社会福祉法人和歌山みちる会の「みちる保育園」新園舎の竣工式が執り行われました。ご招待をいただき出席させていただきました。素晴らしい園舎が完成していることを拝見させてもらい、ここに子どもの笑顔が花咲くことを想像すると嬉しくなりました。
みちる保育園のモットーは「あかるく、つよく、やさしく」です。これらを目指す決意がこの新園舎に込められています。
ただ素晴らしい園舎を目指しているのではなくて、竣工は過程であり、ここに子ども達の笑い声、泣き声などが入ることで保育園は完成します。これから多くの子ども達の思い出がここで作られていくことでしょう。その子ども達の成長過程のお手伝いをする舞台が、みちる保育園となります。
そして池永理事長が新園舎建設を決めたのは東日本大震災が起きたからです。みちる保育園は高台にありますから津波被害を受けることはありませんが、地域の子どもを預かっていることから、もし巨大地震が発生しこの地域が津波に襲われた場合の避難場所として活用できるように新園舎を建築する決断をしたのです。子ども達の安全と地域の皆さんの避難場所として役割を果すためにこの園舎を建築したのです。経営者としての決断に敬意を表したいと思います。
保育園はこれからの国の動きに応じて変化が求められるようになっています。認定子ども園になるのか、幼保一元の形態を目指すのか、平成27年度までに決める必要がありますが、それらに対応できる新園舎を建築して、子ども達の保育環境の整備と安全対策を図っています。本日の竣工、おめでとうございます。
毎年お招きをいただいている葵会和歌山支部総会に出席させていただきました。参加された約100名の会員の皆さんと懇親を図らせていただきましたこと感謝しています。
冒頭、挨拶の機会をいただき、最近の活動の中からテーマをひとつに絞って報告させてもらいました。午前11時30分からスタートした総会と懇親会は午後3時に楽しい中で終了しました。
皆さんとの意見交換は楽しい時間となりました。その中から一部記載いたします。
Fさん。郷土の歴史を研究し語り部活動も行っていすます。Fさんがロンドンに行く飛行機の中で、伊賀忍者を研究している人と隣同士になったそうです。伊賀市在住のその人は忍者研究をしていることから外国に行くことがあるそうです。そこでFさんと知り合い、歴史のある和歌山県との交流機会があれば良いと考えて私に提言してくれました。伊賀忍者の取り組みは、和歌山県の観光、紀州語り部との交流、雑賀祭りとの協同などの機会が考えられます。戦国の歴史関係で、お互いが交流できる機会に発展していけるように考えて見ます。
Iさんは自宅で再生可能エネルギーを採用しています。太陽光、太陽熱、小型風力などを採用し、環境に優しい住宅で暮らしています。以前から和歌山県はメガソーラー、風力発電、そのほかの再生可能エネルギーで、エネルギー作業で自立した県を目指すべきだとの持論を持っています。少しずつそれが実現に向かっています。Iさんは自分の思いが姿に変わっていく過程を楽しそうに語ってくれました。
Oさんは仕事に対してとても厳しい人です。そのOさんが私の挨拶を褒めてくれました。とても嬉しい出来事です。「片桐君の挨拶はとても良かった。私は昨年も出席して、その時の挨拶も良かったことを覚えていますが、今回の挨拶もとても感心しています」として、その理由を説明してくれました。
ひとつ。笑顔が素敵だということ。笑顔のない人の挨拶は雰囲気が暗いので聞く気になりません。笑顔で登場し、笑みをたたえて話している姿は堂々としていて、かつ親しみ易い感じを醸し出しています。「片桐君の表情と姿勢は人に安心感を与え、信頼できる人物だと感じさせてくれるものです」と話してくれたことは嬉しいことです。
ふたつ。話のバランスが良いこと。偏った話をする人がいますが、それでは支持されません。いつもその筋道の王道を行くような内容なのでこの人に任せようという安心感があります。バランスはとても大事ですが、良いバランス感覚を持っています。
組織にいると同じ価値観を持つようになってしまいます。社会から出される意見を否定することや、自分たちの価値観以外の主張は認めない人として成長していきます。そんな人になると幅は狭くなり、社会からの要請に応えられない人になります。そんな人は組織で仕事ができたとしても社会で仕事はできません。異なる価値観を受け入れて相手の主張を認められる人でありたいものですが、そうした広い価値観を有していることが大事なことです。正論であっても偏らないこと、正論以外の価値観も受け止め、それを一部でも認められる度量のある人でいて欲しいと話してくれました。
みっつ。堂々としていて納得できる内容になっていること。「とても良い雰囲気を持っています。本当に成長しているなと感じます」ということです。人は常に成長を続けるべきものですが、中々そんな人はいません。途中で休んだり怠けたりするのですが、「話を聴くと成長していることが分かります」、そして「成長している姿を見ていると楽しいものです」と伝えてくれました。
とても嬉しくなるような話を伝えてくれました。自分に対しても人に対しても厳しいOさんからこんな言葉をいただけるとは思ってもいませんでした。心から感謝しています。
Gさんは整体の資格を取得しています。会社を退職した後、整体の資格を取るために大阪市内まで通学していました。そして一年弱で資格を取得し、子どもと共に来月の開業に備えています。第二の人生にやりがいを感じていることが言葉から理解できるものです。生き方にパターンはなく、自分がやりたいように行動することが人生であると改めて感じました。
今週腕の手術をして入院中のNさんを訪ねました。もうすっかり元気を取り戻し、楽しく会話をさせてもらいました。手術後のため現在はタバコもお酒も控えています。この機会に量が少なくなれば良いと伝えました。12月に退院できるので、規則正しい生活をして健康でいて下さい。