官公庁などの仕事始めの日となり、今日から街が動き出しました。皆さんと新年の挨拶を交わすことで、オフからオンへと気持ちが切り替わった日となりました。
和歌山県庁正庁では知事、副知事を初め各部長が揃っているので新年の挨拶に伺いました。大勢の皆さんが挨拶に来ていたので、皆さんと新春の挨拶をさせていただく機会となりました。皆さんと挨拶を交わすと、新しい年への期待が大きいことを感じます。地を駆け天に昇る天馬のように飛躍する一年にしたいと思います。
今年の春に和歌山市加太についての冊子を発刊する予定の、Mさんの事務所に挨拶に伺いました。現在、原稿の校正が完了して印刷に回しています。4月頃に発刊の予定ですが、その原稿の一部を拝見させていただきました。4月に入ると完成記念パーティを開催するための話し合いをしました。パーティの規模は関係者に限定するため約50人で、早速、会場を予約しました。
前回は和歌山城に関する冊子を出版しているので、今回が二冊目の著書となります。加太を訪れるのは勿論のこと、関係者への取材を重ねて書き上げることができたようです。
Mさんは加太の観光案内もしているので知識は豊富ですが、冊子となると勝手が違うこともあるようです。文章表現の仕方、逸話やデータの出典の整理、文書に合った写真撮影など、多くの過程を踏んで印刷段階に来ているのです。関係する皆さんとお祝いする日を楽しみにしています。
連合和歌山新春の集いが開催されたので出席させていただきました。連合は雇用の確保を図り業績に見合った賃金の確保を求めて活動を行っています。企業の業績は回復傾向にありますが、消費拡大のためには賃金化を図ることが必要です。和歌山県内では、そこまで至っていないのが現状ですから、連合和歌山の果す役割は大きなものがあります。
課題は正規雇用を増やすことと、アベノミクスに応じた賃金の確保を図ることにあります。これから春の春闘に入り今年はベースアップの要求をしていくことになります。地方都市の賃金水準は決して高くないので、地域経済の回復に向かうためには所得の向上を図ることが不可欠です。そのための活動を行っていく決意を聞かせてもらいました。
和歌山県経済に必要なことは、企業の業績の回復と所得の向上による消費喚起です。消費拡大のための地域力が試される一年になりそうです。
和歌山県新型インフルエンザ対策と、第二期和歌山県医療費適正化計画の概要について聞かせてもらいました。和歌山県で新型インフルエンザが発生したとすれば、過去の類似事例から発病率が全人口の25パーセントと想定します。そうすれば医療機関受診患者数は11万人から19万人の規模になります。死亡者数は約1,600人となり従業員の欠勤最大は40パーセントと予測しています。対策を講じなければ、大変な事態になると予測して対策を検討しようとしています。
目的は感染規模を可能な限り抑制し、県民の皆さんの生命と健康を守ること。そして県民生活と県経済への影響が最小になるようにすることにあります。
国も和歌山県も現在想定している最大の懸念は、中国で鳥インフルエンザが発生し日本に入ってくることです。鳥インフルエンザは鳥から人に感染するものですが、感染した人から人に伝染すると危険な常態へと発展します。
このように人から人へと感染していく段階が新型インフルエンザの発生ということになります。怖いのはそれに対応するワクチンがないことです。感染が拡大してからワクチンを製造し始めても、感染にワクチンが追いつかないことになります。そこが問題なのです。
新型インフルエンザ、特に鳥インフルエンザは中国で発生したものが日本国内で発生し、そこから国内での感染期へと進んで行きます。可能な限り国内発生期、県内発生期の段階で食い止めようと考えているところです。
これから和歌山県として新型インフルエンザ等対策行動計画を策定していくことにしています。