活動報告・レポート
2013年5月18日(土)
PTA総会
後援会役員会

午前11時から12時まで後援会役員会を開催しました。今年2月に桐章会を開催して以来の役員会となります。年度末と年度初めの二ヶ月期間が空きましたが、皆さんに集まって協議事項を話し合ってもらいました。全員が揃ってくれたことで元気な気持ちで活動ができます。

次の後援会活動は8月の懇親会を実施することです。実施する日時を決定し、場所と規模は事務局で詳細を詰めることにしました。また後援会の運営体制についても話し合い、これからの活動を発展させることを話し合いました。

また冒頭、平成25年3月議会の一般質問の内容について報告いたしました。和歌山南インターチェンジと公教育でのいじめの問題を中心に報告しました。役員の皆さんからも教育問題について意見の提議がありました。学校内でのいじめや体罰は表面化させなければ対応が難しいところがあります。橋下大阪市長が桜宮高校で体罰の問題に関して、教育予算を停止するという姿勢を打ち出して対応したケースがあります。実権と予算を伴わない対応ではこれらの問題に対応し解決を図ることは難しいのです。権限のある者が現場に意見をいい、隠し事があるとすれば予算配分を考えるなどの措置が必要です。

またいじめや体罰では被害者が存在しています。被害者が存在しているのに加害者や学校が事実を認めないで責任回避をする場合もあり、解決に向けて進展が捗らないことがあります。問題意識を持ち誰か動く人が必要なのです。当事者だけで解決を図ることは難しいのは、人が関わるどんな問題でも同じです。第三者が仲裁に入ることや早期対応が必要となります。またクラブ活動において体罰かそうでないかの見極めは難しく、信頼関係があれば問題にならないこともあります。クラブ活動においては強くなりたいと思う先生と生徒の信頼関係が基本です。和歌山県大会を勝ち抜くことや全国大会を目指す目標があり、一緒に目指そうとしていると信頼関係で結ばれ厳しい練習にも耐えられるのです。

教師経験者から現役時代の話がありました。かつて全国大会出場を決め、大会まで一ヶ月前の時点で練習をしていた時のことです。選手が風邪をひいて監督に練習を休むと申し出がありました。監督は「学校に来ているのにクラブは休むのか」と聞くと、「今日は体調が悪いので練習ができません」という答えでした。そこで監督は「全国大会の試合の時に風邪をひいたら試合に出ないのですね」と尋ねると、「全国大会であれば風邪をひいても試合に出ます」という答えでした。「では風邪をひいた時に試合をすればどの程度、戦えるのかを確認するためにも練習をしないといけないね」と答え、選手は体調が優れなくても練習に参加したのです。

また別の選手の一人が足首を捻って練習を休みたいと監督に話がありました。監督は「足首を捻って練習ができないのですか。仕方ないですね。では全国大会の試合で足首を捻った場合は試合を棄権するのですね」と言うと選手は「試合であれば別です」と答えました。

監督は「足首を捻っても棄権しないのであれば、その足首の状態でどこまで戦えるのか練習で確かめておかないといけませんね」と言いました。その選手も足首に痛みを感じながら練習を行ったのです。

この事例を出して「今なら通用しない理屈です」と話してくれました。通用しないかも分かりませんが、先生と生徒、監督と選手の信頼関係があり、全国大会を目指すという共通の目標があったことから選手は厳しい練習を耐えたのです。

人間としての信頼関係があることがこの問題を考えるに際して重要な視点となります。

PTA総会
PTA総会

星林高校のPTA総会が開催されました。平成24年度の活動報告と決算、平成25年度の活動計画と予算、そして新年度の役員体制について提案があり、議案は全て可決されました。私はPTA副会長として1年間活動をすることになりました。

引き続いて「今どき就活事情」の話を聞かせてもらいました。正社員とフリーターでは生涯年収が著しく違うことや、会社に入って3年以内に辞めると、次の仕事が見つからないことなど、現在の就職事情について学ぶことができました。3年で辞めると社会人としての実績は認めてくれないし、実力がないと看做されてしまいます。セカンドキャリアに向けて全く評価されないのです。卒業と同時に正社員として就職し、3年以上のキャリアを積むことが社会で認められる第一歩となります。

現状があり目標がある。その差を埋めるために勉強を行うのです。現状で良いと思ってしまうと時間が経過するだけで、どこにも辿り着きません。何もしなければなりたい自分との距離は縮まりません。目標を掲げ、今の位置からの差を埋めることが成長につながるのです。まず正社員として就職することを目指し、そこに到達するために必要なことを自分で埋めていくことが社会で認められる社会人になるために必要なことです。