活動報告・レポート
2013年8月28日(水)
防災協定について
防災協定について

大災害に備え地方自治体と民間団体などで防災協定が取り交わされています。万が一の時のために体制を整えておくことは歓迎です。多くの団体や協会が和歌山県のために協定を締結してくれている現状を嬉しく感じています。さて本日も東京に本部のある全国組織が、和歌山県のことを思って災害発生時に支援したい旨の申し入れをいただきました。

東京から来県していただき協議しました。和歌山県における大災害への支援とは、東南海・南海地震や三連動地震が発生した場合の支援を指しています。

和歌山県内の団体や協会との支援体制は整えつつありますが、想定している以上の規模の災害に発展した場合、県内だけで初期対応できるかどうかは分かりません。県外の支援もいただきながら初期対応できるのであれば歓迎すべきことです。

この案件に関しては初顔合わせだったので協議結果はこれからの話し合いに依りますが、個人的には有り難い話であると考えています。

コミュニケーション

組織には各世代の人が所属して構成されています。経験者には自分の仕事以外に若い人を育成する役割が課せられています。勿論、課せられているといっても義務ではありませんが、組織の継続的発展や社会への貢献を考えると、次の世代を早く育成することが経験者の大きな役割だと言えます。経験者は自らの経験を話し、早く一人前になるように見守ります。仕事を通じての指導には、厳しさと愛情が必要です。厳しいだけでは人はついてきませんし学ぶことはできません。厳しい中に仕事と人に対する優しさを込めなければなりません。

人を育てる方法は経験者のスタイルによって違いがありますから、一定の方法はありません。ある役職者は仕事の趣旨が分っていても、若い人を自席に呼んで意図的に質問を投げかけます。質問に答えることで若い人は仕事の理解を深め、何が欠けているのか、上司、又は会社は何を求めているのかを知ることになります。

何よりも大切なことは会話があるということです。組織で仕事をする場合は特にそうですが、人間関係を築くためにはコミュニケーションが必要です。コミュニケーションとは会話から始まります。恋人関係などを除いて、言葉を交わさないコミュニケーションは成り立ちません。

上司と部下の間でお互いが分かっていたとしても会話が必要です。経験の少ない部下から上司に話し掛けることはできないので、上司から部下に話し掛けることは大切なことです。それが人を育てるということにつながります。

また始業前の会話も大切です。前日の出来事やスポーツの話題などの会話から仕事を始めるのもコミュニケーションのひとつです。仕事前のウォーミングアップというイメージですが、これも会話によるコミュニケーションです。

経験者が残せるものは仕事の手順や方法もありますが、人とのコミュニケーションの取り方だと思います。どんな人とでも会話ができ好かれるならば、それは応用力につながりますし人脈形成にもつながります。個人で完結する仕事はあまりたいしたことはありません。人と人がつながって行う仕事が大きな仕事に発展していきます。仕事はチーム、そして組織でやるものであり、そのためには役割分担と信頼関係、そしてチーム内のコミュニケーション力が必要です。

仕事におけるチームはサッカーや野球と同じで、同じ位置にいたり同じ動きをしているようでは小学生低学年レベルです。チームメンバーには違う役割がありますから、自分の持ち場はしっかりと守り、後は他のメンバーを信頼して任せることです。チームメンバーは自分の見えないところで役割を果たしてくれています。