一般質問の最終日です。熱戦が続いた県議会一般質問も今日で終了しました。来週は常任委員会へと舞台を移すことになります。本会議終了後、議案の委員会付託が行われ終結しました。
さて一般質問での主な質疑として、道州制について、紀淡海峡ルートなどの問題が交わされました。興味深い議論となりしまた。
道州制に関しては、現在の政府案では都道府県を廃止した後の内容は国民会議に委ねることが決っているだけです。つまり内容は何も詰まっていないし決まっていないという段階です。ただ道州制への移行を志向しているという事実があるだけです。
この段階において深い議論には至りませんが、道州制と関西広域連合との関係については別物だということです。関西広域連合では道州制のあり方検討委員会を設け道州制の論議をする体制を整えています。ただ関西広域連合はあくまでも関西広域連合でありこの組織がそのまま道州制に移行する母体になるものではありません。
問題点として、悪意の道州制論としては道州が中央政府の傘下に入ってしまうことで、出先機関になってしまう懸念があること。連邦政府のような姿になると、日本国としての力が分散されてしまい国力が低下することなどがあります。
ただ明治維新から100年以上が経過している中、当時と時間距離が異なっていることや、行政の役割も変化していることなどから、長期的に道州制への移行は不回避であるという認識が示されました。
そして道州制の内容は示されていないとしても、全てが整っていないから反対だという議論では何も進めることが出来ないこと。手順を先に決めておくことは問題にならないので反対する理由にならないこと。現時点で懸念があるとしても、絶対にそうなるとは限らないこと。個別に懸案があるだけで反対すれば全体の議論が止まってしまうことになり、これでは議論が出来ないこと。などから道州制の議論に入ることは賛同するという意思を感じました。
道州制の議論はこれから始まります。将来の日本を見据えてわが国のあり方を議論することは賛成です。議論する窓口が出来た段階で反対のための理由を述べたり、一部問題があるから議論から降りることは適切ではないと考えます。今後、関西広域連合大で議論されることになりますから、議論に参加していきたいと考えています。
そして紀淡海峡ルートについての議論です。私は紀淡海峡ルート計画には賛成ですし、知事も賛成の方向で検討しているようです。
物事には時の勢いというものがあり、それに乗ることで大きな事業が達成することがあります。逆に時の勢いがなければ、何をしても失敗することになります。現在は紀淡海峡ルートには時の勢いが出てきているので、議論をするには良い機会となっています。
それは有田と御坊間の高速道路の四車線化が実現に向かっていること。紀伊半島一周高速道路も実現に向かう目処がついたことから、長期的課題に夢を託しても不利益にならない位置にあります。具体的に言うと、紀淡海峡ルートの取り組みを開始したとしても、和歌山県内の高速道路に関する計画が中止になる恐れがなく、現状を停滞させて夢だけを語ることにならないからです。
挑戦する準備が整っていることから紀淡海峡ルート実現に向けた取り組みをする時期が今だということです。
今が押さえていたものを解き放ち挑戦する時期です。時の勢いを味方につけて和歌山県の挑戦が始まります。
以上が今日の議会での議論と、私が強く感じたことをまとめたものです。
先輩が入院しました。明日から三週間の抗がん治療に入るのでお見舞いに伺いました。一見、何も変わらないし元気ですが、心の中で病と闘っていることが分かりました。9月10日の検査で病気のことが分かり、今週火曜日から実施していた詳しい検査結果が出て、抗がん治療をすることになりました。急展開で突然のことなので本人が一番驚いていますし、私も驚きにより上手く伝える言葉がありません。
「心が折れそうになりましたが、何とか頑張らなければと思い踏みとどまっています。明日からのことを思うと夜も眠れません。闘いをした結果ゴールが見えるのであれば頑張れるのですがゴールが見えないので苦しいと思います」。それでも覚悟を決めて闘いに挑みます。絶対に打ち勝って退院して欲しいと願っています。私達の仲間で「東京オリンピックを一緒に見よう」という合言葉を作りました。7年後も元気でいてもらって東京オリンピックを実際に見ること。これを目指した闘いが始まります。
どうか闘い抜いて下さい。そして2020年の夢の東京オリンピックを観戦したいと思います。みんなが一緒です。
- 夜は議員同士の懇親会に参加しました。今議会の一般質問についての話し合い、秋の研修会の実施について話し合いました。お互いに研鑽することで高め合うことを話し合いました。
- 知人のHさんから電話をいただきました。昨日、検査を受けところ良くない結果が通告されました。電話の向こうの声から相当のショックを受けていることが分かります。明日、お見舞いに行くことにしています。