設備投資に関る融資について説明をいただきました。設備によって違いはありますが、一般的に多くの設備類は15年で残存価値はゼロになってしまいます。そのため融資を受けた場合の返済期間は最長15年となります。
ところが住宅ローンの場合は最長で30年ローンという商品があります。事業用ではなく住居は生活の拠点となるため長期返済により月々の返済を軽減しているのです。ただ融資額は年収と年齢、担保価値などによって違いがあります。60歳までに返済を終えられる期間設定が一般的で、70歳で返済を終える住宅ローンもありますが、これは例外的です。現役時代でローン返済を終える返済方法が基本となります。
では事業用と住宅が組み合わさった融資を受ける場合の適用はどうなるのでしょうか。1階部分が店舗で2階部分が住居の場合の融資です。基本は事業用が優先されことになりますが、それだと返済期間が短期になるので月々の返済が厳しくなります。そのため二本建の融資にします。事業用と住宅ローンを組み合わせた形です。
融資制度には事業形態や生活に応じた取り扱いがあります。原則は無理のない範囲で返済できることにあります。融資を受ける場合は、月々の返済を考えて金額設定をすることです。
本日は設備資金、運転資金、そして住宅資金やそれらを組み合わせた融資についての考え方を聞かせてもらいました。
また消費税増税に関しては、増税後に住宅建設が失速しないように増税以上のメリットのある住宅取得控除が検討されていると聞きました。消費税増税が経済を失速させないようなしくみが検討されているようです。
夕方から講演会に出席しました。講演者は宮本鍼灸指圧院院長の宮本敏企さんです。講演テーマは「人生において意欲を絶やさないために」で、素晴らしい内容でした。
まず一人でロープを引っ張り、2トントラックを動かす方法について考えるという課題が出されました。動かすことはできるのでしょうか。その答えは意外なことでした。
正解は、首にタイヤを掛けてトラックのロープを引っ張ることだそうです。首に首飾りのようにタイヤを通します。そうするとその重みで足が大地に踏ん張れることになり、大地を踏ん張る力が前に動く力になるそうです。これは頑張ればできるや根性を出すなどの精神論ではなくて物理の法則です。物理の法則に基づいて2トントラックを引っ張ることができるのです。
タイヤを首に掛けることによってベクトルの矢印が上から下に向かいます。その分、立っている位置から前方に向かってベクトルの矢印が伸びることになります。上から下に強い力が掛かる分だけその位置から前に向いて力が入るのです。
繰り返しますが精神論で動かせるのではなくて、物理の法則に基づいて動かす力を生み出しているのです。
人生も物理の法則と同じです。重い負荷が掛かるほど、前に向いて歩く力が強くなります。仕事の依頼や頼み事が多くて大変だと思う場合がありますが、それによって大きな力のベクトルが自分に圧し掛かります。その大きなベクトルの分だけ今の位置から前に向いて歩く力が強くなるのです。これは物理の法則であって絶対的な力になると信じるべきことです。たくさんの仕事を引き受けたり、困難な仕事を引き受けたりすると、それと同じだけ前に向かう力が大きくなるのです。
前に進む強い力を得たいなら、大きな仕事を引き受けることです。責任のある仕事を引き受けるべきです。そしてたくさんの仕事を引き受けるべきです。抱えた荷物と同じ分だけ前に進む力が強くなります。
そして意欲を絶やさないための方法は次のとおりです。
初級は挨拶ヨガです。笑顔で挨拶を交わすことが初級です。笑顔で挨拶を交わすことが最初にすべきことです。続いて中級はたこ焼きヨガです。たこ焼きを食べる時に爪楊枝を口の辺りに持ってきますが、たこ焼きが熱いので吹く感じで「フッフッフッ」と笑います。その笑いが中級編です。
上級には、花咲か爺さんヨガです。一方の手に持った灰をもう一方の手でまくようにして笑います。ないものをあるようにイメージすることで灰をまいたところに花が咲きます。大きな声で笑いをまくことで笑いの花が咲きます。これが上級編です。
笑いに理屈はいりません。そして笑うから楽しくなるのです。挨拶を交わすことは初級でないものをイメージして笑いの花を咲かせることが上級です。毎日、笑いの花の中でいることが意欲をなくさない方法です。今日、参加者で初級から上級までを体験しました。今日から笑顔の花を咲かせています。