関西広域連合ではワールドマスターズ国際大会を招致する活動を続けてきました。この度、2021年に関西で同大会を開催することに関する調印式が行われ、本日、国際マスターズ協会会長以下役員が和歌山県に入りスポーツ競技施設の視察を行いました。視察の途中、知事と県議会で歓迎の昼食会でお迎えしました。
今年の大会はイタリアのトリノで開催され、4年後はオーストラリアで開催される予定ですから、関西での大会開催は2021年の予定となります。東京オリンピックの翌年に関西でこの大会を開催できることは歓迎すべきことであり、和歌山県も大会会場となりますので、盛り上げを図りたいと考えています。
大会規模などはこれから詰めていくことになりますが、仮に参加者が3万5千人、外国からの選手団が1万5千人だとすると、それに見合う経済効果が期待できます。しかも競技に参加した後は関西に滞在してくれることが期待できますから、関西、そして和歌山県の観光にとっても歓迎すべきことです。
ワールドマスターズ大会の参加資格は特にないため、誰でもこの大会に参加することができます。種目によって参加できる年齢は異なるようですが、5歳刻みで競技は開催されるため、何歳の人であっても参加する同年代の選手と競技を楽しむことができます。記録も大切ですが、生涯スポーツを楽しむことを目的として開催されることから、関西での大会においては、応援と共に参加して選手として競技を楽しみたいものです。
そしてこの大会は開会式もありますから、選手として入場行進する体験をすることができます。尤も開会式を目指したお客さんは少ないと思われるので、選手として行進を楽しむことが主体で、大勢のお客さんの前で行進するという感動体験にはならないかも知れません。ただ参加規模が3万5千人だとすると競技場で行進することはできないこともあり、開会式では人の集まる場所を行進することになります。
今日の歓迎昼食会で会長は、「皆さんが参加しないという理由はありません」と述べたように、記録を争うことよりも参加して国際大会を楽しむことを目的としていますから、競技経験のない人でも参加して楽しむことをして欲しいところです。
ところで国際マスターズ協会の一行は和歌山県の歓迎を喜んでくれました。それは、温かく歓迎している気持ちが伝わったこと。8年後の開催に向けて今からスタートしようという強い気持ちが伝わったことが要因です。昼食会での歓迎でその気持ちを感じたと話してくれました。短時間であり言葉の壁があるにも関わらず、おもてなしの気持ちを感じてくれたことは嬉しいことです。まだ県内での認知度は高くありませんが、少しずつ機運を盛り上げていきたいと考えています。
国際マスターズ協会の一行は、昼食後直ぐに和歌山ビッグホエールなどの施設の視察に赴きました。その後、関西空港に向かい、そのまま母国へ帰ることになっています。短期間で調印と施設の視察を行う行程だったようです。来年施設の調査のため再び和歌山県を訪れてくれることになっています。
和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会が開催されました。年末の家族例会やアースデー協議会と会長幹事会の報告と提案がされました。報告内容は全て了承されたので、次回例会で報告することになります。