活動報告・レポート
2013年7月3日(水)
ライオンズクラブ例会
ライオンズクラブ例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ例会が開催されました。新年度で新体制による初例会となりました。立場や環境が変わると同じ例会でも空気の違いが分かります。緊張感に包まれていた会長時代とは異なり、周囲にゆったりとした空気が漂っています。緊張感が消えた訳ではないのですが、少し緩和されたような感覚がありました。

これが責任という空気だったのかと感じ、責任というものの重さに気付きました。責任があると場が引き締まって見えます。引き締まっているので発言も引き締まったものになります。そこが責任から解放されると重いものが消え去っていることに気付きます。そんな空気の中の例会を楽しむことができました。

そして初例会では石川会長から感謝状をいただきました。皆さんのお陰で使命を果たすことができたので感謝状をいただく筋合いではないのですが、一年間の活動に対するお礼という意味で受け取ったと思っています。皆さんからの気持ちを有り難く感謝しながらいただきました。また会長のバッヂの引継ぎを行い、新体制での活動が始まりました。経験を活かして前会長として一年間、活動を行います。

さて南大阪みささぎライオンズクラブ竹井さんが例会訪問に来てくれました。数あるクラブの中から和歌山ゴールドライオンズクラブを選んで例会に参加してくれたことは大きな喜びです。しかもゲストスピーチとして大和川を浄化しているクラブ活動を紹介してくれました。この活動には感銘を受けました。概略を言うとEM菌を使い、家庭から排出される排水をきれいにして家庭の外に排出する活動です。正確には善玉菌を増やした形で家庭から排水するということです。

河川の汚染の原因の80パーセントは家庭からの排水にあります。つまり家庭からの排水をきれいにすれば河川の汚れは改善されるのです。水の中に波動を閉じ込めるというイメージでEM菌を活用しています。

水の中に含まれている菌は大雑把に分けると善玉菌10パーセント、悪玉菌10パーセント、日和見菌80パーセントの割合です。EM菌を使って善玉菌の割合を高めることで、悪玉菌の比率を相対的に下げることで河川の水を浄化しているのです。

善玉菌の比率が増えると他の菌の比率は低下します。要は良い集団を増やすことで全体を改善しようということです。これは人の集団においても同じことが言えます。

人の集団の場合は概ね善玉20パーセント、悪玉20パーセント、日和見80パーセントの比率となります。人と細菌では比率が違うのですが、全ての性格のものが混在しているところは同じです。この中の善玉の割合を増やせたら、組織の環境や仕事の成果高まることになります。

しかしEM菌を遣って善玉菌を増やし続けることは地道な活動です。家庭から排出される家庭用排水は毎日ありますから、毎日、継続した活動が必要だからです。面倒くさいのですが、毎日続けることで善玉菌は増えて行きます。善玉を増やすためには毎日の取り組みを継続するというプロセスが必要なのです。これが出来ていることが大和川をきれいにする活動の秘訣です。簡単なようですが簡単ではない活動を実践していることの凄さを感じることができました。

参考までに和歌山市を流れる紀の川の延長は136 kmあり、水源地の保水能力が高いことから、汚れは少ないということです。大和川の延長は約64kmなので保水量が小さく、浄化能力に乏しいため、人が環境対策をしなければ汚れる一途となります。

地球環境問題をテーマとした社会貢献活動を実践しているこの取り組みは正にライオンズクラブです。大きな視点を持ち小さな行動を起こすこと。それが私たちにできることなのです。竹井さんの報告に感謝し、今後の交流機会を期待して例会を終えました。

再生可能エネルギー

再生可能エネルギーの取り組みに関して協議を行いました。日照時間の長い和歌山県ですが、取り組みとして全国発信できるものがないように思います。環境先進県を目指しているわが県ですから、何かの形で全国レベルの取り組みを現実にしたいものです。そんな話し合いをしています。

フロリダ州
陶芸

フロリダから来日して和歌山県に来てくれた陶芸家から指導して作成した陶芸を受け取りました。色付けをしてきれいに焼き上げて完成させてくれました。フロリダ州との交流の成果のひとつとして作品が仕上がりました。受け取ってみると、自分で制作した作品ですから愛着を感じます。2年後には和歌山県とフロリダ州が姉妹提携をしてから20周年になります。それを目指した活動をする意識付けになりました。記念品として保管しておきます。

その他
  • 夕方からは懇親会に参加しました。同じような目的意識を持っている仲間との交流は楽しい時間となりました。和歌山県を変える力に発展することを期待しています。
  • 就職問題に関しての話を行いました。和歌山市内における就職事情は厳しいのですが若い人達の働く機会を増やしたいと思いますし、地元に戻りたいという希望を適えたいと思っています。小さな活動ですが続けています。