恒例の和歌山巴里祭が開催されました。今回は15回目の開催にあたり、和歌山市でシャンソンを観て聴く機会が定着していることを嬉しく思います。
第一部の舞台はパリ。パリの光景をイメージできる進行と歌で構成されたコンサートとなりました。歌の世界は一瞬にしてパリと和歌山県を行き来させてくれますから、居ながらにして心をパリへと向かわせてくれます。そんなパリと和歌山県をつなぐように、今回のパンフレットに掲載した挨拶は次の通りです。
和歌山シャンソン協会顧問 和歌山県議会議員 片桐章浩
第34回市民文化まつり参加、和歌山巴里祭、第15回チャリティー・シャンソン・フェスティバルが皆さんのご協力のお陰で今年も開催することができました。このように盛大に開催ができますのは、シャンソンを愛し、いつも応援してくれている皆さんがいるからだと深く感謝申し上げます。今回も実行委員会と出演者一同が、心を込めてシャンソンをお届けしたいと思います。
特に今年のゲストは、和歌山県出身で和歌山県が大好きな「ウインズ」の皆さんをお迎えできました。是非ともゲストとしてきて欲しかったアーティストの参加が決り、今日の日のステージをご来場の皆さんと共に楽しみたいと思います。
そして今回も、和歌山巴里祭の入場収益金を社会福祉に貢献している団体に贈呈させていただきます。和歌山シャンソン協会として、和歌山県の文化発展と社会貢献活動への取り組みを行いたいと考えてのことです。
実行委員会と出演者が心を込めたシャンソンは、皆さんに心から楽しんでいただける感動の舞台になると確信しています。ご来場いただいた皆さまとステージが一体化する今日の和歌山巴里祭が、この先いつまでも皆さんの心に残りますように願っています。本日はご鑑賞いただきまして誠にありがとうございます。
今回のゲストはウインズの皆さんです。地元和歌山県を中心に活動をしているグループで、楽しくて和歌山県のことが大好きなことが分かる歌を創っています。そしてウインズのライブはパワフルで参加している人に元気を与えてくれますが、今日もパワフルさ全開でした。和歌山県を愛しているウインズの選曲は和歌山県に誇りを持つことを伝えてくれました。紀州よさこいの「やっぱ紀州」も紀の国わかやま国体のイメージソング「明日へ」も、そして「道」や「全力投球」も、「和歌山ラブソング完結編」もあり、会場は盛り上がりと感動に包まれました。
ウインズの歌を聴いていると、これは和歌山県の応援歌だと感じました。和歌山県、その次も和歌山県と、和歌山県を誇りに思えるようになります。ステージの後半には会場は元気で満ち溢れ、ここから和歌山県が元気なる感覚がありました。この一体感は何なんだろうと思えましたが、ウインズのメンバーの故郷を思う気持ちが伝わったものだと感じています。「和歌山県最高」。そんな思いが炸裂してコンサートになりました。
終演後、会場からは「ウインズってグループの歌を初めて聴いたけれど、とても良かったね」だとか、「和歌山県に元気を与えてくれるグループ」、「CDを買おう」などの意見が聞こえてきました本当に嬉しい声です。
シャンソンとウインズの組み合わせは、新しい和歌山巴里祭の楽しさを伝えてくれたように感じています。
そして実行委員会と出演者による打ち上げが行われました。橋本実行委員長をはじめ出演者の表情は大きな舞台をやりとげた充実したものになっていましたし、参加者も楽しさ笑顔で満ちていました。
ウインズの皆さんも挨拶のため懇親会場に来てくれました。この七夕のコンサートとなった15回目の和歌山巴里祭は、忘れられない一日となりました。