活動報告・レポート
2013年4月30日(火)
お茶
お茶

夕方から茶道の先生の教室を訪ねました。連休中に一度来て下さいと話をいただいたので、言葉に甘えさせてもらって訪問いたしました。日本の伝統である茶道の先生の話は学ぶことばかりです。一つの道を究めた人の考え方や行動力は特筆ものです。思考や行動には甘えがなく自分に厳しく、そして本気でいて欲しい相手にも厳しい姿勢があります。発展途上の人に対しては厳しさが必要です。最初から甘やかしていると成長できないことを知っているからです。

道というのは型から入ります。基本を習得するまで徹底的に基本ばかりを真似ることになります。その過程で不満が発生するのですが、師匠は基本が形成される時を待っているのです。生徒さんは、もう自分は基本ができていると思うのですが、師匠から見るとそうではありません。その意識の差が不満となってくるのです。学び始めた時の気持ちを忘れるのが慣れてきた時期です。慣れてくると基本ができているのに先に進んでくれないと不満を感じるようになるのです。

しかし慣れてくるのと基本が確立するのとでは全く違います。試しに師匠や先輩から始めるのではなくて、基本ができていない生徒が一人で所作を始めようとすると、もたついて上手く行かないのです。それは型が身についていないからです。考えなくても流れるような所作ができるようになると、基本ができていると思っても良いのです。見本がなくても流れを作るのは難しいことで、何度も繰り返さなければ基本はできません。

不満を感じている生徒に対しては厳しく指導することになるのです。そんな時期、生徒さんは先に進まないことに対して師匠に対しても不満を感じることがあります。決して褒められたものではありませんが気持ちは分かります。そのから脱皮できる生徒さんが残っていくようです。

流れるような所作とは心が入っていることです。おもてなしの気持ちがあれば、型は自然と出てくるようです。どうすれば気持ち良く過ごしてくれるのか。日常から離れて安らぎを感じてくれるのか。そんなことを思いながら所作を行うと、極めて自然な動きになります。師匠はその心を持っているので、生徒さんに対してはその道の本質を伝えようとしています。形だけで心が入っていなければ道にはならないからです。

本日の会合もお茶をいただき、たくさんの茶菓子などもいただきました。先生の教室に来ると常におもてなしの気持ちで出迎えてくれるので心が気持ち良くなります。今日も最高レベルのおもてなしで迎えてくれて、気持ち良く送り出してくれました。これが道だと感じることができました。

このように、道を極めた人との話は勉強になります。そして道には限りもゴールもありません。どこまでも突き進んでいくのが道なのです。信じた道を歩いている先生の姿は清らかで正しいものだと感じます。信じた道を歩けるのは素晴らしいことで、「時々来て下さいね」という言葉に甘えさせていただき、心に迷いが出た時に訪問させてもらいたいと思っています。

下見

会合を予定している場所の下見を行いました。会合で大切なことは雰囲気、食事のメニュー、懇親時間の制約などです。下見を行った会場はそんな条件を満たしているものでした。食事の味と量が良ければ満足してもらえますし、会議と懇親会を併設して行う場合は、同じ会場でありながら二つの会場の顔が必要です。会議の雰囲気と懇親会場の雰囲気を持った会場であればベストです。それらが確認できたことから、ここで会合を実施することにしました。お忙しい中、メニュー案の打ち合わせや会場作りに対応していただいたオーナーに感謝しています。

その他
  • Nさんが嬉しい要件で訪問をしてくれました。昨年に着手していた案件が無事に終えることになり、結果報告を兼ねて来てくれたものです。こうした要件は嬉しい限りで、聞いているだけで幸せになります。引き続き協力できることは協力する旨を伝えました。
  • 和歌山市内の事務所の状況に関して話し合いを行いました。市内から事業所の撤退が多いため、収益性と活性化のために空き室を埋めるための取り組みをする必要があります。決まった方策はありませんから賃貸条件の整備や人脈が必要です。立地条件、耐震性、駐車場などが入居してもらえるための重要な条件となっています。