活動報告・レポート
2013年9月8日(日)
星の子コンサート
交流会

久代食堂のバーベキュー会があり参加しました。雨天だったことから、昨年参加した時は大雨だったことを思い出しました。駐車場にテントを張ってくれていましたが、雨は降らずに涼しくて快適なバーベキューを楽しみました。

参加していた皆さんと交流をできた良い機会となりました。

星の子コンサート
星の子コンサート

星の子コンサートに行ってきました。シンガーはMiyaさんとSarahさんの二人、ピアノは吉田民生さんでした。ラグタイムを会場に、約2時間のコンサートは私達を別空間に運んでくれました。

今日の選曲は深まり行く秋というもの、そして人生の秋路というものを感じさせてくれました。こう書くとテーマは少し分かりにくいのですが、誰にでも訪れる夏の季節を過ぎ、深まり行く人生に気付く頃が一貫したテーマだと感じています。人生を謳歌できる夏に戻りたいけれど、もう一度あの暑い時期を体験することは遠慮したいという複雑な感覚がありました。結論として、やはり生きてきた結果としての今があるので、今が一番素敵な人生の季節だと言うことです。この2時間はそんなコンサートでした。そして他のことを一切思わない、考えないコンサートでもありました。生きているのは今、楽しむのは今、自分が存在しているのは今。そんなことを考えました。そんな考えになったのは、舞台の三人がそんな演出をしてくれたからです。

オープニングの曲、シャンソンでは定番の「オーシャンゼリゼ」は春を歌い上げてくれました。やはり人生は春から始まるのが軽快で素敵です。Miyaさんの歌声は、これから始まる大人としての人生への期待、人との出会いの素晴らしさを感じさせてくれました。同じ歌でも歌う人によって伝わるメッセージは違いますし、受け取り側の年齢や環境、心の状態によっても違います。今日のメッセージは人生の春でした。

素敵な第一部は瞬く間に終えて、ここでは一気に第二部に飛びます。第二部のオープニングはSarahさんの「ようこそ劇場へ」です。これは初めて聴く特異な歌でした。劇場とはこの瞬間を捉えたらコンサートであり、人生と捉えたら困難が待ち構えているものが人生であり、私達は嫌でもここで生きる以外に選択肢はないというものに感じました。単純化すれば人生は劇場であり、人は自分という劇場で演じる以外の生き方はないという怖いテーマです。生まれて人生の劇場に登場する。そこで演じることが人生の全て。そんなメッセージを受け取りました。

怖いけれども劇場で演じる資格を与えられていると思うと、自分で何でも演じられることに気付きます。演じる自由があり、どう生きるのかは自由。しかし自己責任においてなので、失敗をしても責任は自分が負うべき。ただそれだけです。

でもシナリオを描くのも、製作も監督も、そして演出も主演俳優も、すべて自分が自由に決定できます。劇場が進行している最中においてもシナリオを変更することは自由ですし、演じ方を変えることも自由です。但し全ては自己責任においてです。

自己責任を負う覚悟を決めたのであれば人生は楽しい劇場になります。自己回避を続けるのであれば人生は厳しい劇場になります。人生にはどちらの意味もない、人生に意味をつけるのは自分なのです。

意味を感じる「ようこそ劇場へ」から始まりました。コンサート終了後Sarahさんに伺うと、「この歌を歌うのは今日が初めて」でした。コンサートでは2曲程度は初めて歌う歌を入れます。新しい歌を入れることでコンサートに幅を持たせ、自分に負荷をかけて成長しようとしているのです。

今日の挑戦曲は、先に書いた様なメッセージと共に伝わってきました。

「愛の賛歌」、「ラストダンスは私と」も定番ですが、しっかりとメッセージを受け取りました。自分と世界を超えるものが愛であり、どんな生き方をしても最後まで一緒にいるものが愛だというメッセージです。

ラストの曲「鏡の中のつばめ」は演劇のようでした。渾身の歌と表現に引き込まれました。時に人生は激しさがあり、その中においても生き抜くことが力になり、実は何もない人生に意味を持たせることだという表現です。Miyaさんがとてつもない練習をして今日の日に挑んだことが分かるような気がしました。

やはり歌は素敵であり、コンサートは素晴らしいと感じさせてくれました。これから始まる秋という季節は素晴らしい季節になると感じさせてくれました。