南紀医療福祉センターを訪ねました。ここでは障がいを抱える子ども達が生活をしています。職員さんと話をさせてもらいましたが、皆さんは明るくて、心から子ども達の成長を見守っていることが分かりました。とても大変なお仕事ですが、専門知識と責任感を持ち合わせた皆さんが子ども達と職場を守っています。
本日の目的は中学二年生の彼のお見舞いです。平成24年の暮れ、不慮の事故に遭い、幸い命は取り留めましたが脳に障害が生じました。そのため言葉はなくなり、表情も消えました。身体機能も失われ、昨年12月から一年間、ベッドの生活が続いています。
病院での治療から、この南紀福祉医療センターでの生活に変わったのは最近のことです。車椅子に座っている彼と会いました。病院の時と違ったのは、少し顔がふっくらとしていて、顔色が良くなっていたことです。「少し太ったね」と声を掛けると介護の人が「50キロになりました」と笑顔で答えてくれました。中学校2年生の男の子にしては軽い体重ですが、それでもふっくらとした感じがあり、彼が生きて成長していることを実感して嬉しくなりました。
「今日は嬉しいそうだね。暖かくて良い天気だからかな」と声を掛けた時、とびきりの笑顔を見せてくれました。「笑ってくれた」と介護士さんと共に喜びました。表情、つまり感情が失われていたのですが、介護士さんによると、「嬉しいことがあると最近は笑うことがある」ということでした。
声を掛けるともう一度笑顔を見せてくれました。彼の車椅子は南向きの窓に向かい、陽だまりの中にいるようです。陽だまりのこの一箇所が輝いていて、天使がここに存在しているようでした。
もうひとつ進歩がありました。食事を食べるようになったことです。介護士さんと食事の時間を取れていることは嬉しい日常です。栄養を与えるのではなくて食事を取れることは「人として生きていることだ」。そんな思いがしました。
部屋の壁には同級生から送られた応援メッセージが貼られています。「早く戻ってきて下さい」などの幼い字のメッセージは温かい空気を発しています。
もうひとつ、驚くような輝く表彰状が飾られていました。彼が所属している中学校のバスケットボール部が平成25年の夏、その市の大会で優勝していたのです。優勝と書かれた表彰状には彼の名前が書かれていました。今もクラブに所属していて、クラブのみんなは彼が部員であり、大会での優勝を報告し、そして早く戻ってきてくれることを信じているようです。輝く理由はここにあったのです。
「お見舞いに来て良かった」。心からそう思いました。中学2年生の彼の人生はこれからです。これから先、どんな治療法が開発されるか分かりません。いつか言葉が蘇えった時、それまでの時間をどう話してくれるのでしょうか。人の心の温かさや人の言葉が励みになったことでしょうか。人が傷ついた人を温かくすることができるのです。
彼の人生がこれからも続き、私達の心を清め続けてくれると信じています。陽だまりの彼は天使の笑顔と心を見せてくれました。
議会一般質問の打ち合わせを行いました。公共交通、エネルギー、そして都市再開発などの項目について、所管課と議論を交わし内容を詰めていきました。打ち合わせをすることで質問内容が深まりますし、内容がシンプルになっていきます。話し合いで解決したことや理解したことの文字が消えていくことになります。
この打ち合わせは、必要な文字だけを残し質問に仕上げていく過程です。本会議は最も大事な場面ですが、それまでの過程も大事な工程になります。
この打ち合わせの中で消えていく文字もありますが、それは本会議で取り上げなくても、既に指針があったり、自らが行動すれば解決に向かう方向が見えるからです。
こんな場面を踏んだ後に一般質問が始まることになります。来週12月11日の午後1時から一般質問を行う予定です。
恒例のエフエムワカヤマの懇親会に参加しました。場所は紀三井寺デサフィナードで、ラジオのパーソナリティの皆さんが参加する、とても賑やかな懇親会になりました。皆さんは話すことが仕事なので話題は尽きません。そんな楽しい時間を共有できたことに感謝しています。
そんな中、冒頭、挨拶の機会をいただきました。
こんばんは。多くの皆さんがいる中で挨拶に指名していただいたことに感謝しています。本当であればここいる先輩がすべきですから、先ほど「挨拶をして下さいよ」とお願いしたのですが、「後で挨拶の時間があるから大丈夫」ということだったので、先ずは立たせてもらいました。
ラジオの楽しさは番組にあります。もう番組に関しては言うことはありません。すっかり和歌山市の中に楽しさが定着しています。もうひとつ素晴らしいことがあります。和歌山県と防災協定を締結したことです。コミュニティエフエムは防災の情報伝達と災害発生時の情報発信にとても威力を発揮します。和歌山県と防災協定を結んだことで、これらの情報量が増え、困った時にもコミュニティエフエムを、ということになります。日常生活の中にあるラジオの声が、万が一の時も声として届けられ、聴いている人を勇気づけることになります。そんな素敵な役割が付加されました。
日常においても、非常時においてもラジオは市民の皆さんのお役に立つ情報を届けられることになります。
もうひとつ。先日、今日司会をしている宇和さんと話をする機会をいただきました。その中で幸せの法則について話を交わしました。幸せになる法則があることを、もう皆さんは知っていると思いますが、簡単に伝えますね。もし私が宇和さんと一緒にいることが楽しい、幸せだと感じているなら、宇和さんと話している時間はとても幸せな時間になります。
もし私が宇和さんのことを良く感じていなかったら、宇和さんと一緒にいる時間は、速く過ぎないかな、早く終わらないかな、と思うことになり幸せな時間ではなくなります。 そうです。幸せは自分の心が決めるものなのです。
パーソナリティの皆さんの声は多くの人の幸せにつながっています。今年も幸せを届けられていると思います。来年の和歌山市の元気を作るのは私達です。幸せの法則に基づいた話を皆さんに届けたいと思います。ありがとうございます。
お世話になったKさんの送別の懇親会を行いました。5年間、ずっと気に掛けていただき見守ってくれたことに感謝しています。Kさんが和歌山を離れることは寂しいことですが、笑顔で送ることができました。これまでのことに感謝していますし、これからもお世話になると思います。ありがとうございます。