和歌山スマートインターチェンジ計画に関しての確認を行いました。来週から同インターチェンジの地元説明会に入りますから、その前段で計画を確認したものです。現段階の計画案は何度か記していますが、再度確認しておきます。
平成30年度の供用目標としています。今から5年後の供用開始を目指していますが、現時点では交渉も買収もゼロですから、急ピッチでやり遂げたとして5年後の完成となります。事業費は約35億円。接続道路が、県道和歌山橋本線で、これは都市計画道路南港山東線のことです。都市計画道路の位置を変更することから、今回、地元説明を行うものです。
なお形式は、本線直結型のフルインターチェンジで、ETC搭載車対応のインターチェンジになります。地元の振興と観光、そして物流に資するものとして期待しています。
耐震改修促進法の改正によって。不特定多数が利用する建築物や避難弱者が利用する建築物、危険物を取り扱う建築物の中で大規模なものに関して耐震診断が義務付けられました。ホテルや旅館、美容院や幼稚園、高齢者施設などが対象になります。それに関して課題があります。耐震診断や耐震補強に対する投資が必要なこと。耐震補強ができていなければ公表されること。そして公表された結果、耐震補強ができていないホテルなどはお客さんが来てくれなくなる恐れがあること。
そのために耐震診断と耐震補強が必要ですが、経営者が負担する資金が相当な額になると予想されるので、補助制度や融資制度が求められている問題です。議会では同法改正から議論を続けてきていますが、現在も和歌山県の補助制度創設に向けた話し合いを継続中です。平成25年9月県議会においても議論する予定ですが、この問題について協議を行いました。協議内容を書くことは控えますが、9月県議会に向けて対応しています。
面接に関しての話し合いを行いました。進学でも就職でも試験は筆記テストと面接が基本です。筆記試験は勉強をする以外に合格点を取ることはできません。ところが面接は自分の長所を出す必要があり、面接のテクニックが必要です。そこで基本的なことを教えてもらいました。
まず姿勢と挨拶、態度が第一印象として重要です。良い姿勢、大きな声での元気の良い挨拶、そして清々しい姿勢が基本です。背筋を伸ばす、椅子には深く腰を掛けて前屈みにならないこと。言葉は、はっきりと丁寧に言うことです。
そして質問に対して絶対条件があります。日頃の自分がやっていることを答えることです。普段やっていないこと、取り組んでいないことを答えると、再質問、再質問の中でやがて答えに窮してしまいます。無理に良い格好の答えをする必要はありませんし、やっていないことを答えてしまうと答えに詰まるか、面接官に見抜かれます。
やっていることだけを自分の言葉で答えること。これが面接の極意です。面接の指南書がありますが、模範的回答を覚えても意味はありません。自分が本気でやっていること、何故この学校に進学したいと思っているのか、自分の言葉で答える必要があります。
明確に意識をしていれば答えられますし、仮に答えがずれていたとしても、その言葉から思いは伝わります。
仮に英語について質問されたとします。「英語を活かそうと思っているなら、英検などのテストは受けていますか」という質問です。この学生は一度も英検などのテストを受けていないとします。受けていないのですが武器はなく答え方はありません。ですから「英検などは受けていません。英語は大好きなのですが、英検を受けて点数が取れるかどうか自信がありませんでした。ですから大学に入学してから受けるつもりです。3年生で英検2級を取り、そこから留学をして卒業後は外資系の企業に就職をして、貴大学の名誉を高めたいと考えています」など、受けなかった本当の理由と、これからどうするのかを答えることが面接の答えです。
面接では常に日常の自分を自分の言葉で語るべきです。質問に対しては実践していることを答えること。もし実践していなければ実践していない理由を述べ、これからどう実践していくのかを答えて質問に対応します。
ある学生が面接で質問を受けました。「あなたの長所はどんなところですか」という質問です。緊張していたので長所が言葉として出てきませんでした。そしてこんな答えになりました。「やさしくて、やさしいところです」。この答えを聞いて面接官は微笑みました。嘘を言わないし、やさしいという学生の人柄が伝わったのです。自分を知ってもらい大学や会社にとって、一緒にやっていける人物であることを分かってもらえると良いのです。
この人と一緒に勉強したい、この人に来てもらいたい。この人と一緒に仕事をしたいと思ってもらうことが面接において大事なことです。飾りもよそ行きの言葉も、見栄も不必要です。
- 再生可能エネルギーの取り組みに関しての話し合いを行いました。全国の動きなどに関しての情報を得ることができました。
- 学校教育に関して話し合いました。文武両道について、昨今は学校全体でそうなっていることを称える言葉に用いられる場合があります。例として、学力優秀で甲子園大会にも出場している高校であるといった良い意味の表現です。でも本当の文武両道は、個人が勉強をやってスポーツもすることを言います。文武両道のバランスの取れた人材が求められる人材像なのです。学校においては、どちらにおいても飛びぬけた人材でなくても良いので、どちらもある程度できて、コミュニション力のある人材を育成して欲しいと思います。
- 都市計画の線引きに関して話し合いました。都市計画の線引きを見直すことは難しいことですが、都市計画道路の進捗に応じた地域のあり方を考える上において、線引きの見直しも検討して欲しいと思います。過去と同じで良いことばかりではありません。ただ人口減少社会において、郊外に人口を拡散するような線引きの見直しは難しいことは理解できます。人口が減少しているのに、人の住居が拡散してしまうようなまちづくりはあり得ないからです。折り合いを付けられる形があれば良いのですが、その話し合いを続けます。