活動報告・レポート
2013年11月27日(水)
開業挨拶
志と方法

「あの人は志を持っているけれど、志を遂げる方法に誤りがある」という話を聞かせてもらいました。日本のために志を持って目指すところを実現させようとしている人がいますが、自分が良いと思って取り組んでいることなので手段は関係ないという思いを持って行動していました。しかしどれだけ高い志と理想を持っていたとしても、多くの人を困らせるような方法を取ることは誤りです。達成するために取るべき方法にもやり方があるのです。人に迷惑を掛けたり、そのために犠牲になる人があれば、志が高くても歓迎できないことです。

人に迷惑を掛ける行為を取っていると、やがて社会からそれと同程度のお返しが届きます。志を達成できないばかりか、社会からの信用もなくすことになります。志を持ち同士と共に実現するための行動を取ることが好ましい方法です。

開業挨拶
開業挨拶

先輩の子どもさんが海南市に整骨院を開業しました。8年間、修行のために整骨院に勤務していたのですが、この度、独立する運びとなり挨拶に来てくれました。整骨院には最新の機器を設置していて、技術と共にお客さんに提供する体制を整えています。ウォーターベッド上でマッサージができる最新機器などもあり、心地良く治療できることが特徴です。

開業予定の先生が、近くの事務所に挨拶に行った時、「先生」と呼ぶ声が聞こえました。既に開業することを知っていたようです。独立するには技術と立地条件、営業活動に加えて人柄も重要です。人として親しまれることが開業する人には必要なことだと思います。

開業挨拶

まだ29歳の若い方が修行期間を終え独立することになりました。その姿に接していると希望や夢が溢れていることを感じます。羽ばたこうとする瞬間に立ち会えることは素敵なことですし、その立ち上がる時の力をいただけます。

来週開業する予定の整骨院の繁栄をお祈りしています。

素敵な話

ある先生が困難に見舞われました。生徒に対して愛情を持ち指導している時に、その生徒と違う生徒の保護者から、「行き過ぎた指導である」という指摘を受けました。先生と生徒は信頼関係にあるので何の問題もなかったのですが、第三者からの申し入れに対して無視することはできないので、暫く生徒への指導を我慢することにしました。この先生は約数ヶ月、自主的に生徒への指導を中止しました。数ヶ月、第三者から見て行き過ぎた指導だと捉えられたことを反省し、自動車を使用しないで歩いてお遍路さんの旅に出ました。

そして数ヶ月が経過して反省期間を終えることになりました。そこから以前と変わらない姿勢で生徒との関わりを持っています。先生と生徒の関係は何も変わっていないのですが、一つだけ変わったことがあります。この先生は自分への戒めとして、高野山への徒歩による巡礼を続けるようになっていることです。もう150日以上、九度山から高野山まで徒歩で登っているのです。

この話を聞かせてくれた方は「やはり一流の人物は違います。自分に厳しく、継続する力を備えています」と言葉にしてくれました。多くの人は、反省期間を終えると開放されたことから、それまでの反省したことを忘れてしまいます。一年も経過すれば反省したことを覚えていないこともあると思います。

ところがこの先生は数年経っても自分に厳しく接しているのです。過ちを忘れることがないように、そして戒めとして自分に厳しく接しているのです。

一流の人物の行動を知りました。周囲の人もこの行動を見て、当時の指導は誤りではなかったと思っているそうです。