活動報告・レポート
2013年10月5日(土)
支部大会その2
支部大会その2

昨日に引き続いて関労橋本支部と田辺支部の定時大会に行ってきました。午前中は橋本支部、午後からは田辺支部の大会に参加して挨拶の機会をいただきました。

大会における挨拶の主旨は次の通りです。

大会構成員の皆さん、おはようございます。お招きをいただいたので県議会の報告を兼ねて挨拶をさせていただきます。今回の9月県議会定例会は9月27日をもって閉会しました。今回もエネルギー問題について議論か交わされています。

今年の夏の電力需給の結果について、今年の冬の電力受給の見通しについて、原子力再稼動についてなどが論点でした。夏場は供給予備率3パーセントを確保できたものの、ぎりぎりの線で留まっていますから、関西は原子力がなくても夏場を乗り切れていたという議論は正しいとは言えません。結果として乗り切れていますが予備率はぎりはぎりであり、火力現場の懸命の取り組みがあって稼動を続けられたことは知って欲しい事実です。夜間の点検と不具合箇所が見つかった場合の懸命の対応など、フル稼働させた火力発電所は定期点検も延長させ、日々のメンテナンスを行うことで夏場の供給力として見込めました。この後、定期点検に入ることになりますが、オーバーワークをしたつけが発生しなければ良いと願っています。

このような夏の現場での事実は知らない人が大半です。何事もなく夏場を乗り切ったものではないことも知ってもらう話し合いも行いました。関西の経済、和歌山県内の経済を考えると安定した供給力は必要で、不安定な電力事情が続くことは関西地域として歓迎すべきものではありません。地方議会においても国レベルの課題であったエネルギー問題が議論されるようになっていることを知って欲しいと思います。その中に電力職場の意見を取り入れることは必要で、意見がなければ議論の結果に反映されることはないのです。

今日の大会では活発な議論を期待しているのはそのためです。皆さんからの質疑によって活動方針を樹立すると共に、執行部のリーダーシップに期待しています。

さて最後に、地域の動きについて説明を行います。田辺市までの高速道路ですが、有田と御坊間高速道路は四車線化が決定していて、順次着手することになります。また御坊と田辺間の高速道路の四車線化について、用地は取得しているのですが、着手は有田と御坊間の四車線化を変えてからという方針があります。しかしそれでは遅いので、御坊と田辺間の四車線化も並行して着手して欲しいことを要望しているところです。

また田辺とすさみ間の高速道路は平成27年度に開通する予定で工事を進めています。先ほどの四車線化について正確には、すさみまでの四車線化を同時進行させて欲しいと捉えていただくと良いと思います。

また紀伊半島一周高速道路についても、早く事業計画化を図り予算化できるように国に対して継続した取り組みを行っているところです。

もうひとつ田辺地域で大事なことがあります。大規模なホテルや旅館の耐震診断と耐震補強が必要になったことに対する和歌山県の支援についての取り組みです。9月議会において支援のしくみを作り、約3億円の補正予算をつけています。平成26年度の当初予算では約70億円規模の予算化を図ることを検討しています。観光地である田辺と白浜のホテルと旅館を守るための施策も成立させていることも報告させていただきます。

地域を守ることも私達の使命だと思いますので、引き続き和歌山県との連携を図りながら私達の存在意義を発揮したいと考えています。

最後になりますが、定時大会において活発な議論を交わしていただき、立派に活動方針を樹立することを期待し挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

田辺新庄公園

田辺支部大会の会場であるビッグUに隣接しているのが、田辺新庄総合公園です。この地において1999年に南紀熊野体験博が開催されました。ここがメイン会場であり、実行委員会の事務棟もここにありました。会期中の4月から9月まで、ここで仕事をしたことを思い出しました。もう14年も前のことになりますから、今では公園として整備され博覧会の形跡は残っていませんでした。ただ美術館や駐車場はそのままであり、懐かしさを感じました。

この博覧会が私の人生の転機になったのは事実ですし、あの頃から随分遠くまで来ていることに驚いています。思い出の地に着いて、当時のことを懐かしく回顧できました。