会社に入るとこれまでとは違う人との出会いがありますから、それを大切にして人徳につなげて下さい。
  • ご縁というのはとても大事です。ここで会うとは誰も思っていませんでしたが、関係者が揃って会うことになりました。これが上手く進展していくご縁であり、日頃からの良好な人間関係の賜物だと思います。仮に所長と私、次長と私の関係が良いものでなければ、今回の採用話はありませんでした。良いご縁をつないでいることから採用の話になり、今日の出会いにつながっています。人の悪口は慎み、良い人間関係を築くようにしたいものです。
  • 仕事は難しいものですが、難しいからこそやり甲斐があり楽しいものです。簡単なものを達成してもやりがいは感じませんから、難しい仕事に出会うことは感謝すべきことです。
    ご縁があって入社したとします。最初はどんな仕事も難しいと思う筈ですが、困難に負けないで楽しんで下さい。難しい仕事だから、楽しい仕事だと感じられます。
  • 25歳までは仕事を覚えること、必要な資格を取得することを心掛けて下さい。35歳までは人間関係を築くことと、更に高度な資格を目指して下さい。その後は管理職になっていきますが、若い時に身に付けた技術や知識、人脈はその後の社会生活で生かされることになります。大切な時期に本気でやらなければ、後でつけが回ってきます。本気で取り組めば、人生はそれに応えてくれるものです。

たくさんの教訓を得ることができました。今日の時点で採用の合否は分かりませんが、ご縁というものが存在すると確信できる出来事でした。

出会うべき人には絶妙のタイミングで出会うようになっていることを痛感しました。幸い所長も気に入ってくれたように思いますから、更に良いご縁に発展してくれることを願っています。

その他
  • 食品残渣の取り扱いについて話を伺いました。食品加工場やスーパーなどから食品残渣や廃油が発生します。現代社会ではそれらをリサイクルするしくみが確立されているようですが、まだ改善の余地があるようです。引き続いて考えたいテーマのひとつです。
  • 電力使用量の問題について話し合いました。冬場と夏場が電力使用の二つのピークを形成しています。ピークを押さえ平準化することで、料金を抑え適切な利用につながります。
    福祉施設においては省エネルギーや節電は進んでいますから、改善の余地は少ないと思いますが、スイッチオンのタイミングをずらすことや、ピークカットのシステムを導入することなどの方法があります。