健康を仕事にしている方と懇談しました。健康の仕事に就いてから約30年だと伺いましたが、その当時は今ほど健康を語っていなかったと思います。仕事を健康よりも重要視していた時代において、健康を大切にすることを説いていたのです。最初は入浴剤を開発して説明をしていたのですが、珍しくもない入浴剤が売れることもなく、スタートは厳しいものだったようです。しかし口コミで冷えが直ることが徐々に広がり、そこから健康に関する商品開発が進み今に至っているのです。
この方と接すると分かることがあります。いつも笑顔であること。明るい声で元気があること。姿勢が正されていること。車でどこにでも出掛けていること。これらの特徴が接する人に元気を与えてくれるのです。笑顔がある、元気がある、明るい、健康的である、駆け付けてくれる。これからは人を引きつける要素です。渋い顔をしている、元気がない、暗い、不健康である、中々来てくれない。そんな人は信用が低いので人と接するビジネスには適していません。まして健康に関する商品を扱っても売れることはありません。
逆境を超えてきたのは笑顔の力だと言えます。笑顔は接することを安心させ、信頼される力を持っています。姿勢が良く年齢よりも若く見えることも成長の秘訣です。瑞々しいものに人は惹かれます。カサカサだと虫も近寄らないと言いますから、瑞々しく虫が近づくような活力ある人が良いのです。
そしてこれまでの経験を基にして、次のステージを睨んでいます。健康と美容は全ての人の願いですから、それを提供できる仕事に誇りを持っています。来月も会って話を聞かせてもらうことにしています。
再生可能エネルギーについて相談をいただきました。和歌山県内でソーラー発電をしたいという要望です。場所を確認したのですが、メガソーラーにするには面積が狭いように思います。メガクラスにはならないのですが事業性を検討してみます。
学生は夏休みに入っています。嬉しい夏休みですが、高校三年生にとっては試練の夏休みとなります。進学や就職に向けてのスタートの時期でもありスパートの時期でもあるからです。進路希望と現在の実力と伸びしろから、進路先を決めて行くことになります。本人の希望と実力が伴わない場合がありますが、現実を見ながら可能性も追求する時期でもあります。
伸びる人の条件は、明るくて元気であること、素直であること、そして努力ができる人です。自分が中心に社会が回っていると勘違いしている生徒がいます。そんな生徒は周囲の意見を聞かないという特徴があり、残念なことにこれから伸びる余地がありません。これは何千人という生徒と接してきた人が分かることです。人の意見を聴いて考える材料にできない生徒は、情報提供やアドバイスをもらえる機会を放棄しているようなものです。
狭い世界の住人は、自分が見ていない世界や周囲が経験した世界を知ることはできません。多くの人の意見を聞いて良いところは取り入れ、選択肢を広げていく、逆に絞っていくことが夏休みの課題です。
全ての受験生の夏に期待しています。秋に向かって伸び続けて下さい。
夕方からは懇親会に参加しました。仕事と政治力、コンプライアンスと範囲を超える度量などについて話し合いました。仕事の成果は関わる人や方法などの要素によって変わります。その中で大きな課題になればなるほど政治力が必要になります。政治力を駆使できる人かどうかによって仕事の成果は違ってきます。
またコンプライアンスを法律順守という解釈をすると仕事はできません。仕事に幅が生まれないからです。規程や基準に基づいた仕事は簡単なのです。規程や基準は過去の経験からできたものであり、変化が激しい今この場で起きていることは反映されていませんし、未来で通用するものかどうかも不明です。社会情勢に照らして、規定や基準を解釈していくことが仕事です。政治力がなくコンプライアンスに凝り固まっていると、仕事はできなくなります。