写団ウエストクラブの写真展に行ってきました。今回が12回目の写真展で毎回案内をいただき訪問させてもらっています。会員の皆さんは全国、世界を回り作品を作っていますが、この一年間の作品を拝見させてもらいました。
身近なところでは和歌山マリーナシティや磯の浦という和歌山市を代表する海岸でのマリンスポーツなどの光景。インドのガンジス河での祈りの光景。北海道の自然を巡った作品などがありました。
どの作品も一瞬の出来事を切り取っています。一瞬だけ表現されて消えていくものを作品として残せることは凄いことだと思います。本人も知らない表情や、現場にいても見えない光景が作品で見ることができるのですから。今回も拝見させていただいたことに感謝しています。
ところでガンジス河の沐浴の光景は、写真で久し振りに見ました。ずっと以前、友人がインドを訪問した時の写真を見た時の印象を思い出しました。聖なる河ガンジス河は、清めの河でもあり、生活に必要な河でもあります。沐浴の横で川の水で洗濯していることや、遺体を河に流している光景もありました。
聖なる河ですが人が決して犯すことができない聖地ではなくて、生活の恵みを与えている河でもあるのです。生まれた子どもを沐浴させていると思えば、遺体を河に流している光景があります。川の水を洗濯水や飲料水として使っているなど、この河は不思議な存在だと感じたことを思い出しました。
いつか行こうと思いながら数十年が経過してしまいました。このことは、行こうと思ったときに行動しなければ実現できないことを現実の問題として教えてくれています。やろう、行こうと思った時に、実行に必要なことを準備することが大切です。
写真を見ながら、行動のあり方についても思いを巡らせることができました。形にするためには具体的な行動が必要です。
昨夜和歌山県に到来した台風は近畿地方を過ぎ去り青空が広がりました。県内で被害が発生したことは残念なことですが、対策本部を設置して早期対応に当たっています。どうか二次被害など新たな被害が拡がらないことを願っています。
和歌山フラメンコ協会会長と話しました。会長から最新の協会誌が完成したので受け取りました。今回で第26号の発刊となります。
さて会話の中で会長からお知らせがありました。秋の公演は「Pala el cielo〜空へ」と「AMATERASU」が予定されていますが、この公演をもって森久美子フラメンコ舞踊団としての公演活動はしばらくお休みに入るということです。森先生による大阪や京都でのレッスンが増えるため、舞踊団の活動にこれまでのような時間を割くことができなくなったからです。公演はシナリオ作成と振り付け、練習や衣装作成など相当の時間を要することになります。個人としての練習は勿論のこと、全体での練習も必要ですが、全体での練習時間も取れないなど時間と環境の制約があり現状では続けることが難しいと判断されたようです。
秋のふたつの公演の「Pala el cielo〜空へ」は、ディナーショーの形式をとり、ホテルグランヴィア和歌山で開催され、「AMATERASU」は大阪大丸心斎橋劇場で開催される予定となっています。この舞踊団としての最後の舞台を楽しみたいと思います。
ただ数年の充電期間を経て、再び舞踊団としての活動を再開することを念頭においていることから、更に発展した姿での舞踊団活動を期待しています。
ずっと走り続けてきたものでも、時には停止して充電することで次に走り出すことにつながります。痛んだものは治して再スタートに備えることは大切なことです。痛んだ身体や心のケアをしっかりとした上で、次に備えて欲しいと願っています。
さあ12月8日公演予定の「AMATERASU」完結編を楽しみしています。皆さんの大きな舞台、頑張って下さい。