活動報告・レポート
2013年6月13日(木)
松の木
松の木

和歌山城内にある松の木の一部の樹齢が高くなっていることから、元気がなくなっています。松の木を調査するため城内を歩きました。詳しく見ていくと、松の葉が枯れていたり、葉が下向いていたりしている木が存在しています。このまま放置していると枯れてしまうことになります。若い木は幹に害虫を侵入させないのですが、老木になると元気がなくなるので害虫を侵入させてしまいます。そうならないために樹木自身に元気を取り戻すことが必要です。

松の木

そこでニードル農法により弱った樹木の元気を回復させる取り組みの実証をしています。すでに奈良公園などの松の木を回復させているように実績をあげています。松の木や桜の木のツボにネジを打ち込むことで電位を高めます。電位が高くなると地中の水分を吸い上げる力が増すなど、若い樹木の状態に戻ることになります。養分や水分を吸い上げる力が増すので、結果として樹木内に養分が行き渡り元気が回復するのです。不思議なことに最初に電位を測定した時よりもネジを打ち込んだ直後の方が数字は上昇しています。明らかに電位に違いがあり、樹木の力が回復していることを実感することができます。樹木が元気になっているかどうかは数値化して見ることはできませんでしたが、電位測定器を使用することで樹木の回復度合いが明確になります。

松の木

複数の松の木にニードル農法を試してみました。施工直後でも電位が高まりましたが、数か月後に測定すれば更に効果が上がっていると説明を受けました。定期的に効果の測定を行い松の木の元気を再生したいと考えています。

本日調査した松の木の中には、推定ですが樹齢400年を超えるものがあり、時代からすると和歌山城を豊臣秀吉が支配していた時代にまで溯ります。当時の城主が松の木を植えたと思うと、時間が戻ったような気になりました。400年以上も和歌山を見守ってくれた貴重な松の木です。これかも人間の世代を超えて生き続け、元気な木として生きて欲しいと思いました。

和歌山城内から見る景色は変わって行きますが伝統と文化を保護しようとする人の気持ちは変わりません。そして松の木や桜の木をじっくりと見る人を癒してくれるのが、長い年月を生きているこれらの木々です。木と会話することはできませんが、心が通うことがあるような気になりました。松の木の電位が高くなると、そこから「元気になったよ」という声が聞こえてきそうです。

和歌山城や和歌の浦にある松の木が全て再生すると素晴らしい景観になります。活き活きとした景観は人の気持ちを活き活きとしたものにしてくれます。

また果実にニードル農法を施工すると、糖分や増えたり果実が大きくなる、そして種が小さくなるなどの効果が期待できます。杉に施工すると花粉が飛びにくくなる効果が期待できると聞きました。杉花粉は杉の木が子孫を残そうとする本能です。杉の樹齢が高くなると子孫を残すために花粉を飛ばすようになるのです。

松の木

松の木を見ると葉の生い茂っている若い松は葉が上に伸びています。しかし樹齢の高い松の木の葉は下を向いていました。そして子孫を残すために枝には松ぼっくりがたくさん生っていました。樹木自身が元気になると子孫を残そうとする本能が薄くなるため、花粉や松ぼっくりが少なくなると教えてもらいました。

暑い中、一緒に城内を歩いてくれた皆さんに感謝しています。結果が出る時を今から楽しみにしています。

打ち合わせ

一般質問に関する打ち合わせを行いました。私の登壇予定は平成25年6月20日の木曜日の一番、午前10時からとなっています。質問項目を洗い出しているところです。通告は6月18日なので、週末にかけて絞り込むことにしています。

その他
連合和歌山の政治学習会

連合和歌山の政治学習会に参加し、今年の夏の参議院から導入されるネット選挙について学びました。