活動報告・レポート
2013年10月14日(祝・月)
研修会初日

今日と明日の二日間、有志8名で京都まで研修会に行きます。本日は和歌山市から車による移動と宿泊地での研修会の予定です。組織に所属している人にとっての活動に関して意見交換を行いました。

まずチームプレイを心掛け個人プレーは慎むことが基本です。個人の能力が高く守備範囲が広いことは良いことですがチームには役割がありますから、常に守備範囲を逸脱して他のメンバーの仕事にまで関与することは和を乱す行為となります。チーム構成員にはそれぞれ役割があり、困っている時は助け合うとしても、全体工程が順調に進んでいる場合は他の人の仕事に必要以上の口出しをすべきではありません。役割分担を決めそれを尊重しながら、困っている時は助け合うことが基本です。

チームとしてしてはならないことがあります。チーム構成員に対する批判と悪口です。批判はチームの和を乱しますし、士気低下、そしてお互いの疑惑に発展して行きます。チーム構成員への信頼があることからチームとしての力を発揮することができます。ところが信頼できなければチームメイトにパスを出すことはできなくなります。安心してパスを出し合える関係が必要で、そのためには信頼関係を築くことが最低条件です。人への批判や悪口は絶対にしてはならないことなのです。

時々、自分の元いたチームの悪口を言い触らす人がいます。所属していたチームで起きた出来事はチーム外で口外してはならないことです。もし給与を支給されていたチームであれば尚更です。チームや組織には機密事項があり個人情報もあります。そんな情報や内部の事情を他に漏らすことは漏らした人の人間性が疑われますし、批判や悪口を言っている本人への信頼が失われます。自分が所属している、所属していたチームや組織のことを言わないことが信頼されるための絶対条件です。自分の元いたチームの批判や悪口を言っている人もいますが、相手にとっては見苦しいですし聞き苦しいことなのです。

そしてチームにとってかけがえのない人がいます。どんな役割でも文句を言わないで担ってくれ、役割を遂行してくれる人です。こんなタイプの人は人の悪口を言いませんし、役割への不満も言いません。そして目立たないようにそっと役割を担い、チームを円滑に導いてくれます。

そして忘れてならない役割があります。ムードメーカーです。野球チームで言われることですが、レギュラーではないけれどベンチにいるだけで明るい雰囲気を築いてくれる人や、負けている試合でも逆転できそうな雰囲気を作り出してくれる選手のことです。組織やチームにもこのタイプの人が必要で、実務だけをする人ばかりではチーム力は高まらないのです。全体の雰囲気を見て明るくしてくれる人や、懇親会の場で盛り上げてくれる人の存在は強いチームには不可欠です。

強いチームにはタイプの異なる人が揃っています。同じようなタイプの集団は、個々人の能力が高いとしてもチーム力はそのメンバーの総和にもそれ以上にもなりません。パズルで同じピースばかりがあっても全体を仕上げることができないように、全体を完成させるためには違うピースが必要なのです。大きなピースや小さなピース、デザインのあるピースや白い部分のピースに重要度の違いはありません。全て揃って全体が仕上がるからです。真ん中の目立つピースが偉いのではありません。隅にあるピースの役割が劣っていることもありません。

問題なのは人には違う役割があるということを知らない人がいることです。真ん中にいる人、端っこにいる人も、仕事を完成させるための大事な役割があるのです。リーダーがメンバーに同じことを求めることや、同じ能力を発揮しなければ認めないという姿勢でいるとチーム力は高まりません。

参加者8人でのチームに関する議論内容です。仲間意識のあるメンバーとの研修機会はとても勉強になっています。