活動報告・レポート
2013年6月29日(土)
講演会
打ち合わせ

事務所において、新エネルギー、食品、和歌山市の活性化対策などの打ち合わせを行いました。まず新エネルギーの現状と今後について意見交換を行いました。国の認定を受けているものの事業化が図れていない地点が多く問題になっています。新エネルギービジネスなのか権利ビジネスなのか分からないという問い合わせは以前から多くあり、経済産業省の動きに注目していました。事業化が遅れている地点に関しては規制する動きもあると情報を得ていましたが、次のような報道がありました。

「太陽光や風力などの再生可能エネルギーを広めるために始まった固定価格買い取り制度で、資源エネルギー庁は、国から計画を認められながら発電をなかなか開始しない業者について、合理的な理由がなければ、一度出した認定を取り消す方針を固めた。

昨年7月の制度開始後、認定済みの計画は急増しているが、ごくわずかしか実際に発電を始めていない。高い買い取り価格だけを取得して当面は発電するつもりがない業者が含まれていると見られ、放置すれば自然エネルギーを早く増やすという目的が達成できないと判断した。

制度では、事業者は設備の計画や費用の計算などを見積もって国に申請し、「設備認定」をもらう。前後に地域の電力会社に「送電線への接続」も申請して、ともに認められれば買い取り価格が決まる。」

認定を受けているのに発電事業を開始しない地点の認定を撤回するという報道です。今後は、正しい再生可能エネルギーの普及を進めるために国が動き出すと思います。

続いて和歌山市を活性化させるための方策についての意見交換を行いました。具体的な案があり、可能性を追求することにしました。

講演会
講演会

和歌山市内のバナナモンキースタジオを訪れたところ、世耕内閣官房副長官がスタジオに現れました。スタジオで講演する予定があったようで、折角の機会なのでスタジオ内で話を伺いました。

安倍総理の外交と経済政策について深い話を聞かせてもらいました。米国やロシアとの外交は信頼関係に基づいて進められていることの一端を知ることができました。

またアベノミクスについて地方都市への好景気の循環は何時頃なのかという設問に対しては、「待っていても効果は得られない」という回答がありました。全くその通りだと思います。誰かが何かしてくれると思っているだけで自分は何の行動も起こさないでいると、何も状況の変化はありません。世の中は自分が動くことで果実は得られることが基本です。

自分が考えることも行動することもしないで、誰かが何かをしてくれるのを待っている。こんな姿勢では何も起こらないのです。

国の成長戦略はアベノミクスに基礎として参議院選挙の後に進められることになりますが、地方都市は自分達で自分達の県や市の成長戦略を考える必要があります。和歌山県の成長戦略、和歌山市の成長戦略。それができて地域経済の活性化に向かうのです。

世耕議員は一例として食による地域振興を話してくれました。新宮港を活かして水産加工業により水産物を輸出する産業の計画があります。新鮮な魚と新宮港、そして税関もありますから事業化は可能だと考えての計画です。

新宮市は水産加工の輸出で経済振興と雇用の確保を行うことを目指そうとしています。同じように県や和歌山市の成長戦略が必要です。講演会の後、スタジオの外であった経営者と話をしたところ、和歌山市内のある地域では100年後も賑わう地域にするための取り組みを考えていると話してくれしまた。松の木の並木道を作ることや、学びの地域にすることなどのアイデアです。

自分達でできることから取り組もうとする姿勢は素晴らしいことです。地方自治体に任せたまま、或いは、何も考えないのとでは大きな差があります。

考えて行動することだけが変える力を持ちます。国の成長戦略は参議院選挙の後に実施することになると聞きました。書いていることだけを見ると、過去の成長戦略と大差はないようです。ところが決定的違いがあると話してくれました。その違いとは、実行する事です。書いてあるけれど実行しないのと、実行するのとでは結果が違います。人はリーダーの実行力に期待するものですから、支持率が高い理由が分かるような気がします。

内閣の現在の活動の一部を紹介してもらいとても為になりました。

懇親会

午後7時からは市内福祉施設の経営者と職員さん達の懇親会に参加しました。福祉の仕事は苦労が絶えませんが、社会で欠かせない責任ある仕事です。日頃の緊張感を解いて交流の機会を楽しみました。