活動報告・レポート
2013年11月26日(火)
リーダーへの期待
受け入れ

ブルネイから和歌山県に学生が訪問してくれるので、皆さんの受け入れについて協議を行いました。12月初旬に来県してくれるため、社会見学先を検討しています。見学予定地としては、和歌山県内の農産物加工場、地元の発電所、和歌山県議会などで、見学と研修を検討しています。短期間の滞在となりますが、日本らしいおもてなしの気持ちで迎えたいと思っています。

再開発

中心市街地の活性化と再開発について話し合いました。和歌山市が策定した中心市街地活性化基本計画は完了していますが、和歌山市にとって同地域の再開発は依然として課題です。この計画では、JR和歌山駅前から南海和歌山市駅までの間を中心市街地としていて、再開発などへの期待があります。現在、JR和歌山駅前の旧近鉄会館が取り壊され、マンションの建設が予定されています。これを契機として駅前再開発にもつながる事業に発展して欲しいと期待しています。

この和歌山市の計画では、和歌山市はコンパクトシティを目指しています。この地域内に利便性の高い生活空間と買い物、医療、福祉などの施設が存在している街を目指していたと思います。一部、百貨店ビルの再生と駅前ビルの建設などが進みましたが、まちづくり計画としてはまだ物足りないところです。和歌山市として計画の進展を心から待ち望んでいます。そんなまだ期待があることを基に話し合いを交わしました。

リーダーへの期待

夕方から、大変ご多用で時間の確保が難しい、私が尊敬している先生と懇談の機会をいただきました。予定していた時刻に訪問したところ和歌山市の行く末を案じていました。

和歌山市のリーダーのあり方について疑問を呈してくれました。和歌山市は中核市ですから、県内市町村の模範となる立派なリーダーを求めています。先生の周囲の方々はそんなリーダーの出現を待ち望んでいるのですが、そんな雲行きがないことから心配を通り越して、まだ和歌山市に光は射してこないと案じていました。

「リーダーが出現しないところに発展も未来もありません」と話してくれたように、和歌山市の皆さんや市役所の職員さん達は、リーダーたり得る人物の登場を待望しているということです。

視野が広くて高い位置から360度、見渡せることができる人。やさしさの中に厳しさを包括している人。その逆では親分になれません。そして風当たりがきつい中においても職員さんを守れる人。独立した組織として活動できる人などを、多くの人は求めているという話です。

漂流しているような和歌山市だという評価があります。目的がある航海であれば良いのですが、目的も曖昧で漂流しているだけではいけません。航海はしっかりと帆を立てて、いくつかの目的地を明確にして、リーダーとしてそこを目指す覚悟が必要です。

とてもたくさんの、和歌山市の明日を心配する声が届いています。「これから先、どうなるのですか。私達には期待できない空白の時間を、これ以上過ごす余裕はありません。これは多くの人の声です」という意見をいただきました。

けむり屋
けむり屋

和歌山市内に炭焼きジンギスカンのお店があります。それが「けむり屋」で、味も美味しいのですが、お店の構え、スタッフの人柄と応対が暖かくて気持ちが良いのです。会話と共にとても楽しい食事をいただきました。

店内の壁にはお店の代表が書いた言葉やイラストが飾られています。言葉を大事にすることは大事な事ですから、飾られた言葉から代表の心が伝わってきます。食事をいただきながら代表を初めスタッフの皆さんと話を交わしました。共通の好きな作家があり、その話で盛り上がりました。「お客さんに来てもらっての仕事ですから、お店の営業中は一人のお客さまと話をする機会は少ないのです。でも啓発される話ができることは嬉しい機会です」と楽しい笑顔で話してくれました。

そして紹介する本の題名などをメモに書いてくれました。メモに残す人は、その書いたことを実践できる人です。とても楽しい食事と会話の時間をいただきました。お店に感謝しています。

その他
  • 週末の研修会についての打ち合わせを行いました。行程は確定したのですが、参加者の増減や行き先の確認などを行っています。打ち合わせをしていると、参加される皆さんが楽しみに待ってくれていることが分かります。
  • 写真が趣味だという方と話をする時間がありました。特に富士山の撮影を好んでいて、毎年、年末と年始の一週間程度は泊り込みで富士山に行くと聞きました。富士山の表情は日々違っていて、それを写真で捉えることが楽しいということです。複数の富士山の写真を拝見しましたが、日本人は何とも言えない富士山の表情が大好きです。
  • 35歳の若さで逝去されたMさん。お別れをしてきました。突然の死の知らせに言葉はありません。安らかに眠られますように、心からご冥福をお祈りしています。