活動報告・レポート
2013年12月8日(日)
万葉薪能懇親会
万葉薪能懇親会
万葉薪能懇親会

葉薪能の会と高津子山をきれいにする会の合同の懇親会があり参加しました。ふたつの団体は和歌の浦を拠点として文化活動を続けています。秋の万葉薪能は和歌の浦の風物詩になっていますし、高津子山は清掃により散歩コースとしてきれいに保たれています。今朝も清掃活動を行い、その後夕方からの懇親会になっています。いつも思うことですが、清掃をする人とゴミを捨てる人は違う人です。公共の場所を清掃する人が、公共の場所にゴミを捨てることはありません。清掃活動で汗を流したことのない人がゴミを捨てているのです。公共の場所の清掃を経験した人なら分かりますが、とても大変な作業です。夏は汗が飛び散りますし、冬は寒くて冷えた手でゴミを拾います。

多くの人が知らないところで清掃活動をしているから公共場所はきれいに保たれているのです。

さて懇親会は今年一年を振り返り、来年に向かう会でもありました。挨拶の時間をいただきました。挨拶の主旨は次の通りです。

こんばんは。今年一年もありがとうございました。秋の万葉薪能、そして今朝からの清掃活動、本当にお疲れ様でした。そして一緒に懇親の機会をいただいていることに感謝しています。

先ほどは国政の報告がありましたので、私からは県政について報告させていただきます。国政に隠れていますが12月の県議会が始まっています。火曜日から一般質問に入ることになっています。私は二日目となる12月11日の午後1時から登壇させていただきます。今回取り上げるのは貴志川線などの公共交通についてです。貴志川線を廃線にするのか存続させるのかで、和歌山市が沸いた時期があることを覚えていますか。もう8年も経過しているので、11年目以降の取り扱いを議論する時期にきているのです。

和歌山県が用地を取得し、維持運営の赤字補填分は和歌山市、そして現在の紀の川市が補助することで存続となり現在に至っています。補助金は10年間の期限付きのため、平成27年度末で現行制度は期限切れとなります。

和歌の浦と同じように、紀の川市と和歌山市を結ぶ貴志川線は和歌山市にとって守るべきものです。和歌山電鐵はたま駅長やおもちゃ電車、いちご電車などを走らせ、話題づくりと乗客の増加に務めてくれていますが、それでも毎年赤字なのです。補助制度がなくなると存続なるかどうか分かりません。大切な路線であれば引き続き内容の検討は必要なものの、補助制度を継続させることが必要となります。再び巡ってくる存続させる方法について議会で質疑を交わす予定です。

このように県政は私達の生活に直接結びつくような内容を取り上げます。県議会では身近な課題を取り上げて議論しています。是非とも関心を持っていただき、和歌の浦と同様に和歌山市全体の活性化を考えて行きたいと思います。本日はありがとうございます。

皆さんからお声掛けをいただき、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

コンサート
コンサート

真冬のディナーコンサートに行ってきました。和歌山市内のツインバードでFプロジェクトによるコンサートでした。約2時間の懇親と演奏会を楽しみました。Fプロジェクトのコンサートの基本はジャズですが、歌謡曲などもスイングさせて演奏してくれます。本日は1970年代のナンバーも取り入れ、懐かしい雰囲気も演出してくれました。

私にとっての1970年代は小学生から高校生までの期間であり、いまではすっかり懐かしい季節です。10歳代の私は50歳代になっている自分の姿を想像することは勿論、2013年という時代が到来していることも想像できませんでした。1970年代の頃、1980年までは想像できたように思いますが、1990年から2000年という時代に自分が生きていることなど思いもしていませんでした。あれから数えて本当に遠くまで来たものです。

山口百恵さんの「秋桜」と「いい日旅立ち」、谷村新司さんの「陽はまた昇る」などの曲の演奏を聴きながら、遠い時代を思い出していました。同じように懐かしく振り返っている皆さんがいることを、演奏会の後の話で知ることになりました。

コンサート

それにしても歌というものは不思議な力を持っています。あの頃の歌を演奏することで自由に時代を行き来できる力です。30年近く聴いていなかった歌でも、演奏してくれると頭の中に歌詞が出てきますから不思議です。昔の歌詞が一体、どこに潜んでいるのでしょうか。

Fプロジェクトの皆さんの演奏は、懐かしさと現代に生きていることを交錯させてくれるものであり、生きていることが素晴らしいことだと再発見させてくれます。過去があり今を生きている。それが素晴らしいのです。その生きるという強い直線はこれから先に向かって伸びていきます。