活動報告・レポート
2013年6月25日(火)
常任委員会
経営者モーニングセミナー
経営者モーニングセミナー

午前6時30分からの経営者モーニングセミナーに参加しました。先週に引き続いての参加です。このセミナーに参加するためには午前5時30分頃起床し、6時過ぎには会場に出掛ける必要があり、一日の始動がかなり早くなります。そのため普段であれば寝ている時間に一つの仕事を終える感じなので、一日がとても有意義なものになります。何もしていない時間に学ぶ、そして何かを実行することは幸せな一日の基礎を築いてくれるものです。

そして今朝の講和は、岸和田市から久場共見子さんが行ってくれました。今朝は午前5時に事務所を出発して和歌山市の会場まで来てくれたのですから凄いことです。

久場さんのことは知っていると思っていましたが、直接、これまでの生き方をお伺いすると感じ方は違いました。やはり本人と直接話をすることが理解しあえるために必要なことです。

今の時代、不安を抱えている人が大多数であり、現状にも将来にも満足していない様子があると聞きました。この点が大きな問題で、久場さんの自らの生き方を通じて、不安を取り除くことを実践しています。

それは人に喜んでもらえる仕事が最も報酬をいただける仕事であると信じ、働くことで幸せになると伝えているからです。人は出会いと思いによって未来を切り拓くことができます。事業と社会貢献活動を通じて、今も飛躍を続けている久場さんの話に感銘しました。

ところで毎朝、太陽に向かってパンパンと手を叩き、そして手を合わせて感謝の気持ちを伝えていることも知りました。地球上の全ての恵みを与えてくれている太陽に感謝することは一日の始まりとしては最高のものです。恵みを与えてくれている存在を忘れ、私達は不満や不安を抱えています。太陽のお蔭で生きていられる。自然の営みに深く感謝することで、生きているだけで幸せだと思えるそうです。

太陽に感謝、そして食べ物に感謝、周囲の皆さんに感謝。今日もそんな幸せな一日が始まりました。

常任委員会

福祉環境委員会が開催されました。委員会での私の質問項目は以下の通りです。なお当局の答弁については後日、掲載することにします。

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電気自動車の普及活動についてです。和歌山県次世代自動車充電インフラ整備ビジョンに基づいて計画が進められていると思います。平成25年4月の充電スタンドの募集開始以降の応募状況はどうなっていますか。

進捗が芳しくない場合は、計画を進めるための今後の取り組み方はありますか。

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X軸ネットワーク道路には18箇所、川筋ネットワークには20箇所作る計画があります。また県内の主要道路、市町村道を含めて170箇所。目的地充電としては、公共施設、病院、金融機関、駅、空港、宿泊施設などに301箇所設置するとしています。目標の時期は国体開催時期になろうかと思いますが、果たして可能なのでしょうか。推進するための対策はありますか。

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微小粒子状物質PM2.5についての質問です。注意喚起の判定基準として、暫定指針値である日平均値70μg/m3を超えると予測し行うことになっています。しかし県内でこれまで注意喚起を行った事例はないようです。

また環境基準とは、「人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で継続されることが望ましい基準」として環境基本法に定められているもので、PM2.5については、平成21年9月9日に設定されています。ところで現在の日平均基準値の70μg/m3と環境基準との関係はどうなっていますか。

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環境基準の35μg/m3ですが、アレルギー疾患のある人にとっては35μg/m3でも症状が悪化する可能性もあると聞くことがあります。健常者の基準に定めるよりも健康に影響がある人に対する配慮が必要だと感じていますが。測定局のデータ収集や分析についての状況はどうなっていますか。和歌山県のデータも国に提供し分析対象にして欲しいと考えますが、如何でしょうか。

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例えば和歌山市内の測定場所である西保健センター測定局などでは、過去の数値を見ると35μg/m3を超えている日があり、現時点の平均値は目標である年間平均値を超えているようです。健康弱者のために現状の数値の改善が必要だと思いますが、どのような対応が考えられますか。

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耐震緊急促進事業について。建築物の耐震促進が法制化されました。「建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律」は平成25年5月28日に交付され、11月から施行予定です。高齢者施設など避難弱者が利用する建築物のうち5,000m2を越える大規模な建築物は耐震促進が必要となります。これに伴い対象となる福祉施設では耐震診断と耐震補強が必要となります。なかでも耐震診断の結果は平成27年末までに公表することになり、耐震診断を実施していない福祉施設は、利用者から災害への備えが不適格と判断されるなることも考えられます。

そのため耐震診断は必要な措置となりますが、現在のところ和歌山県では民間福祉施設への補助制度はありません。

和歌山県に補助制度がなければ、平成25年度から平成27年度までの間、国単独で補助率3分の1支援が受けられます。もし和歌山県に補助制度があれば国の交付金3分の1に加え、補助率6分の1の追加補助が適用されるので、国の補助は2分の1、和歌山県が3分の1、事業者が6分の1の負担割合となり耐震診断の促進が図られ易くなります。

耐震改修についても同様の補助制度があり、耐震補強が進むことが期待できます。

これら大規模な民間福祉施設耐震診断と耐震補強に向けた補助制度設立の必要性を感じますが、和歌山県としての考え方はありますか。

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高齢者等の見守り活動についてです。平成25年4月から取り組みが始まった高齢者等の見守り活動ですが、現在までの締結状況と活動状況についてお聞かせ下さい。

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一人暮らしの高齢者はどの地域にもいます。自治会などでは見回りもしていますが、個人情報保護の観点から情報がなく見守り活動に苦慮している状況もあります。当初、狙いとしていたさりげない見守りなどの活動の成果は順調に上がっていますか。

県政報告会
県政報告会

午後7時から9時までの2時間、県政報告会を開催しました。今回は南海トラフ大地震の最終報告書に基づいて大切な部分の解釈と和歌山県の対応について説明を行いました。

引き続いて平成27年度開催の紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の開催場所や県民運動について話をしました。

詳細は割愛しますが、巨大地震を極端に恐れないで日常生活を楽しみながら、万が一に備えておくことの話をしました。日常の備えと避難路を見つけておいて、もしもの時は逃げ切ることは大切なことです。でも必要以上に恐れて日常生活に恐れを抱くことは避けたいものです。不安を抱えている毎日は楽しくないからです。和歌山県は海に囲まれて、その恵みを享受しています。一方、海岸線が長いことから津波の危険性があることも事実です。どちらを大切に思うのかで生活は違ってきます。一日一日を自分の生き方で大切に過ごすのか。それとも何十年に一度の災害を恐れて生きるのか。これは極端ですが、できる限りの備えをして毎日を楽しむことが必要だと思います。人それぞれの考え方は違うのでこれが正解ではありませんが、大災害を背後に控えてひとつの生き方の提案をしました。

また平成27年度の次に和歌山県が国体開催県になるのは、40年以上先のことになります。つまり社会を支えている現役世代が和歌山県で開催される国体に参加できる機会は、最後かも知れないのです。そう思うと巡り合った大切な機会となります。冷めていないで、大したことはないと思わないで、わが国最大のスポーツの祭典を一緒に盛り上げ、楽しみたいものです。

以上が県政報告会で話したことの概要です。