活動報告・レポート
2013年5月1日(水)
政策協議
政策協議

これから打ち出す政策に関しての打ち合わせを行いました。政策立案と行動による具体化を目指しての協議です。ひとつは新エネルギーについて。県民の皆さんの太陽光への期待は大きく、事業者は条件があるものの和歌山県内でメガソーラーの適地を探していますし、今日は家庭用太陽光発電について問い合わせが多くありました。エネルギーコストは事業者にとっても家庭にとってベースとなるコストですから、支出を抑える意味でも安定させて欲しいという要望があります。関西では5月1日から改定電気料金となりますから、エネルギーコスト意識が高まっています。その分、新エネルギーへの期待は大きくなっています。太陽光発電や洋上風力発電に関しても適地があると思われるので検討している事業者があります。他府県の計画では洋上に相当数の風力発電設備を設置するところもありますから、和歌山県内での可能性はなくはありません。

また芝生を活用した地滑り対策についても協議を行いました。和歌山県内で2年前の台風12号被害によって熊野地域を中心に地滑り被害が発生しています。同じ自然環境になった時、同じ災害を繰り返さないためにも対策が必要です。土木工事も実施しているところですが、強い芝生を活かした地滑り対策も検討できます。津波被害のあった東北の地域での取り組みもあり、それらの経験を和歌山県にも導入して未然対応を行えないかどうか協議を行いました。

水耕栽培による農作物の生産性向上についても協議しました。現在研究中の技術があり、TPPに対応するため攻める農業して活用できないものかどうか話し合いました。研究施設と生産農家、そして企業のマッチングにより取り組みを進められる可能性はあります。第一次産業を成長産業にするための組み合わせを検討しています。

いずれもこれからの取り組み次第で県内に活力を生み出す可能性を秘めていると考えています。関係者と連携しながら一つでも動かしたいと考えています。

ビジネスモデル

ビジネスのやり方にいて話を伺いました。パワーストーンについてのビジネスです。ある方がパワーストーンの輸入代理店を行っていました。ブームでもあり売り上げが伸びましたが、代理店なので価格の不安定さと、欲しいものを必要な時に必要な量を入手することに難しさを感じていました。産地の人と直接話しも取引もできないことから、直の情報が入らないので販売に鮮度が欠けていました。

そこで直接取引をする方が品質を自分で確かめられ価格交渉もできることから、渡米したのです。最初は相手にされませんでしたが、取引に必要な資金があったこと、熱意が通じたこと、そしてどの代理店よりも高い価格で買い取ることなどから、産地と直接取引に成功しました。その結果、安定して商品が入手できるようになり、価格も低下させることができました。何よりも直接交渉できる関係を構築したことで、他の産地との取引にも発展していきました。横に繋がりができていったのです。

そうするとより多くの種類のパワーストーンが入手できるようになり、品質と価格の安定にもつながりました。売り上げが伸びていき事業は拡大していったのです。

この経営者はこの事業を会社責任者に任せて、自らは要請によりビジネス界からの講演依頼に対応することになりました。成功経験を講演することによって益々売り上げは伸びていきました。

一つのビジネスモデルを紹介してくれましたが、ここで学ぶべきことは自ら行動することでチャンスは訪れることと、予期しない展開につながっていくということです。最初から産地と直接取引ができるとは思っていませんでしたし、横に広がりを見せるとも思ってもいませんでした。ですが一つが動き出すことによって周囲は好転していくのです。積極性のある動きはその周囲に波及します。ビジネスの機会が拡大することは必然なのです。

縮こまっているようでは事業展開は図れません。世界に飛び出すくらいの行動力を持つことで事業は広がり次の展開に向かうのです。今では海外に向けてのパワーストーン販売につながっているようです。