水軒公園に赴きました。この公園は地元の皆さんが松の木などの植樹と管理をしている公園です。元々水軒浜は東洋一と言われた砂浜があった場所でしたが、現在は埋立地となっています。かつての砂浜が道路となり、その陸地側が砂州のような公園になっています。そして長い年月の間、雑木が生い茂っていた土地になっていたのです。今から7年前、かつてこの地で育った子ども達が定年を迎える年になり歩いたところ、雑木が茂み、歩ける道もなくなっている変わり果てた姿に驚きました。
そこで雑木を伐採し松の木を植える取り組みを始めました。植樹を始めてから7年間で2,000本の松の木を植えています。今では水軒公園に松の木が並んでいる光景が見えています。本日は雨の降る中、丁寧に現地で説明をしてくれました。
これから先も松の木の植樹を行う計画があり、私達でできることがあれば少しでもお手伝をしたいと考えています。数年先には水軒公園に松の木が並び、かつての東洋一といわれた頃の光景に近づけたら嬉しいことです。そして数年に亘って、植樹と維持管理を行っている関係者の皆さんの取り組みは素晴らしいものだと感じました。
本日の現地調査には植栽の専門家の方も同行してもらいました。松の木は12月から2月の間に植樹すべきであること。砂地なので添え木で保護することが必要なこと。植樹するには高さ1メートル程度の木が適切であることなどのアドバイスをいただきました。
現地調査と専門家の意見を聞いたので、来年の植樹の実施方法の検討に入りたいと考えています。
白血病と戦っているIさんの自宅を訪ねました。抗がん治療の第一クールを終えて、一時帰宅が許されたことから自宅に戻っています。入院治療中は無菌室に入っていることから面談が叶わなかったので、今日の訪問になりました。抗がん治療に入る前日の9月16日にお見舞いをした以来に会うことができました。
その時よりも顔色が良く、少しふっくらとした顔になっているので安心しました。話を聞かせてもらうと治療は順調に進んでいるようです。Iさんの元気の源は、お見舞いに駆けつけてくれる友人、知人と話をすることにあります。話しをして笑顔になる。それが元気の源であり治療を続けられる素になっていると話してくれました。
「白血病と診断された時は、何のことだか分からなかったのですが、現実のことだと受け入れて治療をするようになりました。その中で大きな財産を得ていることを知りました。それはたくさんの友人が傍にすることです。これまでの付き合いの中で信頼関係を築いてきた友人が私の財産だと気付いたのです。この宝物に囲まれている限り、白血病に打ち勝つことができます。生存確率は10パーセントから20パーセントと言われていますが、その確率の中に入り生きたいと思います」と語ってくれました。
この元気さと友人がいる限り、白血病に打ち勝って元気に退院してくれると思います。第三クールまでの治療を続け、平成26年1月の退院を目指しています。そして7年後の東京オリンピックを見ることを目指します。そこまで行くことは最低限で、それ以上生きることを目指します。
「今日、来てくれることを楽しみにしていました」と訪問を待ちわびてくれていました。Iさんの話は途切れることなく、1時間30分以上のお邪魔をしたことになりました。
来てくれたので元気をもらったと話しをてくれましたが、Iさんの生きる力と戦う力に接して、元気をいただいたのは私の方です。来週28日に再び入院することになっています。苦しい戦いになると思いますが、きっと勝ち抜いてくれると信じています。友人たちに囲まれている元気と勝つという勇気がある限り白血病に負けることはないと思います。
今日会うことができたこと、そして話を聞けたことに感謝しています。
午後7時30分からは懇親会に参加しました。昨年ライオンズクラブのアジア大会が福岡県で開催されたのですが、その時に参加したメンバーの有志が福岡会という名称で集まり懇親しました。同じ志を持ったメンバーとの語らいは楽しい時間であり、途中ハプニングがありましたが、最後まで幸せな時間を過ごせました。改めて友との時間を大切にしたいと思いました。