活動報告・レポート
2013年5月28日(火)
県政報告
人材育成

人材育成について話し合いました。企業にとって人を育てることは大きな課題であり投資でもあります。企業は人が支えていますから、人の能力を高め活かすことが経営課題にもなります。人に投資をすることが将来とも企業が発展していくことにつながります。

しかし人材育成の効果はなかなか表れてくれません。それは基礎教育を施したとしても、その次に応用力という気付く力が必要になるからです。気付く力とは経験や感性などその人固有の能力に左右されるもので、マニュアル化や定型化が難しいものです。基本的なことはマニュアル化できますが、感動を呼ぶサービスや応対はマニュアルを飛び越えたものである場合が多いのです。

東京ディズニーランドやスターバックスなどの感動物語にある事例は、全てマニュアルを超えたサービスや応対をした結果得られたものです。それらと同じ事例は再び表れることはありませんから、これらを参考にして自分が次の感動をお客さんに与えられることを思わなければ応用力を発揮できません。

その前にその気がなければお客さんに感動を与えることは無理ですから、その気になってもらって気付く力を磨くことが現場における人材教育です。ですから人材を育成するには時間が必要とるのです。一ヶ月や数ヶ月で効果が表れると期待しない方が良いのです。一ヶ月や数ヶ月で効果がでる人材教育は最低限のサービスレベルを身に付けられる程度です。感じが良いとか行き届いていると思ってもらえるレベルであれば、マニュアルに記載されている基礎力さえあればできると思いますがそこからがスタートなのです。

スタートラインに立つところまでできたら人材育成は終わりだと思っていると、全国レベルの他の同種の店舗に敵いません。全国で勝ち抜いている店舗は基本的なことは身に付いています。そこに加え各店舗に優れたリーダーがいてアルバイトの店員さんを含めて指導や研修を行っています。

リーダーを育成すること、スタッフを育成すること。その両方が求められることです。リーダーシップのある人材は育成することが難しく、その資質がある人を見抜くことが肝心となります。リーダーには厳しさと共に協調性と明るさ、周囲を陽気にさせる雰囲気などが必要です。明るさという資質は天性のものがあり、お店を任せられるリーダーを配置するには、それを持っている人を見つけなければなりません。そして専門家とリーダーが人材育成に努めることが求められるのです。

研修と現場での実践、そしてリーダーによる気付きの指導などがあって企業の人材育成になるのです。人材教育の専門家の皆さんと、企業にとって大切な人の話を交わしました。

いじめの問題

学校におけるいじめの問題に関する協議を行いました。いじめの問題は線引きが難しく、どこまでエスカレートするといじめによるものかの判断が難しいのです。いじめによる被害という結果が出てから対応するのでは時期的に遅いので、早い段階で気付き解決するための行動を起こす必要があります。初期対応と継続的な対応の両方が求められます。

ただ関係者の中には問題を表面化させたくないという意識が働く場合もあるようです。そんな時問題は潜在化してしまい、表面的な問題はないとしても水面下で問題が成長しているのです。学校も家庭も生徒である子どもの変化に気付くことが大切なことです。気付く力とアドバイスできる力が教育者や保護者には必要なのです。

本日はある問題の被害者のお母さんと会って話をしました。辛い出来事や悩んでいる姿に接し、何とか今の精神状態から開放することを願わずにいられませんでした。悩みの大きさから一週間に一度のカウンセリングを受けていることを知りました。いじめの問題を解決できないで時間が経過していくと、保護者まで精神的に衰退してくるのです。継続的被害とも言える状況に陥り、誰かが入らなければ心配な状態が続くことになります。

教育現場においては、決して隠す、誤魔化す、伏せるような対応をしてはなりません。まず表面化させて早期に、そして被害者のことを思って真面目に対応することが必要なのです。いじめが発生した場合の対応の難しさや悩み以上の問題への対応など、言葉で表せないものに大きなものに気付きます。

早く平穏な日が訪れるような対応をしたいと考えています。

県政報告
県政報告

午後7時から9時30分まで県政報告会を行いました。お仕事などでお疲れの中、参加してくれた皆さんに感謝しています。今日のテーマとして平成26年度政府要望について説明しました。平成25年度が始まったばかりなのに、もう平成26年度に向かっています。政治は短期的課題への対応と中期的課題に向けての取り組みが必要です。今を良くすることと、将来への期待を抱いてもらえることが必要なことです。

平成26年度の取り組みに関して、海洋エネルギー資源の活用や空き家への対応を中心に取り上げました。空き家への対応に関しては、空き家バンクを設立してはどうかという意見が提案されました。自分たちがこの世からいなくなった場合、古民家活用を図るため、その家を行政機関に登録しておいて、その時が来たら誰かに貸し出して利用してもらうという制度です。都会に出ていってしまった子ども達に賃料が入りますし、空き家が古民家として利用されるので対策としてはユニークで面白いと思います。

このように県政報告の中から意見や提案が出されると報告会は楽しくなります。

県政報告

いつも県政報告会で心掛けていることは、日頃知らない話題を説明すること、ひとつでも役立つことや将来の期待を感じてもらうこと、そして笑顔で報告会を締め括ることです。今日も笑いと笑顔で部屋が充満して終えることができました。笑顔で帰宅してもらうことが一番嬉しいことです。笑顔になるためには将来に期待を感じてもらうこと、分かり易い説明にすること、発言してもらって会話を成り立たせることなどが必要です。これらを考えた報告会にしていますが、皆さんの県政への関心が高く、また笑顔が明るくて素敵な皆さんだったことから楽しい県政報告会にすることができました。

また紀淡海峡大橋の計画や津波対策、大雨対策などへの質問がありました。

その他

メガソーラー計画について協議を行いました。再生可能エネルギーの買い取り期間も期限があると思われます。潜在性のある地域で未活用の場所の活用について意見交換を行いました。