活動報告・レポート
2013年12月27日(金)
御用納め
御用納め

官公庁では御用納めの日となりました。今日、振り返ると一年が過ぎ去る速さに驚きます。挨拶回りの車がまちを走り、道路は混雑していて年末らしい風景を感じます。

そんな中、今朝、Tさんが挨拶に来てくれました。仕事を前向きに考えて毎日頑張っていることを感じさせてくれる人です。「年末の今日、片桐さんに会いたいと思ってきました」と話を切り出してくれました。いつも嬉しいメッセージを頂戴しているので、毎日会っているような気がしていますが、直接会うのは少し久し振りでした。

「いつも片桐さんのメッセージを読んで前向きになれています。僕のような者にも親切にしてくれるので申し訳ないと思っています。大切な時間を僕のために使ってくれていると思うと、迷惑ではないだろうかと思っています」と謙虚な姿勢で接してくれました。

「Tさんの挨拶ややる気に触れて、元気をもらっているのは僕のほうですよ。迷惑だと思うことはありませんし、毎日のように会っている感じがしているので、訪ねてくれたことは嬉しいことです」と伝えました。

人に元気を与えるものは言葉です。しかも朝の挨拶ほど、その日一日をハッピーにしてくれるものはありません。朝の車の中で、職場で、そしてメールで、変わらないで挨拶をしてくれることは嬉しいことです。挨拶のメッセージは簡単で元気になるための効果があります。

「おはようございます。今日も頑張っていきましょう」、「おはようございます。今日も元気に」。「おはようございます。寒いから健康に気をつけて」というメッセージはその日を気持ちの良い一日にしてくれます。Tさんはそんなメッセージを伝え続けてくれます。

挨拶を交わすことは朝の元気になります。挨拶の交換を楽しみにしているので、御用納めの日に直接挨拶できる機会があったことは嬉しいことです。

高島屋ショック

続いて東京、大阪、名古屋からもお客さんが挨拶に来てくれました。お忙しい中、和歌山市まで来てくれたことに感謝するばかりです。名古屋から来てくれた人は、和歌山市に来ること自体が初めてで、和歌山城、和歌山市役所、日赤病院などの並ぶ風景を見て、「城下町の風情を感じる和歌山市は良いところですね。和歌山駅と和歌山城を中心としたコンパクトな市だという印象があります。和歌山県には温泉もあるので、次はゆっくり来たいと思います」と話してくれました。

しかし高島屋和歌山店が撤退するというニュースに関して「それはいけませんね」という反応でした。ターミナル駅にある百貨店の存在は大きく、玄関口の象徴、交流拠点、まちの風格といった見えない効果があります。それがなくなると一層、空洞化が加速しているように感じます。JR和歌山駅から南海電鉄和歌山市駅の間が和歌山市の中心市街地と位置づけられていて、その中心市街地の活性化がまちづくりの基本です。中心市街地どころか、玄関口の百貨店が撤退するということは、和歌山市のまちづくりの基本から練り直す必要があるということです。

駅前を中心としたリノベーション事業を計画したいと思っていますが、それ以前の段階から検討し直す必要が生じました。「高島屋ショック」という言葉が和歌山市内を走りましたが、それほど和歌山市にとって大きな出来事だと思います。

このことによって、高島屋の後のテナント誘致の懸案、高島屋が撤退することによって紀ノ川に架かる鉄橋の架け替えの懸案。南海本線が引き続き和歌山市駅をターミナル駅として存続させてくれるのかの懸案などが心配されます。

ここから中心市街地がどこになるのか、周辺地域の停滞、南海電鉄和歌山市駅周辺の資産価値の問題などが生じてくることが考えられます。突然の撤退のニュースに接し、行政として知りえた時に何も策を講じられなかったのか、そう思いました。

懇親会

夕方から懇親会に参加しました。御用納めの日の懇親会は、一年の締め括りの時となりました。平成25年という時間が凝縮されて過ぎていくように感じました。