平成26年における和歌山県の課題について話し合えたこと。
- 今年は平成27年度に迫っている紀の国わかやま国体開催に向けて仕上げの一年になります。総合優勝を目指してスポーツ競技力の向上と共に生涯スポーツの機運醸成。それと関連してインフラ整備と観光振興を図ることを目指しています。
- 巨大地震対策、津波対策を継続して実施すること。高台移転や津波避難複合ビル、高速道の建設などを実施します。同時に大規模集客施設の耐震化も進める必要があります。
- 都市の再生も大きな課題です。和歌山市の場合は中心市街地の再開発は緊急を要する取り組みになります。このことに関して知事は「外側の発展はこれで終わりということにしなければならない。そうしないと地価が下がってしまう。県が主導して具体的な提案をしていく」と、中心市街地再開発に意欲を見せています。
和歌山市の場合は、JR和歌山駅周辺と南海電鉄和歌山市駅周辺の再開発がリノベーション事業の中心になると考えています。JAビルが完成し飲食店がオープンしていることは歓迎です。続いて旧近鉄会館やその周辺地域の再開発も支援したいと考えています。問題は和歌山市駅の方です。市駅ビルに入居している高島屋和歌山店が平成26年8月末で撤退することになりました。市駅ビルの建替と新たな商業施設の誘致が緊急の課題です。
同じく知事は「和歌山市は今からコンパクトシティを目指すのは難しい」と述べているように、本格的なコンパクトシティは難しいと思います。しかしJR和歌山駅と南海電鉄和歌山市駅周辺と、中心市街地の小さな地域ごとの再生は必要ですし実行しなければなりません。 - 貴志川線の存続についても課題です。平成27年度で現行の和歌山市と紀の川市からの補助制度は終了します。貴志川線は経営努力をしていますが、残念ながら赤字経営となっています。補助制度がなければ存続は厳しい状況です。但し公費を投入するに際して「赤字だから」という理由で制度を継続することも賛否があります。そこで貴志川線に乗車する人を増やすこと、沿線の皆さんに乗ってもらうことから始める必要があります。現在の年間乗車数は約217万人です。年間250万人の方に乗車してもらえると赤字から脱却できますから、沿線の皆さんが1年間にあと4回今よりも多く乗車してもらうことを期待しています。運賃収入で鉄道経営が自立できる状態が理想なので、その動きが出てくることにも期待しています。
以上の取り組みと共に総合的な取り組みとして必要なことは、公共事業と雇用の確保です。地元産業の振興と企業誘致、雇用の確保は引き続いて取り組むべき大きな課題なので、重点的志向が必要です。これらの県の課題に関して具体的な動きを支援していきます。
議会報告会を兼ねて新年会に参加しました。主宰者から今年の経済状況と企業活動の見通しなどについて挨拶があった後、挨拶と活動報告をさせていただきました。内容を簡単にまとめて以下に記します。
平成26年、和歌山県の課題は経済再生と雇用確保が重点になること。そして国体開催の平成27年度に向けて仕上げの一年というのが今年の位置づけです。国体に向けてスポーツ振興、インフラ整備、観光振興などの施策がついて回ります。国レベルの一つの大きな式典が開催されることは、それだけではなくて和歌山県の課題解決にまで波及し、その後に活かせる施設が整うことになります。この絶好の機会に県土発展のための取り組みをしたいと考えています。
また和歌山市においては中心市街地の再生が大きな課題となっています。ふたつの鉄道の駅前の再生を図ることが重要で、この地域の再生を図ることで活性化につながります。 国のリノベーション事業を活用した再生を視野に入れていますが、JR和歌山駅前は具体的な事業の見込みがあるため期待できる状況になりそうですが、和歌山市駅は高島屋撤退後の後継事業が不透明なので、具体化していく取り組みか必要となっています。
和歌山市の再生が大きな課題なので、具体的なに動きにつながるようにしたいと考えています。
和歌山市内の某企業の新年会に参加しました。営業担当の皆さんが新年会を盛り上げてくれました。「営業の仕事は皆さんと後に続くような親しい関係を作ること」も目的のひとつですから、そんな迎え入れる気持ちで接してくれました。新春の楽しい企画に参加できたことに感謝しています。