片男波において地引網イベントに参加いたしました。快晴の海岸に約250名が集まって地引網とバーベキューを楽しみました。和歌の浦の海での地引網は春から夏にかけての風物詩であり、週末になると京阪神からの団体で賑わっています。子ども達も参加してくれたこのイベントを楽しみました。冒頭挨拶をさせてもらいました。
おはようございます。快晴の中、地引網を楽しめることを嬉しく思います。日頃から皆さんにお世話になっていますが、今日も参加させてもらっています。いつも政策研修セミナーなどで県政報告をさせてもらっているのですが、今日はご家族の皆さんも参加されていることから関係ある少しの部分について話をいたします。平成27年度の紀の国わかやま国体に向けて身近な所の道路が整備される計画があります。第二阪和道路、京奈和自動車道、高速道路の南進など、また和歌山インターチェンジに至る神前地域の県道も便利になります。それ以降、平成30年度には和歌山南インターチェンジも設置される計画があり、道路網が整備されて行きます。
このことで仕事や生活面での利便性が高まり、私達の生活が快適につながることになります。このような県政の動きについては引き続いて政策研修セミナーやなどの機会を通じてお届けしたいと思いますので、引き続きましてよろしくお願いいたします。今日の地引網イベントは安全に気をつけて楽しんで下さい。ありがとうございます。
午前中、地引網イベントを楽しみました。
片男波にある八の字公園内の公衆トイレは和歌山市で一番きれいな公衆トイレだと思います。12年前から地元片男波自治会か当番で清掃と管理を行っています。一年間、一日も欠かさないで清掃と管理をしているのです。勿論、大晦日や元日も当番の人はトイレの清掃を行っているのです。その成果があり常にこのトイレは清潔に保たれていますし、模範的な公衆トイレとして名高いのです。
知事がトイレ大作戦を計画しているのもこの公衆トイレの存在があると思います。トイレを設置してからの課題は管理をすることにあります。清掃と管理の体制が十分に整うことが公衆トイレをきれいに維持するために必要なことです。
トイレを地域の皆さんで清掃と管理を行い清潔に保つことは、地域の安全を確保することにもつながります。公共のトイレ施設が常にきれいに保たれ管理が行き届いていると犯罪は起こり難くなると思うからです。壊れた窓を放置していると犯罪が起こりやすくなるように、地域内の公衆トイレをきれいに保っていることは、地域の安全確保にもつながるものです。地域力が高いと安全性も高まると思います。
さて先日、東京の人が和歌山市を訪れました。この方は12年間中国で仕事をしていた人なのですが、日本の看護士の資格を希望する中国人女性二人と和歌山市を訪れました。和歌山市を訪れた理由は、ケ小平と松下幸之助との関係に興味があり、日中の関係維持に努めた松下幸之助が生まれた和歌山市とはどんな地域なのかを知りたいと思って訪ねてくれたものです。
松下幸之助の生誕地を訪れた三人は、そこに設置されている公衆トイレの汚さに驚き、郷土の偉人の生誕地を疎かに扱っている和歌山市の印象を悪くしました。トイレは汚くてにおいを発し、とても使用する気持ちにならないばかりか、松下幸之助が泣いていると思ったそうです。和歌山市の地域力がこの程度だったのかと落胆して、帰路につく前に国の名勝指定である和歌の浦を訪ねたのです。
そして偶然立ち寄った八の字公園内の公衆トイレを見て、今度はそのきれいさに驚きました。同じ和歌山市内の公衆トイレなのに、これほどの差があることに驚いたのです。そして「和歌山市の印象は悪かったのですが、片男波の公衆トイレを見て印象は随分良くなりました」ということです。公衆トイレは地域力を図る役割があります。観光地は食事が魅力のひとつですが、食べることと排泄は一体のものです。排泄する施設を清潔に保っていることが観光地の底力であり、地域力を示すものです。
幸い片男波の公衆トイレを見てくれたので、和歌山市の地域力は決して低くないと思ってくれたのですが、立ち寄ってくれていなければ、地域の偉人松下幸之助生誕地の公衆トイレでさえ粗末に扱っている和歌山市の地域力は相当低下していました。
トイレは地域力を図るものです。清掃と管理は十分に行い和歌山市の印象を高めたいものです。
そして片男波自治会では日本一の公衆トイレを設置している倉吉市を訪ねることにしています。倉吉市はトイレをまちの総合力を高めるものであると認識に立ち、日本一トイレがきれいな市を目指しているようです。来週のトイレの視察結果を聞くことにしていますが、公衆トイレを見に行くツアーを挙行するのですから、トイレが行政の力を図る定規となり観光資源にもなりそうです。公衆トイレだけを見に行くユニークなツアーの成果に期待しています。
お昼の食事を取りながら打ち合わせを行いました。項目は観光資源としての和歌山市にある友が島、和歌山城を初めとする公衆トイレについてなどです。和歌山城の観光案内所前の公衆トイレは毎日、午前に一度だけ清掃しています。観光バスで和歌山城を訪れた人を最初に迎える施設がこのトイレですから清潔に保っています。ところが清掃が一日一度だけなので、午前中に大型の団体が入ると、トイレが汚れてしまう場合があります。午後の観光客は、そのトイレを使用することになりますから、印象は如何なものかと思いました。観光バスで和歌山城を訪れた人が最初に接する和歌山市の施設が公衆トイレの可能性がありますから、何としても常に清潔に保って欲しいところです。
そして花見のシーズンは終わりましたが、和歌山城内にある公衆トイレの中に男女供用のトイレがあります。観光地のトイレで男女供用のトイレは、今時珍しいものです。平成25年度予算で改造する計画になっていますが、和歌山城内のトイレにしてはみっともないものです。観光都市と呼ぶには現状では恥ずかしいトイレだと思います。
また友が島に若い人が観光で来ていることを知りました。これまでは比較的高齢の観光客が多かったようですが、構成が変わってきています。迷路のような島であり、映画の撮影などで使用されていることから、若い人たちの興味を誘っているようです。これは良い報告を聞かせてもらいました。
フラメンコスタジオにおいてフラメンコライブを鑑賞しました。スタジオライブは踊りと演奏が間近で見られるので迫力が全く違います。飛び散る汗や息遣いも感じられるので、動きが直接伝わってきます。息を整えてから、次の動きに踏み出す瞬間は、迫力と緊張感が漂います。切れの鋭さとダイナミックさが同居するフラメンコを楽しみました。
それにしてもこの日のために費やした時間を思うと、このライブの素晴らしさを感じます。ライブは形が残らない一瞬で消える芸術です。一瞬のために技術と精神を磨く、そして練習を続けるので観る人に感動を与えるのです。
消えてしまうからこの程度で良いとは芸術家は思わないと思います。消えていくものだけれども心と記憶に残るようなテクニックを施しているのだと思います。個人的には、それは強く優しくというものだと思います。人は強いものに憧れ、優しいものに惹かれます。その二つを伝えてくれたのが今日のライブでした。優れた芸術は人の生き方と良く似ています。強く優しくが生き方の基本だと思っていますが、それを短い踊りに凝縮しているものが今日のフラメンコです。
時間と共に消えてしまった踊りと演奏ですが、いつまでも心に残るものになりました。こんな素晴らしいライブを鑑賞できるのですから、今日は和歌山市の文化に満足しています。