午前6時30分からの経営者モーニングセミナーに参加しました。本日は講師として参加することになり「活動を通じて学んでいること」をテーマとして皆さんに思いを伝えました。伝えたい主旨は次の通りです。行動することが社会に役立つことになります。人と会い行動することで学ぶことができます。行動している人が一番学んでいる人だと思いますので、皆さんから得た学びや気付きをお話させてもらうことにしました。
さて多くの人と出会い学んだことがありますが、その多くはコラムに書いています。今回は6つのコラムを資料として配布し、その中のいくつかを基にして話をしました。
一つ目はクリスマスカードについての話です。毎年12月のクリスマスの時期になるとスターバックスからクリスマスカードが届きます。このカードを見ると思い出すことがあります。それは和歌山県内のスターバックスの店舗が無い市で起きた出来事です。当時、市民体育館でイベントを企画していた人がいます。企画内容が決まったのですが、何か物足りません。それは参加してくれた人に感動を与えることだと思ったのです。何を企画すれば感動を与えられるのか。考えた末、市にはスターバックスがないので、イベントに来てくれた人にスターバックスのコーヒーを提供できるなら、きっと感動してもらえると思ったのです。ところがスターバックスが市民体育館に出店してくれる筈はありません。ブランド力、品質、テイストなど、簡単な屋台で提供できる商品ではないからです。しかし担当者は何とか実現させたいと思い、私のところに相談の電話をしてくれました。
最初は困難かなと思いましたが、途中から「何とかなるかも知れない」と思ったのです。それは担当者の企画と熱意、そして私の勘です。早速、スターバックスの知人に連絡をして相談しました。「スターバックスを望んでくれる方がいるのであれば本物のスターバックスを提供できるかどうか検討します」という回答をいただきました。店舗がなくこれまで味わえなかった本物のスターバックスを提供できるとなれば、それは感動体験になります。感動はここで味わえないと思っていることが味わえた時に起こる感情です。非日常体験とも言える市民体育館でのスターバックスの出店はイベント来場者に感動を提供できる筈です。その観点から打合せを行い、結論として市民体育館に本物のスターバックスが一日だけ出店してくれたのです。
イベントに来たお客さんは驚き、出店していること。そして本物の味に感動してくれたのです。このイベントは、従来の出店にスターバックスを付け加えたことから感動体験の場へと変化したのです。
やれないと思っていることでも、やろうという企画書と熱意があれば実現することがあります。感動を与えたいと願う担当者の熱意が不可能を可能にさせたのです。こんな素敵な感動体験の企画に協力できたことは私にとっても嬉しいことでした。
その年以降、現在に至るので毎年クリスマスになるとクリスマスカードが届けられています。カードを見る度にこの出来事を思い出しますし、いつまでも心遣いをしてくれるスターバックスのファンであり続けるのです。
こんな小さな幸せが積み重なると大きな幸せを抱ける人生に変化します。
私はコラムの他にも、平成24年12月から「みっつの出来事」を書き記しています。一日3つ、幸せを感じた出来事を手帳に書くのです。その夜に一日を振り返り、小さな幸せを思い出しながら書くのです。そうすると一日を総括できますし、その一日が何と幸せな一日であったことかを実感できます。私の場合はこれまで、12月から6月までの7ヶ月間、みっつの幸せを残しています。一日3つですから一ヶ月で90個の幸せを感じたことになります。7ヶ月だと凡そ90×7ヶ月として630個の幸せを味わっていることになります。
この体の中に630個の小さな幸せが詰まっていると思うだけで幸せな気分になりますし、事実、毎日幸せを感じています。もし書き記していなければ、昨日の出来事ですら忘れてしまいますし、それだと幸せを実感することはありません。
約半年、三つの出来事を記すだけで630個の幸せが積み重なり、何も書き記さなければ小さな幸せは忘れていますからゼロです。半年で人生の大きな差がつくことを分かってもらえると思います。
突然、大きな幸せが訪れてくれると良いのですが、人生でそんな大きな幸せが不意に訪れることはありません。大きな幸せは小さな幸せを積み重ねることによって生じるものです。忘れてしまうほどの小さな幸せを積み重ねることが人生に幸せをもたらしてくれます。
皆さんも是非、毎日3つで良いのでその日幸せと感じたことを書き記して下さい。きっと人生が変わります。
続けて微差は大差について話をしました。本人でさえ分かるかどうか分からない微妙な差を続けることで、それはやがて大差となります。毎日5分間だけ清掃を続けることは意味を感じないかも知れませんが、続けることで意識が変わり大きな差となって人生を支配するようになります。微妙な差こそが人生に大きな差を作ってくれるのです。最近はこの微差は大差という言葉を気に入っています。毎日、微妙な差を意識して作ることを心掛けています。どんなことでも良いので微妙な差を作ることで毎日に変化が訪れます。その変化が今までと違う自分の人生へと導いてくれます。
今のままで良いなら意識しなくても良いと思いますが、今から次のステップに踏み出したいと思い気持ちがあれば、意識して微差を作ることをお勧めします。微差は大差になることを知っておいて下さい。
全てを書くと相当な文字になるので以下の話は割愛します。その他に話したことは、自分で前例を作ること。責任者と被害者は自分の中に同居しているので責任者の自分として生きたいこと。可能性には二種類あるということ。ひとつはいつか、どこかで、誰かがやってくれることを期待している可能性。もうひとつは今直ぐやる可能性。前者の可能性は永遠に現実のものにならないことを意味し、後者の可能性は将来現実のものになる可能性です。どちからを選択するのかは自分の意思です。
これらのことについて参加してくれた皆さんに約40分間で伝えました。
本当に良い機会を作ってくれた皆さんに感謝していますし、気分良く一日がスタートしました。
一般質問について教育委員会や文化国際課などと打ち合わせを行いました。木曜日が登壇日ですから詰めの段階に入っています。明日一日、最終の打ち合わせを行い、質問内容の修正などを行います。
- 障害福祉に関して依頼があり対応しました。本人は病床で動けなくなっていることから、今後のために障害手帳更新についての相談です。継続して対応することにしています。
- 夕方からは懇親会に参加しました。これからの和歌山市のことについて意見交換を行いました。
- 和歌山ゴールドライオンズクラブ次期会長と協議事項の検討を行いました。とても良い話し合いになりました。