活動報告・レポート
2013年10月29日(火)
議会報告会
外国語教育

外国語教育についての話し合いを行いました。和歌山市の公立小学校のモデル校4校では平成24年10月から今年の9月末まで外国語活動支援・サポート事業を実施しました。小学校からの外国語教育の必要性は言われているものの、現場はそうなっていません。問題は予算がないということです。ただ小学生の一年間は生涯でたった一度だけ迎える季節ですから、予算がないという理由によって、受けられるはずの外国語教育が受けられないとすれば取り返しのつかないことになります。小学校5年生や6年生の時期はもう戻らないのです。予算がないというのではなくて、予算措置をする意気と覚悟が必要です。単独予算が無理なら県と協議として国に予算措置求めることや国の制度を活用するよう積極的な姿勢が欲しいところです。

幸い和歌山市では通算4年の外国語教育サポート事業を実施してきましたから、教育委員会や実践した小学校の先生方の熱意を感じます。本来であれば本年10月以降も継続して実施したい取り組みですが、予算がないことから9月末で終了することになりました。問題は、外国語教育は継続することが大事なことであり、それに加えて次の学年の生徒に対しても実施することが必要なことです。

本来は単年度で終えるような事業ではないのです。予算が国の特別な予算措置によるものだったことから継続はできないのですが、何としても継続させたい事業なのです。国は外国語教育を実のあるものにしようと動いています。それより先に外国語教育の先進的な取り組みをしている和歌山県であり、和歌山市でありたいと考えています。結果報告をいただいたので次年度につながるような方法を模索しています。

議会報告会
議会報告会

午後7時から9時30分まで議会報告会を行いました。集まっていただき最後まで熱心に聞いてくれた皆さんに感謝しています。報告会の最後は全員の笑いで締め括ることができました。全員が笑顔になれたとても楽しい会となったこと感謝しています。

本日の報告テーマは紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会について、道州制の議論についての2項目を取り上げました。国体と大会は開催規模など全体的なことを知ってもらいました。その上に立って和歌山県民のー員として支援できることについて説明をして話し合いました。

この国体は、平成27年9月26日から10月6日までの11日間のイベントです。今から2年間を掛けて競技力向上と強化、そして道路整備と県民意識の盛り上げなどを図っていくことになります。準備期間から辿ると5年以上の期間を掛けて国体開催に向かっていることになります。わずか11日間のために、これだけの準備と多くの経費を掛けています。

賛否はあると思いますが、私は開催できることを誇りに思っています。規模は違いますが2020年の東京オリンピックまでの7年は日本が成長に向かう7年となります。オリンピックの開催期間も3週間程度ですから、たった3週間のために多額のお金も相当な準備も行うことになります。でもこれは無駄ではなく将来に向けて必要な投資なのです。人には目標が必要であり、それを目指す時間の中で夢を求め、日本全体で一緒に歩ける時間が幸せなのです。わずか3週間のために人は夢を求められ、それに向かって頑張ろうという気持ちになるのです。

祭りの期間は短いのですが、それでも人は祭りを求めます。一緒に熱くなれる目指すべきものを見つけられると、人はそれを目指して歩き出せるのです。

国体は11日間の開催ですが、和歌山県にとって次の開催機会は50年以上の先のことになりますから、私達の世代にとって最後の地元開催の国体となります。既にこの大きな祭り開催が決定しているのですから、どうせなら一緒に盛り上がりたいと思います。

大会期間中は選手や関係者を含めた延べ70万人の皆さんが和歌山県を訪れることになります。70万人のスケールは、和歌山県の代表的な観光地である白浜に7月と8月の観光シーズンに訪れるお客さんの数と同じ規模です。わずか11日間に70万人もの人が和歌山県に来てくれる機会があるのです。国体開催がなければ訪れることのないお客さんが70万人も見込めるのです。

お迎えする私達が盛り上げて、皆さんのおもてなしをしたいと思います。それが地域力であり活性化になるのです。私達にできることは花いっぱい運動に参加すること。清掃活動などクリーンアップ活動に参加すること。そして現在募集中のボランティアに応募することなどです。折角、和歌山県で国体と大会が開催されるのですから、参加して楽しまないと一生の損です。祭りはみんなで楽しむものです。11日間の祭典を和歌山県全体で盛り上げて楽しみたいと思います。そのためには応援と何かの形での参加をしたいものです。

これから続く2年間の祭りまでの行程を共に楽しみましょう。

そして道州制に関しては、現在の構想は全国を10程度の道州に分けること。都道府県を廃止すること。そして基礎自治体は存続させることが決まっていまする。具体化できていない状況ですが、日本の歴史は道州制に向かっていることを意識して欲しいと思います。大きな流れを嫌だからと思っても堰き止めることはできません。大河の流れには逆らわないで、その流れに乗って自分達の立ち位置を探すことがすべきことです。和歌山県が発展的に解消され関西州になることを良い方向に意味づけをしたいと思います。

道州制にはメリットもデメリットもあります。これから議論が交わされる中でどちらも出てきますが、メリットが大きければその流れに乗りたいと思います。私達は歴史の節目に存在しています。日本の転換的とも言うべき時期にいることに感謝して、この時代を見届けたいものです。大きな視点に立って、今よりも良い社会を築いて次の世代にこの社会を申し送りたいのです。

これからの時代を築けるのは今社会を支えている、議論を交わせている私達以外にいないのです。道州制に関しては継続して情報を提供しますから、関心事項として意識してくれると幸いです。

その他
  • 再生可能エネルギーの取り組みについて協議を行いました。わが国のエネルギー政策の一環として、再生可能エネルギーの取り組みは進めたいと考えています。既存のエネルギーを否定、再生可能エネルギーも否定する意見もありますが、では国力の維持と経済はどう保つのか。現実に即して対応可能な議論を行いたいものです。
  • 障がい者支援事業への取り組みを検討している人が、予定時間に訪ねてくれました。社会に役立ちたいという強い思いが伝わってきました。少しでも前進するように支援を行いたいと考えています。