活動報告・レポート
2013年10月28日(月)
研修会
研修会
研修会

研修会に参加しました。新しく社会人になった3人に県議会の話をさせていただきました。今年の4月に社会人になって半年が過ぎている3人は、少し社会に慣れているように感じました。ただ会社生活の中においては議会の役割、議員の活動は知らないことが多いので、基本的な説明を行いました。

まず議会とは行政機関と違うことを認識してもらいました。県議会議員は県庁という巨大組織の中にあるのではなくて、組織の外にある存在です。株式会社に例えるなら、経営者側と組合側の立場のような位置づけのようなものです。組合が経営者に対して組合員の意見を代表して進言、交渉するように、議会は行政政策や予算案について県民の皆さんの代表として意見を提言します。行政機関の施策の中に県民の皆さんの意見を反映させることが大きな役割です。県民の皆さんの意見や思いと県行政がかけ離れることのないように提言を行いますし、チェック機能の役割を果しています。

また県民の代表としての役割に関しては、全ての皆さんが同じ方向を向いているのではなく、また逆に皆さんが同じ方向を向こうとしている時に、少し後方から動きを見て違う角度から見ることも議員の役割です。ラグビーに例えたのですが、フォワードやウイングの選手がボールに向かうのに対して、フルバックの選手は全体を見渡してボールとは関係のない場所をカバーします。一見、プレーと関係のないようなそんな動きをしているのが議員の役割だと思います。皆さんが向いている方向に関しては、参加している人がその課題を知っています。しかし全員がそこに視点を向けていると、抜け落ちている視点があるかも知れません。そんなことを防ぐための動きをしているのです。何もなければそれで良いですし、何か起こりそうな時は、何も起こらないように動いています。

問題が起きて対処することも大変なことですが、問題が起きる前に防ぐことはもっと大事ことです。ただ問題が表面化する前に解決すると、問題が起こりそうだったことを多くの人は知らないことになります。何事もなかったように問題を解決していることは政治の理想です。政治は表面で議論を尽くし正々堂々と活動をしていますが、話し合いは水面下で行っています。交渉ごとの地ならしは日本社会において必要なものです。支援してくれる皆さんの思いを社会的に正義であれば反映させることが議員の役割です。

もうひとつ大事な視点があります。議論の中に入れることが大事だということです。大切な議論の場に自分の思いを伝えてくれる人がいなければ、自分の思いを伝えられないまま議論は進み結論が出されます。議論に参加できていると、少なくとも自分の意見は述べることができます。その違いは天と地ほどの違いです。自分の意見が言える中で結論を出せることと、自分が阻害されている中で結論を出されることの違いは、とてつもなく大きいのです。

議員は応援してくれた皆さんの意見や思いを持って議会活動を行っています。私達の意見を議会で述べること。それが議員としての大きな役割です。

そのために日常からの意思疎通やコミュニケーションはとても大事なことです。そんな議会と議員活動について説明を行いました。今日の研修会は議員活動の基礎的なことを説明いたしました。これから社会人としての経験を積む中で、社会のしくみや議会活動の大切さを感じてくれると思います。

そんな時に相談に乗れるように、役に立てるような役割を果したいと考えています。

その後、研修会に参加した皆さんと一緒に懇親会を行いました。研修会では十分に話せなかったことも懇親会の場では話し合えました。コミュニケーションは人と人を結ぶ大事な手段です。

ランチタイム

昼食を食べながら意見交換を行いました。地元和歌山県産の優れた商品は全国に展開させたいと思っています。和歌山県からすると関西圏だけではなくて、首都圏や中部圏にも優れた商品を送り出したいと考えています。幸い和歌山県産のものには品質の良いものがたくさんあり、上手くストーリー化させることや付加価値をつけることで全国レベルの商品に飛躍するものがあります。

そんな和歌山県産の優れた商品を売り出すための方策を考えました。地方都市において、流通ルートと人脈ルートはよく似た動きをしています。双方を一致させることができれば、もっと発展していくことが期待できます。