活動報告・レポート
2013年5月8日(水)
議会報告会
例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ例会に出席しました。早いもので、本年度の例会も残すところ今日を含めて4回となりました。次回は献血例会、その次は模擬例会、そして最終例会へと続きますから、通常の例会としては最後となります。

例会での挨拶は次の通りです。

例会出席、ご苦労様です。例会前に幹事さんと事務員さんと話していたのですが、この場所での例会は今日が最後になります。模擬例会は慣例により次期会長と幹事さんが進行することになりますから、挨拶も最後の機会となります。

一年が経過するのは本当に早く感じています。昨年7月に新しい会長と幹事として例会の運営が始まりました。経験が乏しい会長と幹事でしたが、皆さんから温かく見守ってくれたことで1年間を無事に終えようとしています。

今振り返ると、もっと楽しい例会にするための工夫やアクティビティにすることができたと思うこともあります。メンバーの皆さんに楽しんでもらえることをもっと企画しておけば良かったと思うこともあります。しかしとても充実した1年間でもありました。

勿論、任期は6月末までですから、最後までやり通すことは当然のことだと認識していますが、区切りとなる例会になるので、メンバーの皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。アクティビティのことで議論を交わし、時には激しい議論に発展しましたが、結果としてメンバーがまとまったように感じています。

先の10周年記念式典は成功のうちに終えることができましたが、準備と運営、そして司会までもメンバーで担ってくれたことで、楽しい式典になりました。ご苦労をお掛けしましたが、みんなでやり遂げたことで良いクラブになっていると感じています。できることであれば、一日でも長く、一年でも長く、同じこのメンバーで例会やアクティビティを実行したいと思います。このメンバーでこれからも同じライオンズクラブで活動を続けたいと思っています。

大きな式典を達成したとこでクラブとして成長できたと実感しています。個人としてクラブとして成長できたことは大きな経験として、いつまでも残るものです。

そして連休中にこばと学園との共同農園でサツマイモの苗を植えました。5月に植えたサツマイモが11月になると収穫できることになります。今から半年かけてサツマイモは成長していきますが、私達のクラブもこれからも同じように成長していきたいと思います。新体制になっても楽しく、そして今と同じメンバーで、例会もアクティビティも行えることを楽しみにしています。

これまでの協力と支えてくれたことに対して深くお礼申し上げ挨拶といたします。ありがとうございます。

以上が挨拶です。そして例会の中で地区年次大会出席の報告を行いました。決議事項や次期ガバナーを初めとする三役体制の報告に続いて、元東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督の話の中から、ひとつだけ紹介しました。

プロ野球のシーズンが始まっていますが、このシーズンは読売巨人軍が好調です。好調の要因はキャッチャーの阿部捕手が成長しているからだと話してくれました。元々阿部選手は一流の選手ですが、ある経験を基にして一段と成長を遂げたそうです。その経験はWBCであり日本シリーズです。人は大きな舞台を経験することで飛躍的に成長することができます。今よりもレベルの高い舞台を一試合でも経験することで、人として成長できるのです。そんな教訓を得ることができました。年次大会にわがクラブから参加した4人はそれぞれ感じたことが違うと思いますが、私はライオンズや社会人として通用するこの話が印象に残りました。

私たちも機会があれば、より大きな舞台に参加することで成長を遂げたいと思う次第です。参考にしてもらえると幸いです。

以上が例会での私からの報告です。

議会報告会
議会報告会

夕方からは議会報告会をさせていただきました。議題は平成25年度予算の概要と、子育て支援の取り組みと安全と安心の政策についてです。持ち時間は1時間だったことから、予算の考え方と安全と安心、挑戦の政策について説明いたしました。

その前段として憲法についてと経済対策についての所感を話しました。国の経済対策は和歌山県の予算と公共事業に深く関わっていますから、総括的に説明することで理解が深まると思ったからです。

また憲法改正の問題が報道されています。改憲でも護憲でも皆さんの考え方が違いますから正解はありません。それぞれの価値観で判断すべき問題なのです。しかし憲法の主旨で一番大切なことだけ伝えます。条文ではなくて憲法とは何かということです。憲法とは権力者に対して権力の行使に歯止めを掛けるために存在しているものです。つまり主権者の私達を権力から守ってくれているものが憲法です。憲法は主権者に何をしろとは命令していません。全てが権力者に対してわが国の主権者に対して果たすべきことを定めているのです。

議会報告会

権力は時として暴走しますし横暴になります。それに歯止めを掛けているのが憲法ですから権力者の都合が優先されてはいけません。主権者の意思や意向を取り入れる必要があります。改憲でも護憲でも同じ考え方が基になります。ですからその主旨を理解していれば改憲でも護憲でも、自分で判断すれば良いことになります。参議院選挙後は憲法改正の問題がもっと活発に議論されることになります。私達は主権者の一人としてどんな価値観を選ぶべきか考えていきたいところです。

そして経済対策です。和歌山県にとっては公共工事が増えている現状は歓迎すべきことです。仕事が増えることで会社が潤います。その結果、従業員の給与が上がり地域での消費が増えます。消費が増えると地域経済は動き出しますから、またモノが売れることになるという循環が形成されることになります。

和歌山県は99.9パーセントが中小企業ですから、公共工事は有効な経済対策なのです。そのため道路や橋梁の予算が増えていることで、和歌山県経済が上向くことが期待できるのです。公共工事は無駄なものではありません。第二阪和道や高速道路延伸、阪和自動車道の有田と御坊間の四車線化、京奈和自動車道など、新規に建設する工事と、道路や橋梁などのインフラの老朽化に伴う補修工事も必要なものです。これらの予算が配分されて工事に着手できている現状は明るい兆しになっています。

議会報告会

ただ地方公務員の給与がカットされていることは反対です。地方公務員は和歌山県にとって大企業の従業員のような存在です。ですから給与カットは消費を下げる効果がありますから公共事業など経済対策をしているのに反対の動きになっているのです。

私は地方公務員の給与削減には反対していますし県議会でも話をしています。何よりも働いている人の給与を、国から地方交付金というひと括りにしていることは血が通わない考え方です。人を大事にすることが経済の本質のひとつでもあります。お金は人が幸せになるために使うものであって、そうならない使い方は良くないのです。

以上の切り出しで報告会を進めました。子育て、学校でのいじめ問題への対応、子どもの通学路の安全対策と防災対策などを説明しました。参加してくれた皆さんに感謝しています。

その他
  • 新エネルギーに関しての協議を行いました。和歌山県内での動きは少ないため県外の案件について検討をしています。
  • 屋外広告物に関しての現状の話し合いを行いました。津波の高さの表示など電柱広告や屋外広告物の果たす役割は大きなものがあります。安全と安心対策のひとつとして活用することも一つの案としてあります。今後の検討項目として考えています。