活動報告・レポート
2013年12月24日(火)
くろしお山荘
くろしお山荘

白浜町に新しいホテルがオープンしています。くろしお山荘がそれですが、支配人が挨拶に来てくれて話を伺ったところいくつかの特徴があります。ひとつが宿泊と食事のセット価格がリーズナブルなこと。提供してくれる食事内容が良いこと。そして障がい者の雇用を行っていることが特徴です。支配人以外の大半の従業員の皆さんが障がいを抱えている人で、皆さんがホテル業務を行っています。

経営者の思いは、障がい者の皆さんに仕事をしてもらえる機会を作りたいこと。そして働いた分の賃金を支払いたいこと。やりがいと誇りを持ってホテル業務に従事してもらいたいこと。そして障がい者の皆さんが働くホテルのモデル事業にしたいことにあります。

極論ですがこのホテルが障がい者を雇用する日本のホテルの模範とならなければ、どうしようもないという程です。これまでも障がい者を雇用して運営しようとしたホテルがあったそうですが、立ち上げ段階、そして立ち上げても経営が成り立たないことから撤退を余儀なくされています。収支が取れ経営できているのは、このグループが経営しているホテルです。そのグループとして新たな挑戦をしているホテルが、このくろしお山荘なのです。

支配人以外の全てで障がい者を抱えている皆さんの雇用を図り、通常のホテルと比較されても満足感では劣らないホテルを目指しています。

地域のためにも和歌山県のためにも成功モデルになって欲しいと思います。今日お聞きしたところ、障がい者は日本の人口の約5パーセント、就労できているのは、その内の5パーセントだそうです。そんな少ない比率ですから、何とか就労比率を高めたいと思って、挑戦的な事業スタイルを目指しています。今日会って懇談した支配人は、このホテル事業の取り組みを和歌山県から全国に発信したいと燃えています。是非、応援したい取り組みだと感じています。

敵と味方

「敵を作ることを恐れてはいけないよ。敵を一人作ったとしても三人の味方を作ったら、その方が力になるから」という教えをいただきました。人との付き合い方の達人であるYさんからの教えです。

価値観が違ったり考え方が違って、話をしても議論を交わしても交わることがない人がいます。そんな人を味方にしようと思っても無駄なことです。決して交わることはないからです。ですから無駄な議論に時間を費やすよりも、そんなつきあいを止めて今近くにいる味方を大切にする方が良いのです。

こんな事例を示してくれました。価値観の違うXさんがYさんに頼み事をしてきました。Yさんはその依頼を拒否したのです。Xさんは不満に思い、知人のZさんを初めとする周囲の人にこのことを話しました。この出来事を聞いたZさん達がYさんに電話をしてきました。その内容は「Yさん、良く言ってくれた。YさんがXさんの依頼を拒否してくたれことで私達のことを大切に思ってくれていることが分かりました」という連絡だったのです。つまりYさんがXさんの依頼を拒否したことで、Zさんの方が大事な付き合いをしていることをXさんが伝える結果になったのです。

味方を大事にすることは力を得ることだということです。時には相容れない人の依頼を拒否してでも、味方を大事にする姿勢が必要だということです。

クリスマスパーティ

こばと学園のクリスマスパーティに参加しました。学園で生活しているみんなの歌や踊りを楽しませてもらいました。パーティの終わりに小学生の可愛い司会者が「県会議員の片桐さんです」と紹介してくれたので、挨拶をさせてらいました。夏祭り、餅つき大会などに参加していますが、クリスマスパーティにも昨年に引き続いて参加させてもいました。みんなが顔を覚えてくれていたこともあり、皆さんと一緒の楽しい時間となりました。

クリスマスイベント

そしてアバローム紀の国においてイリージョンイベントに参加しました。大掛かりな演出とクリスマスらしい演出があり、しっかりと楽しむことができました。華やかな舞台が、冬のこの時間を心温かく楽しいものに演出してくれました。イベントを終えると平成25年が、2013年があと一週間で終えようとしていることに気付きました。

決して戻らない時を刻むのは今この時だけです。人生はイリュージョンのように大胆にいかないけれど、イリュージョンの舞台ように楽しいことも嬉しいことも、そして驚くこともあります。そんな毎日を生きていることが幸せだと感じました。