平成25年6月県議会定例会も今日と明日で閉会となります。人事案件と意見書の提出などがあり、会派で審議を行っています。
また中小企業振興に係る条例案検討会が開催され、条例案の検討と修正、皆さんからの意見募集について審議を行いました。和歌山県は中小企業の比率が99.9パーセントであることから、県議会で審議を続けているこの条例の目的は次の通りです。
中小企業が本県経済において果たす役割の重要性にかんがみ、中小企業の振興に関し、基本理念を定め、県、中小企業者、中小企業団体、大企業者、金融機関、大学、県議会、及び県民の責務又は役割を明らかにするとともに、県の施策の基本となる事項を定める事により、中小企業の振興に関する施策を総合的に推進し、もって本県経済の持続的な発展及び県民生活の向上に資することを目的にしています。
この目的に即した条例案ができあがりました。平成25年12月県議会での提案を目指して、パブリックコメントの募集を行い、次の9月県議会定例会においても引き続いて検討を行います。
これまでの経緯から、中小企業団体からは大企業との連携や大学との協調、そして金融機関からの円滑な融資を望んでいるように思います。県や大企業からの発注機会が得られることと金融機関からの運転資金などの融資を受けられることを望んでいます。金融円滑化法終了後の融資状況はどうなのか、実態調査の結果は把握していませんが、経営に影響を与えるような事態にならないように、仕事があるのに資金が回らないような資金繰りの支援をして欲しいと思います。
市内企業の方と話をする機会がありますが、月末の資金繰りには大変苦慮しているところもあます。それは、検収や竣工後元請受企業からの入金は翌月または翌々月、それ以降の場合もあるからです。その間の手持ち資金が不足すると従業員さんへの給与支払いを優先させていますから、経営者の収入がない、支払資金不足に陥る場合があるのです。毎月、その繰り返しとなり苦労している経営者が多いと思います。
これらの循環を改善できるように条例案を検討しています。但し、実際は金融機関はプロジェクトファイナンスの審査により融資の有無は決定されるので、この条例との兼ね合いが難しいところです。この点は継続して議論することにしています。
和歌山県の防災について依頼がありました。大災害が発生した場合、都市や道路に影響が発生したとします。その時の対応について協力できる技術があるかも知れないという依頼がありました。有り難い問い合わせです。和歌山県では小売業者やエネルギー事業者との防災協定を締結していますが、より幅広い分野でも防災協定も検討すべきだと思います。この分野について防災対策の協議を行いたいと考えています。
和歌山市内のライオンズクラブの会長幹事会が開催されました。本年度の活動は6月末までなので、現職の任期は残すところ4日間となりました。今日の会長幹事会での意見交換が会長職としての最終の活動となります。多くのクラブでは既に例会を終えていますから、今回は緊張感が解け楽しい会合となりました。
和歌山ゴールドライオンズクラブも先週土曜日に最終例会を終えていますから、公式な活動は最後となりました。最終例会に関して会員の方から、「楽しい例会であった」ことや、「今の会長と幹事の最後の例会なので何としても出席したかったので出席できて良かった」などの意見をいただいています。本当に嬉しいコメントばかりです。皆さんから嬉しい言葉を頂戴できているので改めて幸せな一年だったと実感しています。
来月からはそれぞれのライオンズクラブは新体制に移ります。役員が変わると雰囲気や進行も変わると思います。組織は常にリフレッシュさせることが必要です。役員の一年任期は、社会奉仕を目指す組織の活動を維持するために必要なことだと思います。
会の最後に、ゾーンチェアパーソンからも「一年間、お疲れ様でした」と書かれたケーキをいただきました。感謝の気持ちで受け取りました。ありがとうございます。