夏の間に伸びた髪の毛をカットしてきました。暑い夏は頭もすっきりさせるに限ります。午前中にカットしたので、涼しい気分になって午後からの活動に向かいます。そしてカットをしている最中は、この業界から見た和歌山市の状況を聞かせてもらいました。
宮崎県観光協会主催の「神武天皇ご東遷キャンペーン」が来月開催されます。宮崎県をバスで出発して神武天皇の東方遠征に縁のある地域を訪ねる企画です。この企画の中で和歌山市を訪れてくれることになっています。和歌山市の竈山神社には9月19日に訪ねてくれて、正式参拝と奉納を行うことになっています。
言うまでもなく竈山神社は、神武天皇の兄である五瀬命が命を落としたところとされており、ここに祭られています。「神武天皇ご東遷キャンペーン」の参加者が竈山神社を訪ねてくれるので、おもてなしの気持ちでお迎えしたいと考えています。
この企画に関して観光関係者と意見交換を行いました。できればこの「神武天皇ご東遷キャンペーン」の皆さんが来る前に神社内の清掃をすることで、遠いところからでも気持ちを伝えたいと考えています。
「東京で起業を目指している人や事業を行っている人は意欲が違います」という話を伺いました。この方は和歌山市で事業を行っている方ですが、来年からは東京にも事業所を構え、和歌山市と東京の二箇所での事業展開を考えています。和歌山市で事業を行っても売り上げはそれほど伸びませんが、試しに東京でセミナーを開くと人が集まり、短期間の間に和歌山市の売り上げを越してしまったのです。市場規模が格段に違うことから当然のことですが、理由はそれだけではないと言います。
それは良いものを受け入れることができる市場と、良いものでも受け入れない閉鎖的な市場の違いがあるということ。人の意欲が違うということだそうです。和歌山市の経営者が都内でセミナーしたところ会場いっぱいに人が集まってくれたというものです。都内では無名の経営者であっても、自信のある企画を打ち出せば、三回実施したセミナーは全て満員になったのです。そして質問攻めがあり、参加者が良いと判断すれば直ぐに購入があり、口コミで広がってインターネットでの注文が増加しているということです。
この参加者の意欲の違いと市場の規模によって、東京事務所を設置することにしたようです。「和歌山市から進出しても勝負できるところを見せ付けたい」という意欲を持ち、来年から本格参入する意気込みを聞かせてもらいました。
困難が待ち受けていると思いますが、土台を作り上げた得意分野で勝負することを応援したいと考えています。
そして利益が伸びた分はアフリカの国に寄贈して、貧困から脱却する一助にしたいという強い気持ちを持っています。事務所の壁にはアフリカの痩せた子どもの写真と、マザーテレサの活動している時の写真が貼られていました。「負けそうになれば、目指すところはここだと自分に言い聞かせるために写真を貼っています」とこの経営者は答えてくれました。マサーテレサのような愛を、行動することで世界に発信することを目指した進出です。
愛を持って支援するためにもお金が必要です。言うだけ、気持ちを持っているだけでは具体的な支援はできません。事業で収益を生み出して、その資金を持って支援すること。それを目指しているのです。
この経営者の心では、貧困と戦争をこの世からなくすことを目指した挑戦が始まろうとしています。そんな意気込みを聞かせてもらって元気になりました。
私が所属しているNPO法人青少年国際福祉教育協会の総会が開催されました。総会では昨年度の活動報告と新年度の事業計画を中心に議論を交わしました。平成24年度はTOEIC運営サポートとフロリダ会活動サポートおよびスナーダイクマエ孤児院絵画展サポートを行いました。平成25年度も同じ事業を継続することにしています。この事業計画案と予算案が承認されたので、平成25年9月から始まる新年度の活動に期待しています。