活動報告・レポート
2013年9月1日(日)
秋葉山公園県民水泳場
秋葉山公園県民水泳場
秋葉山公園県民水泳場

待望の秋葉山公園県民水泳場が完成しオープニングセレモニーが開催されました。台風の影響が心配されていましたが、式典は予定通り挙行されました。お招きをいただき記念すべき式典に出席してきました。

これまでの秋葉山水泳場は、昭和41年に完成し黒潮国体の水泳会場になるなど広く親しまれてきましたが老朽化が進み、また水泳の国際大会に適合しなくなるなど大きな大会では使用できない施設になっていました。そこで平成27年度開催の紀の国わかやま国体の水泳会場になることから改修計画を立て改修を進めてきました。そして本日の竣工式典へとつながりました。

屋内プールに入った瞬間、とても驚きました。これまでの印象と大きくかけ離れるほど、立派だったからです。秋葉山プールは小学校の夏休みによく利用していました。水泳教室への参加や友達との遊びで来たものですが、その時の印象、最近の印象とは全く違ったプールに変貌を遂げていました。

秋葉山公園県民水泳場

式典では主催者である知事の挨拶から始まり、水泳競技のデモンストレーション、古来から和歌山県に伝わる泳法の披露もありました。かつて和歌山県は水泳王国と称された時代がありましたが近年は低迷しています。要因は様々だと思いますが、大きな大会を開催できる水泳場がなかったこともそのひとつです。練習する環境が弱かったことから、県内の有力な中学生が、練習環境を求めて県外の高校に進学することもあるようです。

そんな傾向に歯止めを掛けるためにも秋葉山水泳場の役割は大きく、国体に向けて練習環境の確保と大きな大会の誘致などを行うことで、チーム力を強化して欲しいと思います。

平成27年度に向けて既存のスポーツ施設が改修され、またテニスコートなど新しい施設の建設も進んでいます。同時に国体開催に合わせた道路整備も進んでいることから、国体が和歌山県、そして和歌山市の活性化につながろうとしています。

和歌山県を挙げて国体の盛り上げを図り、是非とも成功させたいと思える一日になりました。皆さんとこの思いを共有できることを願っています。

また秋葉山公園は高台にあるので、この地域の災害時の避難場所になっています。スポーツ施設としての役割に加えて、非常時の避難場所として備蓄基地としての役割を果たしてくれます。スポーツ施設と避難施設としての二つの機能を持たせた県有施設として、期待は高まります。

子どもの頃親しんだ「あきばさんプール」が新しくなり、今の子ども達にとっても親しみのある施設として使用されることを祈っています。

秋葉山公園県民水泳場

ところで水泳競技では、以前はコースの区切りにロープを使用していたことから、水泳で発生する波の影響で、1コースや8コースの選手が不利になっていました。ところがコースを仕切る用具が改善されて、今ではコースによる有利不利は少なくなっていると聞きました。ただ慣習として今でも予選タイムの早い選手が、決勝では4コースや5コースに配置されています。確かに国内トップレベルの選手のデモンストレーションの泳ぎでは、大きな波が発生していませんでしたが、仕切りを取り払った後の泳法の紹介の時は大きな波が発生し、その波がプールサイドに押し寄せていました。仕切りがあるのとないのとでは、それほどの違いがありました。技術も道具も進歩しているようです。

その他
  • 病気の治療を続けている方のお見舞いに伺いました。少し痩せているのですが明るく元気に治療を行っています。趣味は歌うことで、自分で歌ったり人の歌を聞いたりしているようです。好きなことがあれば病気とも元気な気持ちで闘えます。明るい気持ちと強い気持ちで乗り切って欲しいと願っています。
  • 対馬を視察してきた方と話を伺いました。対馬はわが国の領土ですが、地元以外はその意識が希薄なように思います。既に外国資本に買われている土地もあり、どのように守っていくのか、国として強い姿勢で方針を示して欲しいと思います。